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「病の利得」

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ヒプノセラピーで病気などの利得を探っていく時、その利得に気付いた後すぐにその幻想を手放す方もいれば、分かっても尚しがみつこうとする方もいます。それはご本人の自由意思に委ねられるものですが、しがみついたところで根絶できていない問題の核は、すぐにイキイキと蔦を絡ませ、自らの首を絞めていきます。

どうやら私たち人間の潜在意識(気高い魂)は、健全、均衡、調和へと向かおうとする持って生まれた衝動と本能があるのでしょうね。自分が自分を真から救おうとしない限りその苦しみは続きます。

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「ソマティックヒーリング」
 
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ヒプノセラピーの病気へのアプローチには様々な方法があります。基本は病気になった原因と目的を知ることです。潜在意識は全て分かっています。それどころか潜在意識が作り出しているのですから病気の目的を理解した上で、その要因となっている潜在意識の中に潜んでいる観念を解放していきます。けれどそれもご本人が望めばです。
病気は得てして利得を持っていることがあるからです。病気になる
ことで、ある問題から自分自身を守っていたり、他者からのアテンションを獲得していたり。
健全に自分自身を表現できない、健全なコミュニケーションがとれ
ない等といった傾向がどこからきているのか?自分自身に向きあい、その過去の自分から脱却していく意思と覚悟がなければ、いつまでたっても癒されることはありません。誰かが、何かが、自分を救ってくれるわけではなく、自分を癒せるのは、まぎれもなく自分自身であり、それは自己の内に存在する神でもあります。

けれど自分に向き合う気持ちさえあれば、ヒプノセラピーはとても
有効な手段になります。何十年と自分を苦しめてきた観念からスピーディーに解放されます。潜在意識の書き換えによって、病気以前の自分以上に豊かさを手に入れることができます。
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「ペインコントロール」

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 人の体には、モルヒネの200倍ともいわれる自然の鎮痛剤・エンドルフィンを作る能力があります。長く続いた苦痛を和らげる時などに、脳から放出されるといわれています。例えば妊婦さんが分娩の際に体験する健忘状態も、このエンドルフィンの影響です。


 しかし、ガンなどの強い痛みを有する病や怪我などには意識的に痛みを軽減する手段として「ペインコントロール」という方法が用いられることがあります。


 明日から5日間オーストラリアへ、ホリスティック医療を施す施設やクリニックを視察してきます。その中でも、メルボルン郊外のヤラ・バレーにあるイアン・ゴウラ―・キャンサーヘルプセンターの訪問は特に興味深い所です。

 

オーストラリア行きが決まり、さっそくゴウラー氏の著書『私のガンは私が治す』を読みはじめ、私が、まず、食い入るように読んだのは「痛みは苦しみではない」というところでした。読み進めるうちに、目からうろこが落ち、自分にとっての「常識」(条件づけられたこれまでの記憶)が、一枚一枚ベールを剥ぐように剥がれおちていきました。


 例えば、頭痛がする。それはただの体の症状にすぎないと、ゴウラ―氏はいうのです。「痛みそのもの」はただの感覚で、それだけで「つらい」ということはない。痛みは不快な刺激、何かがおかしいという注意信号で、それに気づき適切な行動を起こせばいいと。
 ほとんどの場合、「痛みそのもの」を感じていることはまれで、心理的に色づけされ、増幅された苦痛を知覚しているのです。痛みから派生する不安、心配、そして恐怖。私たちは幼いころから、長い間社会から、痛いことはつらいことだからそれを避けるように条件づけされて育ってきました。
 痛みは、感情抜きに受けとめる。痛みに左右されない姿勢を学ぶ必要があるようです。痛みが「苦痛」でないとすると、どうやってそれを体の感覚だけにすることができるのか?私は目を皿にして読み進めました。

 

通常、体から痛みという信号を受け取ると、その部分の筋肉は収縮し、全身が緊張で硬くなります。それはストレスになり、何も対処しなければ緊張状態が続き、さらに苦しみが増していきます。ここで「ペインコントロール」が必要になります。


 「痛み」について読み進めていると、偶然か、左こめかみがズキズキと痛み始めました。しめしめ、ペインコントロールを試す絶好のチャンスです。まず深い呼吸を繰り返し、全身をリラックスさせていきました。 まだ、ズキズキという痛みはあります。最初に、痛みを感じている部分に意識をフォーカスして、痛みの様子をじっくりと観察します。どんな色、どんな形、痛みがどんな風にそこにいるのか、可能であれば、できるだけ具体的にイメージします。


