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ヒプノファーティリティーとは?

ヒプノファーティリティとは、妊娠したいと望んでいるのに妊娠できないカップルが、自然に妊娠できるような心と身体の状態を作り上げるために考案されたヒプノセラピーのプログラムです。

妊娠できない理由が分かっている場合もありますし、不明な場合もあります。どのような場合でも、ヒプノファーティリティでは不妊状態にあるカップルを自己催眠法やリラクセーションや呼吸法を用いてリラックスさせ、心と身体を妊娠可能な本来の自然な状態に戻していきます。

また、体外受精のような人工的な懐妊手段を選ぶ場合でも、ヒプノファーティリティを併用することにより妊娠成功率の上昇が見込まれます。

ストレスと自信の無さが不妊に影響を与えます。妊娠しない状況が続くとカップルは自然な形での妊娠を諦めて医療の助けを借りる必要があると考えるようになります。強いストレスにさらされている職業に携わっていると妊娠しにくくなるということもあります。

トランス状態とは自然に導かれたリラックスした集中状態のことです。潜在意識に暗示を与えることの出来る心と身体の状態です。潜在意識に植え込まれた思考や感情が私たちの行動や選択に影響を与えます。またホルモン分泌量などの肉体的な働きにも影響を及ぼすのです。

ヒプノファーティリティはこの状態を利用して望ましい変化を作り上げるのです。セラピー中は自分をしっかりとコントロールできていますので安全でリラックスできて楽しい経験となりえるのです。

ヒプノファーティリティはストレスを減らし自信を育てることを目指しています。クライエントさんの中に自己管理の意識を植え込み、自然に妊娠したり、医学的な治療を受けている方も妊娠に成功する可能性を最大限に伸ばす効果が望まれます。

ヒプノファーティリティでは妊娠に向け以下を目指して心と身体を調節していきます。

  • ストレス(これが不妊の主要因)を緩和する
  • 妊娠を妨げている感情的・心理的要因を解放する
  • 自信と自覚を強化する
  • 自然に妊娠できるという信念を回復する
  • 自己コントロールと自我を強化する
  • 医学療法との併用で妊娠成功率を高める
  • 本来備わっている妊娠能力を高める
  • 肯定的で元気な受胎・妊娠に必要な考え方を身につける
  • 妊娠し分娩まで妊娠状態を保つ能力を開発する
  • 健康状態を最大限にするために必要なライフスタイルの変更を支援する
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ヒプノファーティリティーの科学

通常の不妊治療では身体の機能に焦点を当てます。表面化した身体機能の異常に対処しようとします。表面化した身体機能の異常の裏にあってその異常を作り出している感情的・心理的要因の存在を見過ごしているようです。

ストレスが不妊の主要因のひとつであることは広く知られています。不妊症の20%は原因不明(医学的検査で説明できない)と言われています。

ヒプノファーティリティは心と身体に向き合う方法論です。その前提には心の状態は生理学的なプロセスと相互に関連しあっているという考えがあります。

私たちの思いや感情はすべて身体反応と強く結びついています。例えば、緊張すると汗が出たり動悸が激しくなったりします。身体は私たちが考えることのすべてに反応しているのです。

ヒプノファーティリティでは妊娠を妨げている思い込みや固定観念を探り、それを新たな思いや考えに変え、恐れや感情的な障壁を取り去り、より役立つ志向パターンを築く方法を学びます。

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原因不明の不妊

病院で「説明不可能な不妊」と言われて戸惑うカップルが多いようです。もしも病院でそのようなことを言われたらそれはグッドニュースだと思ってください。

不妊の原因がわからない、ということは、妊娠しない生理的・器質的な理由が見当たらないということです。つまり、身体的な問題が無いということが医学的に証明されたということです。あなたは不妊症なのではなく、まだ妊娠にいたっていないだけのことなのかもしれないのです。

近年、不妊問題を扱ったマスコミ報道が増加しており、不妊に対する医学的介入の必要性が盛んに喧伝されています。赤ちゃんを産むのが簡単でないということが常識となって来つつあるのは不幸なことです。妊娠したいと切望するとすぐに医学テストを受けようとする女性が増えています。これのみでも自然な妊娠を阻害する要因になりうるのです。

現在では35歳以上の女性の妊娠・出産はハイリスクと見做されています。しかし、この20年間で40歳以上の女性の出産は50%も増えているのです。ハイリスクという言葉を聞くだけでも女性は感情的に反応し、既に高まっているストレスが更に高じることになるのです。

解決されることなく残った否定的な感情(自己否定、過去のトラウマ、虐待、堕胎後の罪の意識等)はすべて妊娠の障害となりえます。このような問題で生じたストレス、妊娠できないことによるストレス、医学的検査や治療が与えるストレス、世の中のスピードについていけないことからのストレス、等はすべて交感神経系に影響を与え、「闘争・逃走」反応を引き起こします。

