昨日は会社帰りに川崎競馬に行ってきました。
会社の同僚3人と行ってきたのですが、
見事に4人とも誰一人的中せず。。。
うちの会社から川崎競馬場までは1時間以上かかるのですが、それくらいかけて行ったにもかかわらず、まったく当たらなかったということで、帰りの電車はくら~いムードでした。。。
その帰りの電車の中、最近競馬を始めた同僚の一人が、こんなことを呟きました。
同僚「uskさん、地方競馬って堅いですよね」
usk「そうだね。一般的にはそういわれているよね」
同僚「そうすると、1番人気から5番人気の三連複5頭ボックスを、全レースひたすら買ってれば当たるんじゃないですかね?」
usk「うーん。。。」
僕はあまり人気買いをしないものですから、こういう観点はなかったのですが、そんな買い方をしたら、果たして儲かるのだろうか、という疑問がわいてきました。
で、気になって気になって仕方なかったので、ちょっとデータを拾ってみることにしました。
検討材料にしたのは、日本一堅いと言われている名古屋競馬と笠松競馬の、6月に入ってからの開催8日間、全90レースです。
この90レースで、1~5番人気の3連複5頭ボックス、10点をただひたすら買い続けた場合の平均回収率は、68.7%という結果になりました。
要は、トリガミということですね。
ちなみに回収率100%を超えた日は6/14、すなわち今日の1日のみ。昨日6/13なんか、回収率31.0%です。
これはなかなか酷いですね。
では、2~6番人気の5頭ボックスではどうでしょうか。
この場合の平均回収率は93.4%ということで、なかなか優秀な結果ではあるものの、やっぱりトリガミには変わりありません。
ちなみに回収率100%を超えた日は8日のうち3日あり、最高回収率は244.7%でしたが、一方で回収率0%という日もありました。
では、3~7番人気の5頭ボックスではどうでしょうか。
この場合の平均回収率は41.5%で極端に下がります。回収率100%を超えた日は1日のみで、回収率0%という日も4日ありました。
ここまでの検証結果を整理すると、
・日ごとのバラツキはあるものの、総じて人気上位の三連複5頭ボックスは儲からない。
・敢えてやるなら、1~5番人気よりも、2~6番人気の5頭ボックスがよい。
ということになりそうです。
では、三連複ではなく、同じ5頭ボックスで10点となる、馬連複はどうでしょうか。
1~5番人気の馬連複5頭ボックスの平均回収率は83.4%で、トリガミには変わらないものの、三連複よりは高い回収率となりました。
ちなみに2~6番人気の馬連複5頭ボックスは83.1%で、1~5番人気とほぼ同等、3~7番人気でも81.3%と、1~5番人気や2~6番人気と比べて、それほど回収率が下がらない結果となりました。
日によっては、馬連複の方が三連複よりも回収率が高いケースもあり、人気を重視した5頭ボックスの買い方としては、三連複よりも馬連複の方が安定した回収率となりやすい、ということが言えそうです。
こういった結果となる背景としては、地方競馬、とりわけ名古屋・笠松競馬における1番人気の信頼性があると思われます。
今回検討した90レース中、1番人気が馬券外になったレースは、12レースのみ。1日あたりで言うと、1番人気が馬券外になるのは、多くて3レース。日によっては全レースで1番人気が馬券内に来ています。
それだけ1番人気が馬券に絡めば、配当も安くなりがちですよね。
とはいえ、1番人気が連を外し3着に来るケースもありますから、そういうときに馬連複の配当が上がりやすい。なので、三連複よりも馬連複の回収率が高くなる、というわけなのです。
今回は名古屋・笠松という競馬場の、ごく短期間のデータを拾ってみただけなので、もしかするとデータを拡大すれば、また、別の競馬場で検証すれば、違った結果は出てくるかもしれません。
ですが、おおよその回収率においては馬連複>三連複という傾向は、他の競馬場でも変わらないのではないでしょうか。
また時間があったら、他の競馬場や、それこそJRAでも検証してみたいとは思いますが、一応、同僚には、
「1~5番人気の三連複5頭ボックスを買い続けるよりは、2~6番人気の馬連複ボックスを買い続けた方がいいよ」
とアドバイスしたいと思います。
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