大学受験、現役で合格したかったけど、浪人が決定、、、。
- 浪人して成績が伸びるか不安
- 浪人して成績が伸びる人ってどんな人?
- 1年間勉強しても成績が伸びなかったらどうしよう
- 結果を出すためにどのような浪人生活をすればいいの?
などなど浪人が決まった時に沢山の不安があると思います。
僕自身も、実際に現役時代の大学受験で大失敗しており、浪人を経験しています。
実際に経験をしたことや、予備校などで浪人生を見てきた体験から、浪人が決まってこれからが不安なあなたに向けて記事を書いていきます。
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浪人で伸びる人・伸びない人
当たり前ですが、浪人して成績が伸びる人もいれば、成績が伸びない人もいます。
浪人すれば、誰でも成績が急激に伸びるは幻想です。
実際に、予備校で浪人生を2.3年間見てきましたが、成績が伸びる人と伸びない人の差はとても大きくなります。
そこで、今回の記事では、浪人をして成績が伸びる人と、伸びない人の特徴を、それぞれまとめてみました。
浪人するだけでも多額のお金がかかるし、1年間やりたいことを我慢して勉強するので、犠牲になるものがとても多いですよね。
だからこそ、せっかく浪人をするなら誰でも結果を出したいと思うはずです。
今回の記事をじっくり読み込んで、浪人しても成績が伸びない「残念な浪人生」にならないようにしてください!
成績が『伸びる』浪人生の特徴
では、まず初めに「浪人で伸びる生徒の特徴」を書いていきます。
これから浪人をする上でも、浪人中とかもこの特徴は意識して勉強するようにしてください!
過去多くの浪人生を見てきての特徴です。「自分にはまだない特徴だ」と思うことは、1つずつ取り入れていきましょう!
特徴①「覚悟がある」
1つ目の特徴は、「覚悟がある」です。
「いきなり精神面の話かよ、、、。」と思う人もいるかもしれませんが、これは本当に1番大事だと言っても過言ではありません。
勉強だけをする浪人生活は、正直言って、多くの人に取っては、「相当きつい1年間」です。
高校生活の中では、勉強以外にも、部活や学校行事、友達との会話などなど勉強以外に楽しいことがあります。
しかし、浪人生活は生活のほとんどが「勉強」です。
1年間ほぼ勉強をすることは、生半可な覚悟では、最後までやり切ることはできません。
誘惑なども沢山あると思うし、「まだ1年間ある」などと時間があると思って妥協することも考えられます。
伸びる浪人生は、「強い覚悟」を持っていて、1年間戦い抜くことができます。
楽な方向に、簡単に流されないので、成績はどんどん伸びていきます。
特徴②「自習時間を確保している」
浪人生ってどんなイメージがありますか?
結構多くの人が、「浪人生=予備校で毎日のように授業を受ける」といったイメージがあると思います。
確かに、予備校に通っている浪人生は、沢山の授業を受けていることに間違いありません。
しかし、一日中授業を受けているわけではなく、1日の多くの時間を占めるのが「自習時間」です。
どれだけ多くの授業を受けていても、「自習時間」を確保して、定着させないと当たり前ですが成績は伸びません。
授業を受けた後の、「自習時間」をどれだけ確保出来ているかで、成績の伸びは決まってきます。
特徴③「スタートダッシュが切れる」
浪人するかどうかを決意するのは、市立受験組だと2月後半、国公立受験組で、3月頃になると思います。
浪人生の中で多くある後悔は「もっと早くからスイッチ入れておけばよかった」です。
浪人して1年間勉強して受験本番を迎える頃に、多くの受験生がこの後悔をします。
3月とかは、高校の同級生とかと卒業旅行に行ったり、卒業式シーズンなので、気持ち的にもふわふわしてしまう時期です。
しかし、成績が伸びる浪人生は、3月にスイッチを入れます。
現役の悔しさを、忘れずに、3月から一年後の再チャレンジのために、勉強をしていきます。
3月から勉強をしているかしていないかの1ヶ月の差は、後になって大きな差となっています。
特徴④「模試の結果から分析をする」
この特徴は、浪人生に限った話ではありませんが、「模試を分析して勉強する」生徒は成績が伸びます。
浪人生になると、現役のころよりも、予備校内テストであったり、外部模試であったり、多くに試験を受けて実践力を身につけていくことが多いです。
そこで、模試の結果を受けて
- 何ができるようになったのか
- 何がまだ出来ていないのか
- 自分に足りない要素は何か
- 今後何を意識して勉強するべきか
- どのように今後勉強していくべきか
などなどテストを受けた後に、分析を徹底的にします。
浪人生で成績が伸びる生徒は、模試や試験を受けて終わりにせずに、「次に活かすための分析」を必ずします。
特徴⑤「計画的に勉強する」
浪人生は、現役生に比べて1日の勉強時間を多く確保することが出来ます。
1日10時間以上は軽く勉強時間は確保することができます。
だからこそ、この大量の勉強時間をどのように使っていくのかはとても大事になってきます。
時間が多く取れるとなると、1つ1つの勉強時間に、ダラダラと勉強してしまう人がいます。
ゴールから逆算して、いつまでになにをできるようにならないといけないのかをはっきりさせておきましょう!
