(旧)本気禁止制限決闘   作:阿音

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公開日:2010年10月11日/2010年 10月 11日 改稿


29話【VSダークネス】

 視点 瑞貴

 

 

「で、昨日に引き続き何故俺の部屋に来た」

 

「ちょっと相談が有るのよ

相談に乗ってくれたら助かるんだけど……」

 

どうも昨日の様子が変だったな……悩みでも有るのか?

違う何かに意識を奪われていたような……

しかしあの時、俺の部屋には俺と明日香しか居なかったし、何だったんだ?

 

しかも、今も俺だけじゃない何かを見ている

まさかとは思うが……精霊を手に入れたとか?

って、明日香が精霊を手に入れるなんて聞いた事も無いし違うか。

 

「まぁいい、それで相談とは?」

 

「2つほどね

先にこの七星門の鍵の件よ」

 

そう言って俺に鍵を見せる明日香

1つは首に掛けているが、もう1つはポケットから取りだして俺に見せる

なるほど、俺に押し付けようって事か……だが断る!

 

「お断りだ、馬鹿馬鹿しい」

 

「えぇ、そう言うと思って最初から期待してないわ

一応でも言っておいただけよ

とりあえず今はそれでいいわ」

 

つまり何度もまた言いに来るって事だな

あんまりしつこいと追い出そう。

 

「もう1つはこのカードの件よ」

 

そう言って俺に見せるのは墓守の暗殺者《アサシン》のカード

魔法使い族の墓守を何故持っているんだ?

お前に売った記憶も無いし……拾ったか?

 

「つまり墓守デッキを作りたいからまたカードを売ってくれと?」

 

「そうなんだけど……私、お金が無いでしょ?

とりあえず墓守に関するカードを見せてほしいの

後、値段も教えてくれると助かるわ」

 

墓守……墓守ねぇ?

何かの切欠が有って墓守のデッキを作ると?

とりあえず中心が墓守の暗殺者《アサシン》だとして……それなりに値段は張るな

全部渡したら……かなりの値段だ。

 

それだけじゃなく、魔法使い族のサポートカードも含めると相当の値段になる

王様が魔法使い族の使い手だから魔法使い族のサポートカードの相場が高いんだ

まったく……魔法使い族の使用者に迷惑を掛ける王様だ。

 

ちなみに社長が使用する事が多い+元々レア度が高いドラゴン族モンスター、更にサポートカードは相当高い

サポートカード1枚で数千から数万ぐらい、高ければ数十万が割と普通だったという恐ろしい相場

それならドラゴンの秘宝が50万でも割と普通な気が……

まぁ大して力の無いドラゴンの秘宝に50万はどちらにせよ馬鹿だろうが。

 

なお、戦士族もそれなりに高い

凡骨も王様や社長には及ばないが知名度が高い

凡骨だけでなく、時々王様も使っていたしな

彼らが使用していたカードや戦士族サポートカードはそれなりの値段だが、ギャンブル系カードは少々安い

効果が不安定だからだろうな。

 

とりあえず電卓っと

後PCの起動で……電卓で各カードの値段を計算してPCにカード名と値段を書き込む

墓守で、レア度も考えて、効果と有用性……そこから導き出すとこのカードはこの値段で、こっちはこの値段辺りかな?

後はサポートカードも別の場所に書き加えて、簡単なデッキレシピっと

必要枚数も考えると……こんな感じかな?

 

「ほら、これぐらいだ」

 

「ちょっと見せてね……高っ!

墓守のデッキを作るのにこんなに掛かるの!?」

 

『………………私ってこんなに高いの?』

 

「墓守はそれなりに珍しいカードだからな

お前が使いたいって言っていた墓守の暗殺者《アサシン》の表示形式変更効果も強いし

ネクロバレー使用中は暗殺者《アサシン》は攻守が2000以上のモンスターじゃないと守りきれないんだぞ?

攻守が2000以上ってそんなに多くないし、下級モンスターが相手なら滅多に負けないからな」

 

『サラ……そんなに強かったのね』

 

『いや、私としてもここまで考えた事は無かったんだが……』

 

「しかも上級モンスターでも攻守が2000を越えているモンスターはそんなに多くない

例え攻守2000を越えていても装備魔法1枚で簡単に勝てる

秘術の書の攻守300程度の上昇でも恐ろしい強さに感じるだろうさ

メテオストライクを装備すれば更に凶悪なモンスターになるな」

 

元の世界で帝を相手にしても余裕で勝てるからな

返しのターンに潰されるだろうが。

 

『私はそこまで評価される強さだったのか……』

 

「ま、攻撃する必要が有るのが最大の弱点だな

ミラーフォースとかで簡単に除去されてしまうし

特に耐性も持っていないから相手のターンに攻撃力2000以上のモンスターで攻撃すればいい

ネクロバレーを破壊すれば効果の発動もできないし、倒そうと思えば簡単に倒せるさ」

 

『一気に気落ちさせられた……』

 

『それが瑞貴よ、慣れなさい』

 

黙って聞いている明日香

どうするか色々と悩んでいるのか?

