2022年2月2日 04:04

目次

Between Justice

シナリオ概要

◆シナリオ概要

このシナリオはクトゥルフ神話TRPG基本ルールブック第六版に対応したシナリオです。改変次第で第七版でも遊べます。
舞台:現代日本
シナリオ形式:刑事探索者限定シナリオ/ドラマチック/エモーショナル/
対象年齢:念のためR15。義務教育を修了されていない方はプレイをお控えください。
推奨技能:探索技能、対人技能、心理学
推奨人数:2〜4名
所要時間:ボイセで3〜5時間程度
ロスト率:小
発狂率:中

◆推奨探索者

1シナリオでもクトゥルフ神話TRPGを経験している刑事の探索者。できれば同じシナリオ出身の探索者たちと経験することを推奨する。
また、ディールカーゲスの探索者も継続可能だ。
必ずしも正義に溢れている探索者ではなくても大丈夫だが、正義とは何かを問われるシーンがある。信念をきちんと持っておくことを推奨する。

◆注意事項

このシナリオには以下の要素が含まれます。苦手な方はプレイを推奨致しません。
・カルト宗教(架空)
・軽いグロテスク表現

このシナリオでは警察組織が出てきますが、シナリオの都合上かなりオリジナル設定があります。リアルさを追求したい方にはあまり向いていないかもしれません。
そしてエモーショナルに振り切っていますのでそこの雰囲気が合わない方にはおすすめできません。
ディールカーゲスの続編となります。ディールカーゲスを通過していなくともできますが、合わせて経験するとより楽しめるかと思います。
ディールカーゲスより1年経っています。

◆あらすじ

ここにあるのは正義もクソもない。
凶悪事件が発生、だが、犯人は探索者たちの目の前で自殺した。そのような事件が何個か起きていることに探索者たちは気づく。
探索者たちは真実を探るために捜査をすることになる。

◆シナリオ背景

冠英智は、10年前までは普通の一般人であった。しかしある時通り魔事件に遭遇しそのまま拉致されてしまう。そこで冠は魔術書を読まされてマグナマータ教団の那珂川に洗脳されるが、なんとか持ち前の精神力で耐え切った。その後救出されるものの、この出来事をきっかけにして冠はさまざまなことに巻き込まれることになる。
冠には大切な友人がいた。それは、一緒に捜査をするような仲になった佐武久美。彼女と自分が巻き込まれた事件と同じようなものを探っている中で佐武はマグナマータ教団に襲われ意識不明になってしまう。佐武の命を人質に取られ、なおかつ那珂川の「支配」の呪文で冠はマグナマータ教団の幹部となり、教団に尽くすことになってしまう。
 
冠は佐武を守るためになんとかならないか考え、そして自分が犯罪者になるならば、佐武から危険を遠ざけられるのではないかと考えた。そして彼はディールカーゲスでの事件を唆すことになる。だが、それもうまくいかず、今度は数々の事件を起こしその中で自分を殺してもらおうと画策していた.だが、それもできずに探索者に殺してくれと懇願することになる。

マグナマータ教団の那珂川は、元々は善良なクリスチャンだったが、ある時ネクロノミコンをはじめとするさまざまな魔術書に触れて、この世がアザトースの夢の中だと知って正気を失い、さらには豊穣の女神、シュブニグラスに助けを求めようと自分の解釈だけで作り上げた教義をもとにマグナマータ教団を設立。白痴の王から逃れるためには死ぬことによって「新世界」にいけるとし、まずはそのために豊穣の女神に収穫を捧げるために未成年に対しての淫行を繰り返していた。そしてディールカーゲスの事件後、新世界に行く準備として集団自殺を決行し、最後にアザトースを召喚して冠や佐武を始末しようとする。