計画を立てて、目的意識を持って勉強できているかできていないかだけで、1日の勉強の質は大きく変わってきます。
特徴⑥「基礎の基礎を怠らない」
浪人生は、一度受験を経験しています。
受験で出題される勉強範囲を一通り学習している状態になります。
一度勉強しているとしても、浪人開始時は、必ず基礎から勉強が始まります。
しかし、浪人生は、一度習ったことがある知識なども改めて勉強することになるので、中には「基礎の勉強を怠る」生徒が出てきます。
伸びる生徒は、これでもかってくらい「基礎」を固め直します。
意外と浪人して、真面目に基礎を固め直していると、「現役時代は基礎が固まっていなかった」ことに気づくと思います。
どんなにハイレベルな問題も、基礎知識からの発展なので、土台となる基礎を怠らず、勉強することができる生徒は、伸びます。
特徴⑦「なぜ浪人したのかが明確」
1年間の浪人生活でしっかり成績を伸ばす浪人生は、「なぜ浪人したのか」が明確です。
浪人をする理由が明確だからこそ、1年間の浪人生活の中での誘惑に打ち勝つことができるし、辛い時も浪人した理由が明確だと踏ん張ることができます。
- なぜ浪人したのか
- 浪人して何を得たいのか
- 辛い思いをしてまで浪人をする理由は?
などなど、こういった質問に「伸びる浪人生」はしっかり答えることができます。
目的や理由がはっきりしている分、1つ1つの勉強などでの「目的意識」が明確になるので、吸収率も変わってきます。
成績が『伸びない』浪人生の特徴
これまでみてきたのは、「伸びる浪人生」の特徴です。
簡単にまとめてしまうと、「伸びない浪人生」の特徴は、伸びる浪人生の特徴の逆です。
今から紹介する特徴の浪人生は、成績が伸びないです。
これから浪人をしていくにあたって、今回紹介することを意識してみてください!
特徴①「生半可な覚悟で浪人する」
浪人するのには、お金がかかるし、1年間勉強するのだから、浪人生は覚悟持って勉強しているに決まっていると思っている人も多いかもですが、残念なことに、「生半可な覚悟」で浪人をする生徒が一定数います。
「浪人すれば成績は上がる」といった幻想を信じて、時間の経過とともに、成績も上がっていくと思っています。
当たり前ですが、そのような中途半端な覚悟で勉強していても成績は伸びません。
辛い経験とか、悲しい経験を浪人生活では沢山経験します。
生半可な覚悟で浪人をする生徒は、途中で簡単に投げ出したり、諦めたりするので、成績は伸びません。
特徴②「春〜夏にサボる」
浪人生は、1年間、毎日勉強をするので、現役生に比べて相当勉強時間でのアドバンテージがあります。
「まだ時間はある」「今はまだそこまで本気にならなくても大丈夫」
などと思って春から夏にかけて力を抜いて、サボる浪人生がいます。
はっきりいって、この時期にサボってしまう浪人生は、失敗します。
春から夏の時期には「基礎知識」を完成させたりと、勉強の土台を固める時期です。この大事な時期にサボっってしまうと、夏以降に応用問題で実践力をつけていく時期の成績の伸びに限界がきてしまいます。
春から夏の土台固めに時間をかけられる時期にサボると成績が伸びないです。結果的に、受験で成功することができません。
特徴③「恋愛体質である」
浪人生は、勉強時間を沢山確保することができます。
浪人生は、高校の時みたいに、学校行事とか部活がない分、比較的自由な時間が増えます。
成績が伸びる浪人生は、自由な時間とかも勉強で結果を出すために有効活用するのですが、恋愛体質な浪人生は注意が必要です。
現役生の頃より、時間が取れる分、恋愛をしてしまい予備校とかで彼女を作ってしまいます。
恋愛をしたい気持ちはわかりますが、浪人生の仕事は「勉強すること」です。
大学生になったら好きなだけ恋愛できるので、この1年間は我慢しましょう!
