【GarageBand】iPhoneだけで歌ってみたをミックスする方法。

初めてミックスするという人、スマホで歌ってみたを始めてみた人「とりあえずスマホで歌ってみたを始めてみたけど、なかなかうまくいかないな」

そういった悩みに答えます。

本記事では、下記の内容を解説しています。

  • GarageBandで歌ってみたをミックスする手順(ピッチ修正〜マスタリングまで)
  • iPhoneで歌ってみたを録音するのに使えるマイク(予算10,000円くらい)

現在の私はミックス歴5年ほどです。
また、ミックスした曲は下記ツイッターでリツイートしています。
最近のものはツイッターモーメントにまとめました。


実際にこの方法でミックスした音源は、以下のツイートから聞くことができます。

使用させていただいた音源:Calc. OneRoom様 https://piapro.jp/content/zdnilujz4qwor8b8?ref=pc_watch_description
歌:黒音(Twitter:@rone_sugar) https://twitter.com/rone_sugar
ミックス:うにお(Twitter:@Uniuniomix)https://twitter.com/UniunioMix

1、GarageBandで歌ってみたをミックスする手順

GarageBandは、iPhoneで無料ダウンロードできるアプリです。
今回はこのアプリを使って、歌ってみたのミックスをする方法を解説していきます。

1-1ミックスするための準備

歌を録音し終わったら、先ずミックスを始めるための準備を行いましょう。

先ずは録音した歌・カラオケ音源にかかっているエフェクトがあれば、すべてオフにしましょう。

エフェクトを切ると、録音された本来の歌の状態を知ることができます。
歌の状態を正しく知ることは、良いミックスをするために必要不可欠です。

やり方は簡単です。

カラオケ・歌、それぞれトラックを選択し、パラメーターを表示させ、プラグインとEQのなかにあるエフェクトを全てオフにするだけです。

左にあるボタンが全てグレーになている状態にします。

できたら、いちど通して録音した歌を聴いてみましょう。

基本的なチェック項目は下記のツイートにまとめています。

1-2ピッチ修正をする

それでは早速ミックスを始めていきましょう。

先ずはピッチ修正です。

ピッチ修正は歌ってみたのミックスをする上で、最も重要と言える行程です。
ちゃんと録音したのに「歌がオケになじまない」となっていしまう原因のほとんどがここにあります。

まず、GarageBandでピッチ修正をするためには「楽曲のキー」を知る必要があります。
楽曲のキーとは、簡単にいうとその楽曲を構成しているスケールのことです。

楽曲のキーを調べる方法はまた別の記事で解説する予定です。グーグルで「楽曲名 キー」で調べたり、「曲のキーを調べる」などで検索してみましょう。

では、GarageBandでキーを指定する方法を解説します。

設定(右上の歯車のボタン)→ キーと進み、調べたキーに設定します。
今回の楽曲は「F# メジャー」に設定しています。

曲のキーに追従はオフにしておきましょう。

歌を選択して、左上の方にあるマイクのボタンをタップするとエフェクトコントロールの画面が開きます。
その真ん中にある「Pitch Contorol」というノブが、GarageBandのピッチ修正をする機能です。

ノブが一つしかないので簡単です。

だいたい下の画像くらいの位置に合わせれば、いい感じになるみたいです。

さらに右に振っていけば、ケロケロも可能です。
GarageBandでのピッチ修正は、また詳細を記事にする予定です

1-3歌の音量を調整する

ピッチ修正がうまくいっているか確認するためには、まず音量のバランスを調整してみましょう。

音量のバランスの”めあす”は、再生した時の緑のゲージが歌とオケがだいたい同じくらいの音量か、ほんの少し歌が大きいくらいです。
普通は歌の方が音量のブレが大きいので、だいたいの平均値をオケに合わせましょう。

この時、音の大きな方を下げて調整するようにしましょう。

この時点である程度、歌がカラオケに馴染んでいます。
もし「あまり馴染んでいないな」と思ったら、ピッチ修正がうまくいっていないと思います。
もしかしたらメロディーが間違っているかもしれません、気になった箇所を歌い直してみましょう。

1-4コンプレッサーとEQをかける

音量を調節しただけでは、ほとんどの場合、オケに比べて歌のパワーが不足しているように聞こえます。
コンプレッサーとEQを使うことで、オケに負けないボーカルを作ることができます。

おおまかにいうと、
コンプレッサーは歌に太さを
EQは歌に抜けや張りを与えます。

先ずはコンプレッサーです。

準備の項目で解説した、プラグインとEQの項目からCOMPRESSERのタブを開いて調整していきましょう。
この時、ピッチ修正のときに見えていたCompresserのノブではなく、プラグインとEQの項目から調整しましょう。