「闘争・逃走」反応は有史以前からのもので人間が危機に直面した時に、局面を打開するために身体を身構えさせるのです。つまり、戦うか逃げるかどちらかの反応を取ろうとし、闘争か逃走のどちらかに関与する身体部分にだけ身体のエネルギーが振り向けられ、生存するために必要となる身体部分を強化しようと努めるのです。

心拍数も上がり、血流を増やして、「闘争」か「逃走」に必要な身体部分を補強するのです。防御機構に関与していない身体部位の働きは停滞してしまいます。

残念ながら、生殖機能は最初にその影響を受けてしまうのです。消化機構も免疫機構も同じです。現代においても人はこの反応を保持しているのです。ストレスによってこの反応が起こります。身体がストレスを感じると心と身体のバランスが取れなくなり、身体の異常を作り出すのです。そのひとつが原因不明の不妊です。

ヒプノセラピーはストレスを解放して心と身体のバランスを回復するうえでとても有効な方法です。妊娠に必要なホルモンの分泌を正常にするための必要不可欠な心と身体のバランスを取り戻すことが妊娠につながっていくのです。


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ヒプノファーティリティのセッション説明

ヒプノファーティリティは4回~6回のセッションで様々な技法を利用して行います。

初回のセッションは、まず面談から始まります。これまでの妊娠歴、流産、不妊治療、妊娠に対する考え方や、妊娠を妨げている感情的要因となっているかもしれない妊娠・出産・親業に対する信念や固定観念を探ります。

すべてのカップルの経験と事情は皆違うので、施療内容もそれぞれのカップルのニーズに沿って組み立てられます。

カップルでのセッション、もしくは個人でのセッションが必要となるかも知れません。セッションでは自宅で行うエクセサイズの練習も行います。

ヒプノファーティリティ個人セッション

月曜~金曜
(土・日・祝・振休・夜間は原則として施療をお受けしておりませんが、お受けする場合もありますのでご希望の方は予約状況をお確かめください。)

<初回>
時間:3時間<午前の部>午前10時00分~午後13時00分
料金:¥30,000(税込)

<継続>
時間:3時間<午前の部>午前10時00分~午後13時00分
   2時間<午前の部>午前10時00分~正午12時00分
      <午後の部>午後14時00分~午後16時00分
(継続の施療時間はクライアントさんの選択)
料金:3時間の場合¥30,000(税込)
   2時間の場合¥20,000(税込)


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ヒプノファーティリティの有効性が専門家によって証明されています
http://www.hypnofertility.com/science_of_fertility.htm

○イスラエルのエリャーフ・ルビタス教授が185人の女性を対象とした研究によると、催眠を用いることでIVF治療のインプラント成功率が2倍になったことが報告されています。
http://www.ourjerusalem.com/news/story/news20040824.html

○ゲイル・ピーターソン博士は身体中心催眠と呼ばれる技法を開発しました。同博士によると母親が高度な不安状態にあると妊娠出産の正常化に影響を与えると報告しています。
http://www.insightdirectory.com/index.php?/Table/Articles/

○アリス・ドマー博士は、カウンセリングとヒプノセラピーのような心と身体を扱う療法によって不妊に関わる問題を取り除くことが出来るとしています。1999年に米国女性医学協会誌に掲載された研究によると、不妊治療プログラムを受けた132人の女性のうち42%がプログラム終了後6ヶ月以内に妊娠したとの報告がされています。
2000年に発表された研究では心と身体の不妊治療プログラムを受けた女性の55%が妊娠(プログラムを受けなかった対照グループでは20%が妊娠)したことが報告されています。ドマー博士は自己催眠を含む心と身体の療法が妊娠を阻害するストレス緩和に役立つとしています。
http://www.conceivethepossibility.com/research/

○心理生物学の専門家として著名なアーネスト・ロッシ博士は、人の遺伝子は受胎可能な準備状態にあり、催眠暗示によってIL-1、C-fos、CYP17といった特定の染色体を特定の順番で活性化すると考えています。
http://www.ernestrossi.com/ernestrossi/keypapers.html

○リスボン(ポルトガル)の応用心理学協会のカタリナ・ハーシェンハウザー博士を中心とする研究チームによると、父親になりたいと願っている男性は自らのテストステロン(雄性ホルモン)が適切な時期に(女性パートナーの月経周期に合わせて)分泌されるように調節しているとの報告をしています。

○不妊治療にヒプノセラピーを用いている臨床心理学者のエリザベス・ミューア博士は、催眠が視床下部に影響を与えるとの報告をしています。視床下部は脳の基底部にある中枢神経で、脳下垂体とリンクして身体のホルモンの流れをコントロールしています。視床下部はストレスに敏感で、感情と身体の橋渡しとして働き感情的なメッセージをホルモン分泌に影響を与える身体反応に転換すると考えられています。ヒプノファティリティのプログラムは自律神経系のバランス調整を行い、視床下部とホルモン分泌に良い影響を与えて妊娠を助長します。


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