沖縄県竹富町が発注した水道施設整備事業の入札を巡り、特定の業者に予定価格などの情報を事前に漏らした疑いが強まったとして、沖縄県警捜査2課は13日にも、官製談合防止法違反などの容疑で、西大舛高旬町長らを逮捕する方針を固めた。
13日午前7時半ごろ、石垣市内の西大舛町長の自宅に捜査員が訪れ、任意同行を求める様子が確認された。西大舛町長は捜査員の申し出を受け、捜査車両に乗り込んだ。
捜査関係者によると、13日中にも西大舛町長の自宅や竹富町役場などを家宅捜索する方針で、特定業者との癒着の疑惑に捜査のメスが入る。県警は情報漏洩の際、町長と業者との間で金銭の授受などがなかったか、慎重に捜査を進める方針。
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