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菅義偉前首相が今さらながらに評価される理由/倉山満

今さらながらに評価される菅義偉前首相

 今さらながら菅義偉前首相が、評価されている。一部には「皇室の問題に関心がないのではないか」と何の根拠もなく誹謗する向きもあった。
言論ストロングスタイル 菅義偉前首相

1月22日にチャンネルくららで配信された「菅前総理大臣にインタビュー!前編」にて、「男系継承を明確に打ち出している」など皇位継承有識者会議の報告書のポイントについて説明する菅義偉氏

 しかし、菅前首相自らが語るところによれば、皇位継承を巡る政府の有識者会議の報告書は「男系継承を明確に打ち出した」とのことだ。  現岸田文雄内閣になり報告書にまとめられ、国会に提出された。本欄で何度も伝えているように、極めてバランスの取れた提案だ。神武天皇の伝説以来の伝統を守り、「悠仁殿下への皇位継承をゆるがせにしないこと」を大前提としている。  誰もが納得できる案ではないか。今すぐ秋篠宮家から皇位継承権を取り上げたい人や日本の歴史を踏みにじりたい人達以外には。

秋篠宮家バッシングは悪あがきにすぎない

 ここでバッシングに耐えかねて、秋篠宮家から皇位継承権を取り上げたとする。仮に「愛子天皇」が実現したとする。そこでバッシングがやむはずないではないか。皇位継承の掟を軽佻浮薄な世論が捻じ曲げたら、調子に乗った次のバッシングの対象は「愛子天皇」に決まっている。悠仁殿下や秋篠宮家に敬意を払えない連中が、愛子天皇には敬意を払うはずがない。  ただ逆を言えば、よくわかっていない世論を煽り、「悠仁殿下、即位辞退」などという“無理ゲー”でもやらねば、皇室を滅ぼす方法はない。このまま悠仁殿下がご無事に成長、即位。そして次世代の皇子が即位すれば、日本の歴史は続く。秋篠宮家バッシングなど、悪あがきにすぎない。冷静に捌くのみ。

皇室の歴史の前で「男女平等」は風の前の塵に同じ

 さて、「世界の流れは男女平等」「ヨーロッパの君主は長子優先にルールを変えた」「だから日本の皇室もヨーロッパに倣って長子優先で女性天皇を認めよ」などと言い出す者がいる。なぜ、世界の潮流が男女平等でヨーロッパが制度を変えたからと、日本の皇室が合わせなければならないのか。何か根拠があるのか? そういう主張をする人は「男女平等など、皇室の歴史の前では風の前の塵に同じ」と主張する人を説得できる根拠を出せるものなら出せばいい。  女帝容認の私ですら、そのような薄弱な根拠では賛成できない。
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ヨーロッパの君主国で、日本より途切れることなく古い国はない
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