ガン、潰瘍、喘息、偏頭痛、アレルギーなどの多くの病気には、心理的要素が働いていることが知られています。免疫システムと中枢神経系の間には密接なつながりがあるため、中枢神経系に影響する慢性の心理的ストレスによって免疫システムが傷つき、人は病気になりやすくなってしまうのです。

身体の中に蓄積された過去のトラウマや感情が病気の直接的な原因となることもあります。例えば多くのガン患者さんは、ガンを発病する前に無力感、絶望感を感じたことがあると言われています。それがガンを発病する土壌を作り、問題を解決する努力を放棄し諦めてしまう結果、体内の免疫組織が影響を受け、さらにそれが体内のホルモンバランスを崩し、異常細胞を発生させることになるのです。つまり生理的にガンを発病するに相応しい環境を作ってしまうということです。

または、抑圧された副人格（サブパーソナリティー）が対応処置や休息などを求めて病気にさせることもあります。
重病を患うとか死を選ぶということが、抱えていた絶望感、無力感から脱却する抜け道として考え、解決不可能な問題から逃れる唯一の方法として選択するようになるのです。そのほとんどは無意識のうちに行われます。
一方人生をリセットする大きなチャンスにも成り得ます。

トラウマを取り除くことで、抑圧されたサブパーソナリティーを満たし、慢性的に積もり取り除けなかった緊張を軽減することができ、心と身体を楽にすることができるのです。

多くの催眠技法と対話型プロセスを通して、病気のプロセスを作り出している潜在意識下の誘因に、クライアントさんが取り組める支援をします。クライアントさんが病気の裏にある意味を探ることができるように手助けをします。

ステップ

• 健康で、幸せで、活動的で、自分が望む生活を送っているところを視覚化してもらいます。幸福な生活とはどのようなものなのかを想像できるように手助けします。
• 症状が見られる身体器官や部位を「部屋」とみなして入り、そこにいる人や物事（感情、人物、記憶など）を確認します。
• 問題のある身体部位を人とみなし語りかけます。その身体部位が記憶や感情や人間関係などを教えてくれます。
• 病気の本体と対話をします。その病気本体がどのようにクライアントさんに役立っているのかを明らかにして、他にとる道がないかを探ります。
• 病気を必要とするクライアントさんの分身と対話し、病気に代わる方法を探し出します。
• 病気の本体が一番はじめに身体に入り込んだ時点にクライアントさんを退行させます。その出来事を再体験し、それを書き換えたり、救済したりします。
• 同じような感情や経験を作り出したことのある昔の出来事（前世での経験など）に戻ります。
• 病気が人生の目的にどのようにかかわっているかについて（特に先天性欠損症について）、受胎前契約を調べます。今世の課題など。
• 顕示行為について調べます。裁こうとする自分自身との対話と許し。
• いつも幸せな思い、達成感、癒しのプロセスを常に症状に植え込みます（アンカリング）。感覚的なアンカーとして、クライアントさんに症状がみられる部分に触れてもらい、インナーヒーラーがいることを思い出してもらいます。

月曜～金曜　(土・日・祝・振休・夜間は原則として施療をお受けしておりませんが、お受けする場合もありますのでご希望の方は予約状況をお確かめください。）

ソマティックヒーリングの場合、あらゆる角度から病の誘因を探り、様々なアプローチを行うためにも、数回の継続的なセッションをお勧めしています。セッション回数は個人差がありますので、一度のセッションですっきりされる方も少なくありません。