 

「各カード1枚でもそれなりに高いのね」

 

「そんなに数が出回ってないしな

このカードは海外、特にエジプト辺りで人気が高い

そっちの人間が買い占める事が多いからこっちにはあまり流れてこないんだよ」

 

墓守、つまり王家の墓であるピラミッドの地だからな

どうしてもエジプトの方で人気が出るモンスター達だ

エジプト以外では地味だとか、暗いイメージだとかで売れない

買おうにも、エジプトの奴らが高値で買うからこっちでも高く売られている

だからこっちの方で墓守を使うプレイヤーはかなりコアだったりマニアしか居ない。

 

で、そのカードを使おうとしている明日香が謎だ

本当にどこで墓守の暗殺者《アサシン》を手に入れたんだ?

墓守の暗殺者《アサシン》はその効果からかなりの値段だぞ?

下手すれば数万で取引されるぐらいだ。

 

俺も墓守を売ったんだが、エジプトの奴しか買っていない

いやいや、懐が良い具合に暖まったよ

墓守のカード、各種万単位で買ってくれたからな。

 

『明日香、ちょっと怖気が……

何故かこの男が怖い』

 

『貴女暗殺者(アサシン)でしょ!?』

 

「他にも強いモンスターは墓守の番兵だな

リバース効果だから即効性が無いんだが、その代わり守備力が1900と高い

例え攻撃されても生き残れる事が有るし、相手のモンスターも手札に戻せる

更に生け贄とかにもしやすいし、そのまま壁にするのも便利だ

ネクロバレーの発動中は守備力2400とかなりの硬さだしな」

 

墓守の偵察者に次ぐ強力な壁だな

普通の決闘《デュエル》ではそれなりに強い

ガチデッキには雑魚にしかならないのが惜しい。

 

「他にも貫通効果持ちの墓守の長槍兵

墓守をリクルートできる墓守の偵察者

他にも厄介なモンスターが何げに多い

そういう意味も込められているから値段が高いんだ」

 

墓守統一のガチデッキだと凄まじく強い

が、所詮は墓守、攻撃力が3000を越える事は滅多に無い

パワー戦だと役不足になってしまうのが最大の弱点かもな

まぁそれは墓守の暗殺者《アサシン》で消せるんだが……

 

「とりあえず相当高い、買うのなら覚悟した方がいいぞ?」

 

「うぅ……どうしよう、これじゃあ買えないじゃない

少しだけくれたりは……」

 

「却下」

 

「やっぱり?

……はぁ、当分は我慢ね」

 

まぁ頑張れ、一応それなりの数は残して置いてやるよ

この様子だと必ず作りそうだしな。

 

戦士族のサポートカードと共有できないのが惜しいんだろうな

使えるのは一族の結束ぐらい、魔法使い族専用のカードがやっぱりなぁ……

それに、魔法使い族専用のサポートカードはまだ見せてない

これを見せたらどんな反応をするだろうか?

 

落ち込んでる明日香を楽しく見ている

すると突然窓から強い光が差し込んできた!?

何事!? って、面倒事に決まってるか。

 

「明日香、俺の死体はこの全てのカードと一緒に燃やしておいてくれ」

 

「これだけのカードを燃やしたら大火事になるわよ!」

 

『明日香、少しずれてない?』

 

突っ込み所はそこか?

俺が死ぬという点には突っ込みは無し?

別にいいけどさ。

 

その時、明日香の首飾りから光が放たれた!?

昨日から気になっていたんだけど、その悪趣味な首飾りは何だ?

凄く欲しいんだけど……気のせいか大事にしてるから言わないでおこう。

 

そして、この部屋は大きな光に包まれた

やっぱり俺は巻き込まれるのか……諦めた方がいいのかな?

 

胃薬胃薬っと……後水筒、これで大丈夫だ

よし、面倒事来い! 胃薬の貯蔵は多分十分だ!

あー……もう既に胃が痛い、頼むから誰か助けてくれ……

 

 

 

 視点 明日香

 

 

瑞貴の部屋が強い光に包まれた

光が収まり、目を開けると……どこよここ!?

えっと……火山よね? この足元の膜が破れたら死ぬじゃない。

 

そういえば瑞貴はどこに?

