「それ、誤診です」
驚異の医学知識と診断能力で指摘する謎の女性――。医療ミステリードラマ「ドクターホワイト」(フジ系)。主演するのは、2020年の「私たちはどうかしている」以来の民放連ドラ主演となる浜辺美波(21)だ。
「医療用語が並ぶセリフも『難しいです〜』と言いながら見事に覚えて来ています。台本2〜3頁に及ぶ長ゼリフも、ほぼNGなし。ただ彼女は昨年末に映画を撮り終えてからドラマの撮影に入るというハードスケジュール。撮影セットのベッドではよくうたた寝しています」(テレビ局関係者)
21歳にして堂々たる主演女優となった浜辺。彼女は沢口靖子、長澤まさみらを輩出した「東宝シンデレラオーディション」の出身だ。当時10歳。ダンス審査では踊れずに泣き出してしまったが、ニュージェネレーション賞を受賞した。
大先輩たちの後を追うべく故郷・石川と東京を行き来する生活に。だが、早々に壁にぶち当たる。
「抜群のルックスとは裏腹に、演技も歌も大の苦手。たまにドラマに出られても、NGを出すと気の毒なほどの落ち込みようでした」(芸能事務所関係者)
中学卒業を機に上京し、芸能コースのある堀越高校に入学した浜辺。当時は所属事務所の社員宅に居候するなど、徹底した管理下に置かれていたという。
「ときに反発して、『石川に帰ってやる!』と羽田空港に向かったこともあったそう。それでも事務所は浜辺を“ポスト長澤”に育てるため、どうしても出演させたいドラマがありました」(同前)
それがNHKの朝ドラだ。初出演は14歳のときの15年、土屋太鳳主演の「まれ」。わずかな出演だったが「いつかヒロインになれたらいいなと思います」と初々しく語っていた。
そして来年、それはついに現実となるのだという。NHK関係者が明かす。
「実は、まだ発表前ですが、23年度前期放送の『らんまん』に出演が内定しました。神木隆之介さん(28)演じる主人公の妻役で、もう一人の主人公ともいうべき重要な役どころです」
作品のモデルとなる植物学者・牧野富太郎の人生は、妻の存在なくしては語れない。家計を顧みず研究に没頭する夫を陰で支えたのが、妻の寿衛子である。
55歳で亡くなった妻を偲び、牧野博士は新種の笹を「スエコザサ」と命名。糟糠の妻と「日本植物学の父」の愛の物語が、来年の朝ドラで描かれる。
夢見ていた大役をつかみ取った浜辺。だが一方で、悲しい“別れ”もあった。
昨年9月、小誌がスクープした、男女ポップデュオ「まるりとりゅうが」のRyugaとの交際。Ryugaは合鍵を使い、慣れた様子で浜辺のマンションへと入っていった。
「双方の事務所公認の仲だったようです。しかし、すでに二人は破局しています」(レコード会社関係者)
浜辺は失恋に悲嘆しているのかと思いきや……。
「昨年末、『ドクターホワイト』の出演者が集まる飲み会がありました。この日、浜辺さんといちばん盛り上がっていたのが、熱血研修医役を務める高橋文哉(20)。その場で直接LINEを交換したそうです。こういった会では、誰かが連絡先を取りまとめるのが常ですが、いわば“抜け駆け”」
こう明かすのは、前出のテレビ局関係者だ。
「『仮面ライダーゼロワン』で主演を務めた高橋は、昨年の人気ドラマ『最愛』で一気に注目を集めた“国宝級イケメン”。18日公開の映画『牛首村』では木村拓哉の次女、Kōki,と共演しています」(同前)
朝ドラ前に、浜辺に新たな熱愛スキャンダルの発生か?
「それ、余計なゴシンぱいです」
なんて言われちゃいそう。
source : 週刊文春 2022年2月17日号