特徴④「テストや模試を分析しない」
予備校に通う浪人生は、1年間で、沢山の小テストや模試を受けます。予備校に通わない浪人生も、多くの模試を受けて実力を確認すると思います。
その中で、1つ1つの試験や模試を「受けっぱなし」になる浪人生が一定数いるのですが、こういった生徒ははっきりいって成績が伸びません。
勉強は、「できないこと」を1つ1つ「できること」に変えていくものですが、分析をせずに、受けっぱなしだといくら勉強しても効果的に成績を伸ばすことはできません。
模試を分析して、「何が今の自分に足りないのか」「今後何を重点的に勉強するべきか」などを分析している生徒にどんどん差をつけられてしまいます。
特徴⑤「受け身の姿勢である」
これは浪人生に限った話ではないですが、特に浪人生で「受け身の姿勢」だと成績は伸びません。
予備校に通って授業をただ受け身の姿勢で受けていても、成績は伸びません。
沢山の授業を受けたり、参考書を使用する浪人生だからこそ、普段どんな姿勢で勉強するかが勝負を決めます。
1つ1つの課題や授業に対して「能動的に」知識を吸収してけるようにしましょう!
この浪人生活は、あなたの人生を決める1年間です。
自分の手で、目標をつかみ取れるように、受け身の姿勢にならず、能動的に勉強する必要があります。
特徴⑥「生活リズムがバラバラ」
現役生とかは、毎日学校があるので、朝時間通りに登校する必要があり、嫌でも生活リズムは安定していきます。
しかし、浪人生は、予備校に通っている生徒であっても授業がある日とない日があったりします。予備校に通っていない浪人生は、授業とかもないので、生活リズムが崩れがちです。
自分が寝たい時に寝て、起きたい時に起きることが浪人生は可能になってしまうので、生活リズムが安定しません。
生活リズムが安定せず、バラバラな生徒は、毎日の勉強のルーティンとかも定まらないので、勉強習慣が身につきません。
強制力はつきにくい、浪人生は「生活リズム」が鍵となってきます。
試験前だけ生活リズムを整えようと思っても、なかなかうまくいかないので、浪人が決まったら、規則正しい生活を送るようにしましょう。
特徴⑦「無駄なプライドがある」
無駄なプライドは、成長を妨げます。
先生やチューターなどのアドバイスも、無駄なプライドとかが邪魔して、素直に受け入れない浪人生がいます。
無駄なプライドを捨てていかないと、現役の時と同じ失敗を繰り返すことになります。
僕自身も浪人をして、1番最初の基礎から学び直す時とかは、プライドもあり気が進まない時もありました。しかし、無駄なプライドを捨てて、「1から勉強をし直す」気持ちを持っていかないと、吸収率が低くなってしまいます。
浪人が決定したら、無駄なプライドを捨てましょう!
伸びる人は、とことん伸びる。
ここまで浪人で「伸びる生徒」と「伸びない生徒」を見てきました。
これから1年間の浪人生活で、今回の記事で紹介したことを意識して見てください!
僕が浪人した時に、先輩にこんなことを言われました。
「浪人で成績が伸びるのは一握り。」
正直、このことを言われた時は、かなりショックを受けました。
しかし、この記事を見ているあなたに伝えたいことは、「浪人生で、伸びる人はとことん伸びる」ということです。
やり方を間違えず、覚悟を持って勉強に毎日取り組んでいたら、絶対に成績は伸びます。
僕自身も、現役時代は、受験した大学全て不合格でしたが、そんな状態から、早稲田に合格するまで成績を伸ばすことができました。
これから浪人をする受験生、応援しています!