精選版 日本国語大辞典「教誨」の解説
きょう‐かい ケウクヮイ【教誨】
〘名〙
① 教えさとすこと。
※済北集(1346頃か)一三「師也不レ倦二日夜之教誨一」
※雑話筆記(1719‐61)上「殊に先年教誨を蒙り候以後は」 〔書経‐無逸〕
② あやまちを悔い改め、善にかえらせるために、教誨師が囚人を教えさとすこと。
※監獄法(明治四一年)(1908)二九条「受刑者には教誨を施す可し其他の在監者教誨を請ふときは之を許すことを得」
③ 技術や知識などを教えること。
※舎密局開講之説(1869)〈三崎嘯輔訳〉「予の教誨せんと欲する所の二学」
きょう‐け ケウ‥【教誨】
〘名〙 =きょうかい(教誨)
※垂髪往来(1253)三月日「但閣二高才之提携一、到二小量之教誨(けうケ)一之条」
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