ランキングマッチや勝ち抜き戦などの他ユーザーと対戦する機会に相手オーダーを確認すると、抑え投手が設定していないチームをかなりの割合で見かけます。
今回は、「抑え投手がいなくても問題ないのか?」について、ハチナイのシステムに触れながら初心者にもわかるように書いていきます。
なぜ抑えを外すのか?という結論をすぐ見たいという方は「抑え投手を外す意味」からお読みください。
ハチナイでの継投の流れ
ハチナイの試合はオートなので、監督が好きなタイミングで投手を交代できるわけではありません。
あらかじめ編成で設定した「先発、中継ぎ、抑え」の順で継投が自動で行われます。
先発は1回~5回(または6回)まで。中継ぎは6回(または7回)から8回まで。抑えが9回を投げます。イニング途中でピンチ時に交代しているようなそぶりはないのでイニング頭で交代しているようです。
編成画面で、中継ぎや抑えを外すこともできます。
中継ぎや抑えを外した場合、本来中継ぎや抑えが担当するはずだったイニングを交代せずにそのまま投げ続けます。
例えば、中継ぎを抜いて先発・抑えの2人にした場合、先発が1~8回、抑えが9回を投げます。抑えを抜いて先発・中継ぎの2人にした場合、先発が1回~5回(or6回)、中継ぎが6回(or7回)~9回まで投げます。
ちなみに投手以外のベンチ選手は継投の合間の攻撃で投手の代わりに代打として出場することがあります。代打は投手以外に指定されることはありません。
また、仮に投手が先発1人で編成している場合(中継ぎ・抑えともに不在の場合)、交代できる投手がいないので、ベンチ選手が代打として出場することはないということになります。
現実の野球と比べるとずいぶん簡略化した作りですが、この仕様を理解しておくことが大切です。
継投の効果
投手にはスタミナが設定されており、投球を重ねるごとに徐々にスタミナが落ちてきます。スタミナがなくなってくると本来の球速やコントロールを発揮することができず、打たれやすくなってしまいます。
中継ぎ、抑えと継投することによって、スタミナ満タンの状態にリフレッシュできるので守備のことだけ考えるのであれば力を持った投手3人で継投するのが自然です。
ハチナイでのベンチ選手の役割
大きく分けて、次の4つの役割があります。
・中継ぎor抑えとして継投する
・代打
・チームスキルの補助要員
・ベンチからも発動できる全体バフスキル要員
継投と代打はイメージしやすいと思います。上で書いたようなタイミングに従って試合に出場します。
チームスキルについては、スキル関連のチームスキル(昇竜、電光石火、虎視、友を思う心/信頼の力など)は特定のスキルを持った選手を何人か編成する必要がありますが、ベンチ選手が持つスキルもカウントされます。ただしこのあたりのチームスキルは強くないので、イベント特効でもない限りそこまで重視されることはありません。
ベンチから発動できるスキルとして、代表的なのは全体バフスキルです。他ゲームでいうところの「ムードメーカー」のような、試合に出なくてもベンチにいるだけでチーム全員の能力を上げるようなスキルは発動しています。
抑え投手を外す方法
編成画面で抑え投手を外す方法について書いておきます。
編成画面では抑え投手を別の野手に交換しようと思っても、そのままでは投手としか交代できないようになっています。
野手と交代するには、まず、抑え投手を「投手起用」から外してあげる必要があります。
投手起用から外して「控え」になった抑え投手は野手と交換することができます。
抑え投手を外す目的
抑え投手は9回1イニングしか投げないので、抑えを外してしまってもスタミナが十分残っている中継ぎが1イニング余分に投げるだけなのでほとんど問題はありません。
あえて抑えを外すことによってベンチを1枠空けることができます。ここに全体バフ持ちの選手を入れることで全選手を強化することができます。1イニングのみ有効な抑えを抜くデメリットと比較して、全イニング有効なバフスキルの方がメリットが大きいだろうという考えです。
強力な全体バフスキル持ちの選手をベンチに置くことで強化するので、そのような選手がいなければ無理に抑えを外すメリットはないです。
強力な全体バフ選手は、ベストフレンド河北(通称ハイタッチ)と、何気ない一瞬宇喜多(通称机の下)が代表的で、かなりの監督に普及しています。
強力な全体バフスキル持ちの選手については別の記事でまとめる予定です。
中継ぎと抑えを両方外している人を見かける・・・
「先発・中継ぎ」の2人体制にしている人はよく見ますが、たまに「先発1人のみ」の編成を見かけることがあります。これは何を意図しているのでしょうか。
先発のみであればベンチ3枠とも全体バフ選手を詰め込むことができます。しかし、中継ぎまで抜いてしまっては先発の負担が大きすぎるのでスタミナが切れてくる試合後半の失点の危険は増えます。
これは超攻撃的な編成でハイスコアを出すという目的に尽きると思います。
負けるリスクは大きくなりますが、ランキングマッチでは勝率ではなくハイスコアを競うルールなので、実力にそれほど差がない相手に対し大量得点を取る可能性を増やすためにこのような編成をする価値はあります。
特にランキングマッチのルールが「試合チケットを何枚でも使える」場合は、何十回、何百回と試合することで結果が良かった試合だけが記録されるのでデメリットは無視できるようになります。
一方で安定した勝利が必要な勝ち抜き戦や通常のイベント戦においては、先発のみ編成は適さないので注意しましょう。