辺りを見回した瞬間、火山の炎が竜となり、膜の上に落ちる

炎の中から現れたのは男……パッと見18から20歳ぐらいかしら?

 

「貴方は誰?」

 

「我が名はダークネス、セブンスターズの1人」

 

セブンスターズ……か

最初に私を狙ってきたか……でも何で?

 

「女、貴様は俺の最初の相手だ」

 

「……最初の相手って事は勝つ気満々って事ね

大した自信じゃない」

 

ダークネスは軽く笑うと首飾りを手に取る

あの首飾りは墓守の!?

 

『あの人は!?』

 

『えぇ、多分墓守の試練を乗り越えたもう1人の男

サラの思い人ね』

 

『い、言うな!』

 

あの墓守の長に勝った、つまり実力は私と同等か、時間が過ぎているだけに更に上かも

相手の強さが分かるって厄介ね……

 

「何故かは知らないが、このペンダントに導かれた

だが欲しいのは、その胸に揺れる七星門の鍵」

 

「胸って言わないで、セクハラよ

せめて胸元で揺れる七星門の鍵って言ってちょうだい」

 

「……すまん」

 

仮面を付けた男が謝る……シュールね。

 

「ごほん、貴様からその鍵を奪ってみせよう

……闇の決闘《デュエル》で」

 

「闇の……決闘《デュエル》」

 

もしかしたらって考えていたけど、本当に闇の決闘《デュエル》だとはね

三幻魔の名前からして、その可能性は当然だったか。

 

「そう、闇の決闘《デュエル》は既に始まっている

あれを見るがいい」

 

そう言ってダークネスは指を差す

見てみると瑞貴が光の膜の中に閉じ込められている!?

でも、何となく余裕そうなのはなんで?

 

「光の檻に守られてはいるが

あの檻は時間と共に消滅する

この決闘《デュエル》が長引けば、彼はマグマの中だ」

 

「人質に脅し……やり方が汚いわよ」

 

「生半可な事は言うなよ女

七星門の鍵を賭けたこの戦い、貴様には全能力を出し切って戦ってもらう

これは、その為に用意した舞台」

 

そんな事しなくても全力ぐらい出すわよ

今回はどのデッキを使おうかしら?

良い勝負なんて期待したら駄目よね?

 

なら、とりあえず六武衆は却下ね

展開力は優れるけど、攻撃力が足りない。

 

普段のデッキか、E・HEROデッキか……

使いやすさなら普段のデッキが圧倒的に高い

だけど、E・HEROデッキのモンスターは強力

どっちが良いかしら?

 

『随分余裕じゃない?』

 

『気のせいよ

瑞貴ならマグマに落ちても死ななそうだなんて考えてないわよ?』

 

『……あの男はどれだけ理不尽な存在なんだ?』

 

存在が理不尽よ

身体能力とか以外はかなり謎だわ。

 

「更に、貴様と私……どちらか負けた方は

その魂をこのカードに封印される

お互いの魂……いや、命をも賭けて

我々はこの決闘《デュエル》に挑まねばならん

それが、この私の闇の決闘《デュエル》!」

 

この私の闇の決闘《デュエル》……つまり、他のセブンスターズはまた違う闇の決闘《デュエル》か

魂を吸い取られるのもカードだけとは限らないわね

人形とかなら形的にも魂の封印ができそう。

 

「闇の時間は刻々と過ぎているぞ、女」

 

「さっきから気になってたんだけど

私の名前は天上院明日香、女なんて呼び方しないで!

勝負よ、ダークネス!」

 

「明日香……いや、今は考えている場合じゃないな」

 

私の名前に反応した?

でも、今はそんな事を考えている暇は無い!

瑞貴……巻き込んでごめんなさい、必ず助けるわ!

 

「明日香ー、負けてもいいけどカードの処分は任せたぞー」

 

「私が負ける前提!?

少しは私が勝つって信じてくれてもいいんじゃない!?」

 

「別にどっちでもいいよ

ふぁ……俺は寝る、おやすみ……」

 

「その状況で寝ようとする貴方の神経を疑うわ!

しかも本当に寝始めるし! 熱くないの!? 火山の溶岩なのよ!

どうして寝ようと思えるのよ!?」

 

……全く聞いてない!?

本気で寝る気!? しかもよく見てみれば決闘盤《デュエルディスク》を枕にしてる!

固くないの!? 環境もだけど、その枕で寝られるの!?

 

「……あの男を人質にしたのは間違いだったか?」

 

「えっと……多分間違いだと思うわ

こんな時でも態度が変わらないし……」

 

「「………………」」

 

お互いに黙る

言葉が見当たらないわ……

 

「……決闘《デュエル》!」

 

「へ?

