指さす先にあったのは、コカコーラ社の自動販売機。中には、1.5リットルのファミリーサイズのペットボトルが、自販機に中にでん、と並んでいる。
「大きいペットボトルを売ってる自販機なんて、初めて見た!」
と、ものめずらしそうに言う。
「そうだっけ?」などと返しながら、1本買おうと小銭を投入、ボタンを押すと……「搬出中」という事務的なボタンが点灯し、そのままじーっと待たされることしばらく。あまりに時間がかかるので、お金の返却ボタンを押した頃、ちょうど「ごっとっ」と重い音を立てて、大きなペットボトルが現れた。
ここで思い出されたのが、遠い日の記憶である。
かつては、こういった大きなボトル、自販機にあったような気が……。もしかしてリバイバル? それとも地域差?
日本コカ・コーラ社に聞くと、
「自動販売機の配置は、各地域の販売会社がオペレーションしているため、地域差や割合など、こちらでは把握しておりません」
とのこと。
ただし、1.5リットルのペットボトルの扱いについては、
「もうないんじゃないですか?」
確かに、昔は存在していたそうだが、どんどんなくなった理由について、こんな説明があった。
「当社では自販機を1つのお店と考え、お客様のニーズに合ったパッケージをご提供させていただいております。そんななか、現在はお店自体が多様化し、24時間やっているお店にはコンビニや、スーパーなどの流通系がありますよね? では、現在、お客様が自販機に何を求めているかというと、『即時商品』なんです」