色々項目が出てきますが「Ratio、Attack、Gain」は、下の画像に合わせれば良いかと思います。
歌に合わせたテンプレ設定です。

「Ratio、Attack、Gain」の設定が終わったら、残った「Compression Threshold」と「Mix」を調整していきましょう。

まず「Compression Threshold」ですが、調整は簡単です。

一旦、右に全部振り切ったまま、歌を再生します。
この時、聞く場所はサビなど、一番声が大きくなるあたりを使うと良いでしょう。

そして再生させたまま、少しずつ左に動かしていきます。
左に動かしていき、少し歌の音量が小さくなるポイントを探しましょう。
そこが正解です。

次に「Mix」についてですが、これは好みでいいです。
自分が良いと思ったところでOKです。めあすとして、60%から100%の間で調節するのが良いかなと思います。

さて、コンプレッサーをかけたら次はEQです。

同様にプラグインとEQの項目の中から、VISUAL EQを選択します。
正直、ミックスを始めたばかりの方にとって、このEQは最適です。

EQの画面に移動したら、左下の方にある「Analyzer」のボタンをタップしましょう。
そして歌を再生すると、歌の情報を目で見ることができます。

まずは、緑のポイントから調節していきます。
この緑のポイントを使って、一番出っ張っているところを削りましょう。
細かく考えず、出っ張っているように見えるあたりを思い切って削ってみましょう。

この時、横軸で0〜200あたりの部分は無視してOKです。

次に、紫のポイントを調整していきましょう。
ここのポイントを使うことで、滑舌をよく聞こえさせることができます。

5Kくらいのあたりにポイントを合わせ、少しずつ上げていきましょう。
滑舌がオケに負けず、しっかり聞こえるようになったらOKです。

最後にオレンジのポイントですが、歌の場合は基本的に触らなくていいと思います。
楽器などを触るときは有効だと思います。

参考画像では少し下げていますが、それは緑のポイントで削った部分をさらに削っているような状態ですので、あまり意味はないですね。笑

さて、この段階で、もう一度、音量調節をしましょう。

手順は、歌の音量調節で説明した通りです。

音量を調節してみても、「まだ歌がオケに負けてしまっている」と感じたら、OVERDRIVEを使いましょう。
設定は以下の画像の通りです。

OVERDRIVEを使用した場合は、再度音量を調整しましょう。

1-5リバーブをかける

リバーブは歌に奥行きを出してさらにオケになじませる効果があります。(かけすぎ注意)

プラグインとEQから、Track Reverbを選択し、以下の画像を参考に設定してみましょう。

さてここまでくると、だいぶよくなってきたと思います。
次は最後の仕上げです。

1-6音圧を調整する

音圧を上げるのは音を大きくする他に、音源を聴きやすくするという効果があります。

音圧を調節するために一度曲を書き出しましょう。

次に、書き出した音源を、新たにプロジェクトを作成して読み込みます。

読み込んだ音源に対して、コンプレッサーをかけましょう

「Ratio、Attack、Gain」の設定は下記の画像を参考にしてください。

「Compression Threshold」の設定は、歌と同じやり方で大丈夫です。
「Mix」の項目は、60〜80%の値で調節してみましょう。

最後に少しだけEQをかけましょう、

やり方は歌と同じで出っ張っている部分を削ります。ただしここでは少し控えめに行いましょう。

参考は以下の画像です。

さて、ここまできたらゴールは目前です。

あとは読み込んだ音源のボリュームを上げるだけです。

GarageBandの出力には、リミッターという機能が搭載されています。
音源のボリュームを上げて、音圧を上げていきましょう。

音量は大きければ良いというものではありません。

既存の楽曲などをMusicアプリで再生して、それを参考に音量を合わせてみましょう。

さて、これでGarageBandを使ったミックスの解説は以上になります。

2、iPhoneで歌ってみたを録音するのに使えるのマイク「予算10,000円」

ここからは、iPhoneでの歌い手活動をより充実させるために、あると便利なマイクを紹介していきます。

はい、以前私はこのようなツイートをしました。

とんでもないことをツイートしていますね。笑

しかし、真実です。

私は加えてこのようなツイートもしています。

見ての通り、ノイマンのU87Aiというマイクです。

そしてお値段「¥296,780 税込(2020年1月時点)」です。
買えますか? ちょっと、いやかなり厳しいですよね。

以上のツイートを踏まえて私は、以下の点でお勧めできるマイクを紹介します。

  • 予算10,000円くらい
  • 見た目が良い
  • 信頼できるメーカー

以上です。

あ、みなさんマイクを買う前にインターフェースも買いましょう。

こちら、TASCAMという老舗メーカーが出している、モバイルインターフェースです。

TASCAM マイク ギターインターフェース iPad iPhone iPod touch用 iXZ

見た目も白で可愛いです。

では、私のお勧めするマイクをざっと紹介します。

SHURE ダイナミックマイク ボーカル用 XLR・フォーンケーブル付属 PGA48-XLR 【国内正規品】

はい、安定のSHUREマイクですね、安い上にケーブルもついてきて便利です。

見た目は、ライブハウスやリハーサルスタジオで使われているSM58と似たような形で、本格的な雰囲気を持っています。

SHURE ダイナミックマイク SM58 スイッチ無し SM58-LCE 【国内正規品】

つぎは

audio-technica ダイナミックマイクロホン PRO41 XLRマイクケーブル付属

こちらもケーブル付きです。オーディオテクニカの代表的なマイクはAT4050ですね。

オーディオテクニカは言わずと知れた日本メーカーで、品質が高いです。

audio-technica コンデンサーマイクロホン AT4050

と、まあこんな感じですね、、、

今後機会があれば、マイクの記事についても書こうと思います。
マイクについての記事を作成しました。マイクについて詳しく知りたい方は以下の記事がオススメです。

それでは、みなさんのミックスライフが良いものになりますように。

ありがとうございました。

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