あ、そうね、決闘《デュエル》!」

 

ダークネス、強引に始めたわね

気分が削がれてるのに、よく頑張ったわ!

 

「私のターン、ドロー

私は軍隊竜《アーミー・ドラゴン》を守備表示で召喚

カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

軍隊竜《アーミー・ドラゴン》……同名モンスターを呼ぶリクルーターモンスター

となると目的は生け贄ね

戦闘破壊しなければいいんだけど……手札があまりにも酷すぎる!

 

拙い、この手札で本当に大丈夫かしら?

でもどうにかするしかない!

 

「私のターン、ドロー!

E・HEROスパークマンを守備表示で召喚、カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」

 

この手札は酷すぎるわ

モンスターがスパークマンだけって……しかも融合も手札に無い

どうしろって言うのよ!

 

「私のターン、ドロー

私は仮面竜《マスクド・ドラゴン》を召喚し、ターンエンドだ」

 

またリクルーターモンスターか

となると彼が出そうとしているのはきっと最上級モンスター

ドラゴン族から考えるにそんなに種類は存在しないわね。

 

場所、黒い仮面にその形、そこから導き出すに……真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)かしら?

LV7で攻撃力2400と高いような低いような……いや、低いわね

サポートカードが豊富だけど、単体で使うには弱い。

 

となると真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)軸のドラゴン族デッキ

出てくる可能性の高い真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)が現れる前に勝てるかしら?

 

でも手札があまりにも悪い

今の手札は融合回収《フュージョン・リカバリー》、融合回収《フュージョン・リカバリー》、O-オーバーソウル、ヒーロー見参

融合が無い、墓地に通常モンスターのE・HEROが無い、手札にモンスターが無い

更に伏せカードはブラフ……何よこの手札!

 

もしスパークマンが破壊されてもオーバーソウルで蘇生させられるけど、それだけでは状況は良くならない

早く使えるカードを引かないと!

 

「私のターン、ドロー!

……チッ、私はこのままターンエンドよ」

 

「随分手札が悪いようだな

私のターン、ドロー!

私は軍隊竜《アーミー・ドラゴン》と仮面竜《マスクド・ドラゴン》を生け贄に捧げ、現れろ! 真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)!」

 

やはり来たか!

って、本当に来てどうするのよ……簡単に予想されるって事はある程度手の内を読まれるという事よ?

これから来る可能性の高いカードは……真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)専用カード系かしら?

 

「更に魔法カード、黒炎弾を発動

場の真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)の攻撃力分のダメージを相手に与える!」

 

本当に使ってきた!?

どれだけ予想が簡単なのよ!

 

「罠カード発動! 精霊の鏡!

プレイヤーを対象にする魔法カードの効果の対象は私が決める!

黒炎弾の効果対象は私が決めるわ!

当然、私が選ぶのは貴方よ!」

 

「なにぃ!?

ぐうぅぅぅぁぁあああぁぁぁぁ!」

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)が放った火炎弾は精霊の鏡によって受け止められた

そして精霊は鏡の角度を変え、ダークネスに向かって跳ね返した。

 

ん? 傷ついてる?

まさかとは思うけど、痛みを本当に受けたりするとか?

本当に辛そうだし……これはダメージを受けるわけにはいかないわ!

 

精霊の鏡は十代戦の瑞貴の戦い方を見て使う事を決めた

相手の強欲な壺など、ドロー系カードなどを奪えるのは魅力だった

デッキが重くなる事を覚悟で入れておいた

でもバーン効果で使う事になるとは思わなかったわ。

 

先に強欲な壺を発動されたらただのブラフカードにしかならない

ブラフになるだけマシだけどね、それで今回は守れたんだし

ブラフに引っかかるってなんだか間抜けに思えるわ。

 

「はぁ、はぁ……チィッ、黒炎弾を使用したターン、真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)は攻撃できない

私はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

「私のターン、ドロー!

また来ないか……私はE・HEROアイス・エッジを守備表示で召喚!

これでターンエンドよ」

 

アイス・エッジはLV4以上のモンスターとの戦闘では破壊されず、効果も受けない

例えスパークマンが破壊されても、アイス・エッジが生き残ればまだ勝機は残る!

 

とりあえず融合が欲しいわ

融合が来ないと何もできないし。

 

「私のターン、ドロー!

私はスピア・ドラゴンを召喚!

更に魔法カード、早すぎた埋葬を発動する

ライフを800払い、仮面竜《マスクド・ドラゴン》を蘇生させる!」

 

拙い! 貫通効果のスピア・ドラゴンに、LV3の仮面竜《マスクド・ドラゴン》!

