サンダーＶ 上乗せＶフラ前兆Verの巻き
これはメーカーとは完全に無関係ですよ

このバージョン、現役時代は打った事が無く、数年前に伊丹のスロゲーセンで打ったのが最初で最後。

内部仕様を知っていたか、推測して実践していた人は、
最大限に連荘を獲得可能で、知らない人と結構な差をつけられる仕様だったので、
ボッタクリ店以外だったなら、 知ってた人は相当おいしかったでしょうね。

　Ｖ１の裏側掘って貼り付き虫。（匠の仕事）

起動時にメインＲＯＭも使用するので、ちゃんと正規の赤ＲＯＭも必要です。
プログラム的には３号機以前のユニバちっくな圧縮を採り入れた為に全面的に書き直して有りますが、
重複する無意味な処理があったり、もう少し圧縮出来た所が残ってたりしてちょっぴり残念賞。
というか、仕込みのゲタ基板は全領域使用可能な優秀タイプで、正規走行範囲外にも多少処理が存在するのだが、
空き容量はまだたっぷり残っており、空き容量を稼ぐ必要は無いので、
解析を面倒にする為だけに圧縮した可能性が高い。
（テクニックとしては確立された手法だが、解析する場合は面倒になる）

ゲタに搭載されたROMやＩＣ類の型番は削られてましたし、
外観ではROMの1番ピンがどっちかも分からなくしてありました。

本来、日の目を見る事など想定していない筈の（日の目を見ないように裏に隠しているんだからね）、
半田付けされたCPUの裏に隠れている部品に対してここまでやるって事は、
デッドコピーされる事も多かったんでしょうね～

この当時の空気が、時を越えても何となく伝わります。

前兆を伴わない正規抽選によるボーナスと、前兆を伴う可能性のある上乗せ方式によるボーナスで構成。
意図的な連荘を構成するのはＢＩＧのみで、ＲＥＧは小役。

基本仕様は「初当たりボーナスとコイン持ちを削った、BIG連上乗せタイプ」です。
上乗せはボーナス回数ではなく、高確率ゾーン（プレー数変動型）で、連荘ゾーンでのボーナス回数は０回も有りえる。
尚、 天井は存在せず、設定６のみ正規抽選BIG確率が削られていないお祭り設定となっています。
　

まずは通常抽選のボーナス確率から。

「通常時」の小役、ボーナス中の小役は、リプレイ以外（1/9に削られてます）ノーマルと共通ですが、
小役補正用の減算値は全設定共通で93に下げられてますので、コイン持ちは悪くなってます。

また、前兆中のみボーナス確率０、小役の確率が高確・低確共通の特殊な状態になります。

前兆中の確率 (ボーナスは無抽選)

わざわざテーブルを新設して作った割に、これといった特徴が無いので
打ち手には何も伝わらないが、例えば2チェの確率を1/4位にするとか小役確率に特徴を持たせていれば、
さらに面白い台になったのではないかと思う。
※前兆演出抽選に当選したプレーでは強制ハズレがセットされますので、トータル確率は表をさらに下回ります。

　

３枚がけ

ボーナス未成立

ＢＩＧ高確率中以外

前兆中以外

以上全てを満たす時、1/1024の抽選を行い、当選するとＢＩＧ高確率ゲーム数振り分けに進みます。

高確率ゲーム数振り分け

３枚がけの時のみ、ＢＩＧ高確率ゲーム数が0になるまで1/8でBIG上乗抽選を行います。
但し、当選してもすぐには成立せず、平均10ゲームの前兆後にBIGが成立します。

前兆中は特別な扱いとなっており、前兆当選後の2ゲーム目と4ゲーム目に1/2でＶフラッシュ演出を抽選、
6ゲーム目からは前兆をパンクさせる1/4抽選を行い、これに当選したら次ゲームにBIGが成立します。
よって、前兆プレー数は不定です。

また、この高確率ゲーム数は通常時の３枚がけ以外の時や上記前兆中は消費されませんが、
ＢＩＧの小役ゲーム中だけは毎プレー無条件で減算されるので、
上乗せ成立が確定する前兆を伴ったＢＩＧ中のハズシは厳禁です。

ＢＩＧ高確率の１ゲームの価値は40枚程度にもなる為、1プレーでも早く3回JACｉｎさせたい所でした。
ノーマルと同様にハズシで多少獲得枚数を増やせるのは、意図的な罠だったんですねぇ…
（JAC中は減算されません）

まぁそれでもＢＩＧ一回で平均11.235ゲーム消費してしまうので、100ゲーム高確の場合で平均５連程度となります。
※JACinを含め、ボーナス中の確率はノーマルと同一。

　２種類搭載してます。

　設定変更すると、高確率や前兆はクリアされますが、電源OFFではクリアされません。

※Ｘ、Ｙ、Ｚは、２BETボタンがあるなら、全てBET関係のボタンである可能性が高いです。
少なくとも、レバーと清算ボタンではありません。

　 動作させてみないと分からない事も残りましたが、
概ね解析出来ました。
バージョン違いがあるそうですが、これのどこがどう変わったのか見てみたいものです。

★以上★