 そして、痛みを感じている部分とその周辺の筋肉を意識して弛緩させていきます。「波紋のように心地良さだけが全身に広がっていく」という自己暗示を与えながら、安らかな湖面に波紋が、美しく広がっていくさまを体内にイメージし、力を抜いて、抵抗をなくして、ただただ、緩めていくのです。


 するとどうでしょう!瞬く間に「痛み」が消えて無くなったのです。感覚は残っています。けれどそこに「痛み」という不快な刺激はなくなっていました。穏やかな心地良さだけがそこに残りました。

 これが「ペインフリー」という状態です。とても単純なことでした。いつもと違う状況が起きていることを知覚して、その感覚を受け入れ、ただ緩めるだけでいいのです。急がず、慌てず、驚くことも、騒ぐこともなく、ただ受け入れ、力を入れず、リラックスするのです。するとエンドルフィンも放出され、状態は楽になっていきます。

 陸上選手として活躍し、獣医でもあったゴウラー博士は、25歳の頃に骨肉腫で右足を切断、そして再発、余命2週間と宣告されます。そこから瞑想、食事、人間関係などさまざまな療法や生活環境の改革を試み生還した人物です。


 私の将来の夢も、心身の病で苦しむ方々が、生きる力に目覚め、人生に穏やかさと豊かさを手に入れるお手伝いをしていける環境を作ることです。イアン・ゴウラ―博士ご自身にお会いするのが、本当に楽しみでなりません。

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「信頼を取り戻そう」

0552.JPG「では、上の歯2本と下の歯2本をぬいたら、また来てください。それから矯正に入ります」

これは以前、長男を矯正歯科へ連れて行った際に、歯科医から言い渡された診断でした。私は血の気が引き(*_*;長男もびっくり(@_@;) なんか違う!何かが間違っている!!それが私と長男の実直な感想でした。セカンドオピニオンを訪れても、同じことを言われました。それが現代の歯科矯正標準治療なのかもしれませんが、見た目美しい歯並びを追及する、あまりにも無神経ともいえる乱暴な施術方法に、疑問を感じた私は、ほとぼりが冷めるのを待ち、今日目黒にありますホリスティックな診方をしてくださる歯科を訪れました。

先に結論を申しますと。本当に行ってよかった!そして歯を4本抜かなくてよかった!です。

一本の歯が全身の"歯車"を狂わせる事にもなりかねないんですよね。どうしてホリスティックな診方をしない医師は、簡単に歯を抜くことをすすめるのでしょうか?かみ合わせがどれほど全身に影響を与えるか、プロであるなら経験上無視できないことだと思うのですが・・・。

我が長男は、若干前歯が大きく(チャーミング)、ゆえに少し前に出ています。けれど歯科矯正も当たり前になりつつある現代の一般的な価値観から見ると、きちっと整列した歯が優等生で、そうでなく少しでも逸れていると劣等生で、できそこないの失敗作のような見方をされるのはどうしてでしょうか。私たちは、小ぜわしい情報と知識に踊らされていないでしょうか?

本日診察してくださった先生は、歯だけではなく全身のバランス(ホリスティックな観点)から診てくださり、背骨を触ったり、仙骨に手を当てたり、また全身を透視するかのような視線で眺め、、、どうして前の歯が若干出ているのかという説明をしてくださいました。

長男は仙骨が少し前に出ているようで、それに連動して左背骨が少し出ていて、そしてまた前歯を少し出すことによって全身のバランスをとっているようです。それが良いとか悪いとかではなく、そうやってバランスをとっているのだから、そこに手を加える必要などないというのです。私の説明は十分ではありませんが(^_^;)先生の説明は素晴らしく説得力がありました。何よりも先生のおっしゃっていることが直感的にワクワクするのです。

ちゃんと必要なことは身体が潜在的にやってのけているんですよね。人の身体は宇宙ですから、それぞれオリジナルで完璧なバランスを保ちながら調和しているわけです。

もし宇宙の大いなる意図によって与えられた歯(創造されたもの)を4本もぬいてしまったら、いったいどうなっていたことでしょうか。彼はとたんにバランスを崩し、それこそ歯車が狂い、宇宙の自然な軌道から逸れた部分を穴埋めするために、他の不調を生み出したに違いありません。

歯科だけではないですよね。私は不妊治療や出産に関するヒプノセラピーも行っていますが、日々感じることは、もっと自分の潜在的な能力を信頼してもらいたい!ということです。不必要な医療介入がかえって本来の力を奪っています。これを語りだすとまた長くなりますので、いずれ・・・。

何か変?!と思ったら、やめる勇気を持ちましょう。

posted by masumi /ホリスティック医療comment(7)


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