効果を言ってないからスピア・ドラゴンから攻撃すると思うし、戦闘破壊は免れるけど

次に仮面竜《マスクド・ドラゴン》で攻撃されたら終わりよ!

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)で、スパークマンに攻撃!

ダーク・メガ・フレア!」

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)の真っ赤なブレスでスパークマンが破壊された!

このままだと……このままだと拙い!

 

「更に、スピア・ドラゴンでアイス・エッジに攻撃!

ドラゴン・スクリュー!」

 

どうでもいいけど、スピアの名を冠するのにブレス攻撃なのね

ぐっ……いったぁ! 馬鹿な事を考えるんじゃなかった!

痛みに対する警戒を忘れてたわ!

結構効いた、体が蹌踉めく……でも、倒れたりしない!

 

「うん? どうやらそのモンスターは戦闘耐性を持っているようだな

だが、スピア・ドラゴンは相手の守備力を、その攻撃力が上回っていた時

その差だけダメージを与える……攻守の差は1000、よって貴様には1000ポイントのダメージとなるのだ!」

 

「この痛みで1000ポイントのダメージですって?

く……アイス・エッジはLV4以上のモンスターとの戦闘では破壊されず、効果も受けない!」

 

「なるほど、だがその前に、スピア・ドラゴンが攻撃した時、バトル終了後に守備表示になる

そして、仮面竜《マスクド・ドラゴン》よ、アイス・エッジに攻撃しろ!」

 

仮面竜《マスクド・ドラゴン》の攻撃でアイス・エッジは破壊された

これで私の場はがら空き、手札も酷いし、このままだと負けてしまう!

 

「私はこれでターンエンドだ」

 

「私のターン……ドロー!

バブルマンを召喚! バブルマンの召喚に成功した時

自分の場に他のカードが無い場合、デッキから2枚ドローできる!

デッキから2枚ドロー!」

 

引いたカードは……よし、やっと融合を引いたわ!

まったく、今回は大事故よ!

墓守の長と戦った時に運を使いすぎたかしら?

 

「私は手札から魔法カード、O-オーバーソウルを発動!

墓地のE・HEROと名の付く通常モンスターを特殊召喚するわ

スパークマンを復活! 更に融合を発動!

HEROとしてスパークマン、水属性としてバブルマンを融合!

現れなさい、絶対零度の名の下に! E・HEROアブソルートZERO!」

 

氷の中から現れる氷結のE・HERO

この馬鹿みたいに多い融合回収《フュージョン・リカバリー》が役に立つわ!

 

「融合回収《フュージョン・リカバリー》を発動!

墓地よりバブルマンと融合を手札に加える!

そして融合! HEROバブルマンとアブソルートZEROを融合!

再び現れよ、アブソルートZERO!

そして融合に使用されたアブソルートZEROの効果発動!

このカードが場から離れた時、相手の場のモンスターを全て破壊する!」

 

「なんだと!?

ならば、私の場は全滅!?」

 

これでダークネスの場はがら空きよ!

ダークネスのライフは早すぎた埋葬を使ったので残り800

これで終わりよ!

 

「アブソルートZEROでダークネスに直接攻撃《ダイレクトアタック》!」

 

「そうはさせん!

永続罠発動! リビングデッドの呼び声!

墓地のモンスターを攻撃表示で蘇生させる!

私が蘇生させるのは勿論、真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)!」

 

防がれたか!

でも、攻撃力はアブソルートZEROの方が上!

 

「アブソルートZEROの攻撃を続行!

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)に攻撃するわ!

瞬間凍結!」

 

アブソルートZEROの攻撃で真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)は氷付けになる

この火山の灼熱の中で氷像って凄く違和感を感じるわ。

 

「まだだ、罠カード発動! レッドアイズ・スピリッツ!

破壊された真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)を特殊召喚する!

甦れ、真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)!」

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)専用の蘇生カード!?

そんなカードまで持っているとは……おかげで与えられたダメージは100だけ

モンスターは減らせたけど、それでもそんなに嬉しくない。

 

まぁ相手もアブソルートZEROの効果を知ったし対策を練られるでしょうね

先にレッドアイズ・スピリッツを使われていたらもう一度融合して完全に場を荒らせたのに!

 

でも私の手札にはもう1枚、融合回収《フュージョン・リカバリー》が残っている

私はこれでスパークマン、バブルマン、アブソルートZEROを回収できる

これでまだなんとかなる……かしら?

でも念には念を込めて……

 

「私はカードを2枚伏せ、ターンエンドよ!」

 

「私のターン、ドロー! 強欲な壺を発動!

この効果により、デッキから2枚ドローする!

随分厄介なモンスターだが、倒さなければ私のターンに脅威を向けられない

私は手札から魔法再生を発動! 墓地から魔法カードを手札に加える

この効果により、黒炎弾を手札に加え、発動! 真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)の攻撃力だけ相手にダメージを与える!」

 

拙い! 私のライフは残り3000、これで2400のダメージを受けたら残りライフは600

まだ生き残るけど、危険な事には違い無い!

しかもこれは闇のゲーム、ダークネスの様子から考えるにかなりの痛みを感じるはず!

スピア・ドラゴンの攻撃でもかなり辛かったのに、更に上回るダメージなんて考えられないわよ!

 

それでも無情にも放たれる黒炎弾

近づいてくる火炎の砲弾……こ、怖い!

 

「きゃあああぁぁぁ!!!」

 

痛い、思ったよりもずっと痛い!

何よこれ! ここまで痛いだなんて思わなかったわよ!

同じ攻撃を受けたダークネスは何でそんなに平気そうなのよ!?

 

息が苦しい……墓守の長と戦った時よりも遙かに辛い

何度もこの痛みを受けるなんて……考えたくないわ!

 

目が霞む……体に力が入らない……

でも、まだ私は負けていない……負けてないわ!

 

「私は更にこの真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)を生け贄に捧げる

紅き瞳の黒き竜よ、死したドラゴンの怨念を受け継ぎ、その力を得て進化せよ!

現れろ……真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)!」

 

言い回しは格好いいけど、そのモンスターが現れるのは予想済みよ!

墓地のドラゴンは3体、元々の攻撃力は2400で攻撃力は900アップして3300!

アブソルートZEROの攻撃力は2500だから負けている

残りライフが600の私では耐えられない!

 

「…………ふん、今は攻撃しない

私は最後にカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

チッ、攻撃してくれれば助かったんだけど

用心深い奴ね、勝機を逃したじゃない。

 

「私のターン、ドロー!

融合回収《フュージョン・リカバリー》を発動! 更に速攻魔法、非常食を発動するわ!

融合回収《フュージョン・リカバリー》と伏せカード1枚を墓地に送り、ライフを2000回復する!

そして融合回収《フュージョン・リカバリー》の効果で墓地の融合とスパークマンを手札に加える!

アブソルートZEROを守備表示に変更、更にE・HEROフラッシュを守備表示で召喚し、ターンエンドよ!」

 

これで私のライフは有利になったわ

さっきのターンで攻撃されていれば非常食で回復

ライフは残るのでアブソルートZEROの効果で真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)を破壊

融合回収《フュージョン・リカバリー》を使ってスパークマンやバブルマンを手札に戻して攻撃すれば勝ってたのに!

 

用心深い敵は厄介ね

十代みたいに馬鹿正直に攻撃してくれれば楽なのに

あの伏せカードは……蘇生系罠カードかしら?

そうでなければ攻撃しない意味は無かったはず。

 

「私のターン、ドロー!

……チッ、真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)でE・HEROフラッシュに攻撃!

ダークネス・ギガ・フレイム!」

 

強烈な攻撃に、フラッシュは当然耐えられずに破壊される

でも、これで効果を発動できるわ!

 

「フラッシュの効果発動!

このカードと、墓地のE・HEROを3種類を除外し、墓地の通常魔法カードを1枚手札に加えるわ!

私が除外するのはバブルマン、アブソルートZERO、アイス・エッジよ!

そして私は融合回収《フュージョン・リカバリー》を手札に加えるわ!」

 

「ふん、しかし貴様の手札のカードは融合とスパークマン

墓地に融合は無く、更に融合に使用したモンスターも除外されている

確かに他の通常魔法カードはオーバーソウルだけ、それならばそちらを選ぶのは納得できるがな」

 

まったくもってその通りよ

でもね、私の目的は魔法カードの回収じゃないわ!

 

「私はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

「私のターン、ドロー!

遅いわよ……E・HEROエアーマンを召喚!

このカードが召喚に成功した時、2つの効果の内の1つを選んで発動する!

私は場のエアーマンを除くHEROの数だけ魔法、罠を破壊する効果を選ぶわ!

私の場にはアブソルートZEROが1体、右の伏せカードを破壊する!」

 

破壊したのは正統なる血統!?

もし真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)を破壊しても真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)に繋ぐつもりだったのね

まったく、厄介な相手……でも、真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)を使いこなす技術は凄い!

 

それにしても……エアーマンを引くタイミングが凄いわ

名前の通り、私からすれば空気の読める男であり、相手からすれば空気の読めない男ね

今回は空気を読んで最後の最後に来るとは……効果が強いだけにどっちにもなるモンスターね。

 

「融合を発動!

場のE・HEROであるアブソルートZEROと、手札の光属性であるスパークマンを融合!

現れなさい、光の戦士! E・HERO The シャイニング!」

 

やっぱり見た目は微妙ね

だけど、今回はこのモンスターの存在が居なければ負けていたかもしれないわ。

 

「The シャイニングは除外されているE・HEROの数×300攻撃力が上昇する

私の除外したE・HEROは4体、攻撃力は1200アップして3800よ!

更にアブソルートZEROの効果発動! 相手の場のモンスターを全て破壊する!」

 

「そう簡単に終わると思うなよ!

罠カード、2枚目のレッドアイズ・スピリッツを発動!

この効果により、真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)を特殊召喚!」

 

「なんですって!?

真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)には召喚制限が掛けられている

蘇生は不可能のはずよ!」

 

「生憎、レッドアイズ・スピリッツはその効果により、召喚条件を無視できるのでな

よって、真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)の特殊召喚は可能なのだ!」

 

なんて出鱈目なカードなの!

召喚条件を無視できる蘇生カードまで存在するとは……

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)軸デッキを侮ったわ。

 

でも、私の勝ちは確定している

The シャイニングの攻撃力は3800、真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)の攻撃力は3300

戦闘で勝てるし、更に私の場にはエアーマンが残っている

ダークネスのライフは残り800、このままでも勝てるわ。

 

でも……悪いけど徹底的に叩きのめす!

 

「私は融合回収《フュージョン・リカバリー》を発動!

墓地の融合と、スパークマンを手札に加え、融合を発動する!

E・HEROとしてエアーマンを、光属性としてスパークマンを融合!

もう1体、E・HERO The シャイニング!」

 

「………………来い!」

 

「潔が良いのね……行くわよ!

1体目のThe シャイニングで真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)に攻撃!

オプティカル・ストーム!」

 

The シャイニングの攻撃で真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)は破壊された

その攻撃の余波がダークネスにも届く

これで……終わりよ!

 

「E・HERO The シャイニングで、ダークネスに直接攻撃《ダイレクトアタック》!」

 

「ぐぅあ!」

 

The シャイニングの攻撃に苦しむダークネス

辛い攻撃だとは思う、許してとは言わない……怨んでくれても構わない

でも、私だけの為の戦いじゃなかった……だから絶対に負けられなかったのよ。

 

「ぐうぅぅ……おぁああああああああ!!!」

 

ダークネスが火柱に包まれた!?

どうなってるの!?

 

って、ダークネスに構っている余裕は無い

思っていたよりもダメージは大きい……い、意識が……

 

 

 

 視点 瑞貴

 

 

明日香が勝った……か

明日香が気絶し、火柱に包まれた後、俺も火柱に包まれた

そして気付けば火山の麓……どうやって転送されたんだ?

 

決闘《デュエル》の内容は最初から見ていた

俺が見てると気が散るだろうから寝たふりをしていたが、どうやら正解だったらしい

寝ているからと意識が殆ど俺に向かず、ダークネス相手に集中できていた。

 

どうも随分手札が悪かったみたいだが、まぁ勝てたのだから良いだろう

それよりも問題は……

 

俺の目の前で気絶している明日香

それと、少し離れた場所で倒れているダークネスだ。

 

とりあえず、ダークネスに近づいてみる

そしてその横にはカード……魂の牢獄のカードか?

カードの絵にはダークネスの仮面、そしてダークネスの素顔も見えた。

 

魂が封印されているカードに仮面が映っている

つまり、これは王様や盗賊のように2つの魂が入っていた?

だが、この男の正体は……面倒な事だな。

 

「あ……すか……」

 

「何? 今、何て言った?」

 

ダークネスの意識が戻って一言言ったかと思えば即気絶

はぁ……参ったなぁ、この男をどうするかねぇ?

 

下手に公になったら騒ぎになるだろうし、隠すか

海に突き落としてもいいんだけど、なんとなく目覚めが悪い

それに、俺は人殺しをする趣味は無い。

 

とりあえずダークネスを背負う

やっぱり成人男性ぐらいの体重か……力の無い俺にはかなり辛いぞ!

更に明日香を抱き上げる、無視しても良いが、一応助けられたのでこれぐらいはなっと!

 

……さすがに2人の人間を持ち上げるのは重すぎる!

夜が明ける前にはなんとかして運ばないと騒ぎになる、凄まじく辛いが急がねばな。

 

だが無理だ!

もう抱えて歩くのは諦める!

 

ダークネスを下ろし、代わりに明日香を背負う

そしてダークネスの服を掴んで引き摺る

これなら少しはマシだ! 俺にはこれが精一杯だ!

 

結論から言うと、夜明け直前に俺の部屋に着いた

道中は言わん、思い出しただけで涙が出そうになるぐらい辛かったからな!

 

うわぁ……ダークネスの服がボロボロ

悪いとは思うけど、助けてやったんだから文句は言うなよ?

 

明日香とダークネスを部屋に入れる

明日香の靴を脱がし、疲れた体に鞭を打って上の段のベッドに放り込む

ダークネスは靴と服を全部脱がして下着姿にする

そして適当に服を着せて下の段のベッドで寝かせる。

 

後でダークネスの服を洗わないとな

泥だらけだしボロボロ……今後も使えるかどうか心配だな

誰かに縫ってもらうか? 鮎川先生辺りにでも頼む……無理か

あの人はこの事件の事を知らないんだし、明日香にさせるか。

 

少し上のベッドを覗く

明日香が少し辛そうな顔で寝ていた

…………顔ぐらい拭いてやるか。

 

適当に濡らしタオルで顔を拭っておく

黒炎弾の時の傷だな……絆創膏ぐらい貼っておくか?

跡が残ったら可哀想だしな。

 

一応、ダークネスの方も軽く手当しておく

呼吸は弱いが死にはしないだろう

最悪、人工呼吸でもすればいいだろうしな。

 

ファーストキスは人工呼吸で男か……別に拘りは無いが少し嫌だ

ま、別に大した事じゃないしいいか、人命救助の為、我慢ぐらいする。

 

俺はどうするかなぁ……

金庫にでも体を預けて寝るか

できれば布団は欲しいが……奪うのもアレだし我慢しよう。

 

もう早朝の時間、学校は遅刻前提で行くか

校長に話しもできたしな。

 

校長にダークネスの扱いを訊く

明日香とダークネスの看病

他にもする事が多そうだ……明日、時間的に今日は忙しくなるな。

 

とりあえず寝よう

寝心地はかなり悪いが諦める

明日は筋肉痛確定だし、はぁ……胃が痛いなぁ。




※旧後書き
墓守って高いの?
とりあえず捏造、でも間違っていないとは思います
好みとか、使用者とかを考えると妥当かと。

サラが怖気を感じた理由は?
瑞貴が自分のカードを売った事を考えたからです。

サラがダークネスの正体を言わない?
事が事だけに言える雰囲気ではありません
言ったら言ったで明日香が危険なので言えなかったのもあります。

何で瑞貴は余裕そうなの?
自分の事を軽く見ているからです
死んでもあまり問題は無いと、そんな事を考えてるので……
そもそも自分が死んだ後の事は全く興味が無いので、カード群をどうされてもどうでも良いと思っています。

でも普段の行動と矛盾してない?
していません
生きているからこそ警戒するのであり、死んだらどうでもいいんです
死後なら本当に燃やすなり、荒らし回るなりされても興味は有りません
好きにしろと思っています。

明日香の瑞貴への評価が……
そう思っているらしいので仕方有りません。

明日香の読みが神懸かっている!?
知識と関連性、使い方を瑞貴に叩き込まれているので
基本的に明日香が使うカードしか瑞貴は教えていません
明日香は敵が使った場合の事を考え、自分で様々なカードを調べました
ちなみに、明日香の成績は上位級になっています
三沢や瑞貴よりは下ですが……

E・HEROアイス・エッジ?
原作漫画でのE・HEROアイス・エッジです
OCGのE・HEROアイスエッジとは名前も違います
これは名前の書き間違いや誤字では無いので注意。

フラッシュは原作効果じゃないの?
本当は原作効果にしようと思ったんですが……
墓地に送られた瞬間、魔法か罠を手札に加えるという効果でした
あまりにも強力なので自重しました。


原作、アニメオリジナルカード

レッドアイズ・スピリッツ
このターンに破壊されたレッドアイズと名の付くモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する
この効果はレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンなども蘇生可能という鬼畜カード
OCG効果のレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンが更にヤバくなります。




……瑞貴は気付いていませんが、サラが一部始終を見ていました
後日、明日香に報告するでしょう
瑞貴はどうなるのか!? 作者も知りません! というか考えていません!


✩感想
紅眼のカードがかなり増えているので今書いたら酷い事になるんだと思いつつ、まだ書けてない……泣きたい。
最近は青眼が超強化されているけど、もっと紅眼を……紅眼の強化を!

★反省
E・HEROは以下略、ぶっちゃけE・HEROは架空遊戯王では多すぎて……
正直十代以外のキャラがE・HEROを使うのを見るだけで即ブラウザバックするぐらいの今日この頃。
どう考えても漫画E・HEROはこの時代では強すぎ、事故でなければ良い勝負にもできないのは作者の想像力が貧弱だからです。


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