こんにちは!
KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、鉄道・航空などの公共交通や、移動が快適になるサービスに関する情報などを、「旅行・出張」というカテゴリーの記事でご紹介しています。
私は大学時代、友人に「ANAラウンジ」へ連れていってもらい、航空会社の上級会員の魅力に引き込まれました。
その友人は、大学・大学院の6年間で300回は飛行機に乗っており、学生であるにもかかわらず、毎年のようにANAの上級会員に到達していました。
その秘訣をご紹介します。
本記事でご紹介する友人について
はじめに、友人のこれまでのステータス記録を見ていきましょう。
2014:ANAブロンズ
2015:ANAブロンズ
2016:ANAプラチナ
2017:ANAプラチナ
2018:ANAダイヤモンド
2019:ANAプラチナ
2020:ANAダイヤモンド(+More)
2021:ANAダイヤモンド
参考までに、初めてダイヤモンド会員に到達した2018年の路線別搭乗回数(国内上位5路線)をまとめてみました。
| 順位 | 路線 | 搭乗回数 |
| 1 | 札幌(新千歳)-大阪(伊丹) | 40 |
| 2 | 札幌(新千歳)-東京(羽田) | 30 |
| 3 | 東京(羽田)-大阪(伊丹) | 19 |
| 4 | 大阪(伊丹)-仙台 | 4 |
| 5 | 東京(羽田)-沖縄(那覇) | 3 |
6位以降および国際線をまとめたグラフもご紹介します。
このように、友人は学生時代、「札幌(新千歳)-大阪(伊丹)」もしくは「札幌(新千歳)-東京(羽田)」を主に利用していました。
年によっては1位と2位の順位が逆転する年もあるそうで、「羽田 vs 伊丹」のどちらが路線別搭乗回数で首位にくるか、毎年熾烈な勝負を繰り広げていたそうです。
財源はどうなっているの?
友人の場合、企業のインターンシップや採用選考で交通費を羽振りよく出せるような大企業を活用していました。
この話を聞いても、以下のように思う方も多いのではないでしょうか。
そもそも大企業は知名度も高く採用難易度が高いから、そんなことを実現するのは難しいのでは?
ご想像の通り、大企業の選考を突破することはハードルがかなり高いです。
友人も、最初の頃は高いハードルを突破するために真面目に取り組んでいたそうですが、以下のように話していました。
①良くも悪くも“就職活動のコツ”をつかんでしまう。
②世間一般で有名かつ採用難易度が高い企業の選考を突破することが快感になる。
③気がついたら大企業をフル活用して、飛行機にたくさん乗るようになる。
④選考を突破する一方、企業で働くことへの興味はなくなる。
⑤選考過程が難しくない企業は、刺激がなくて物足りなく感じてしまう。
⑥終盤には、飛行機に乗るために難しい企業の選考を敢えて受けるという境地に到達。
友人が学生時代に選考を突破した企業はワンキャリアにも掲載されていますが、ここでも一部ご紹介します。
・三菱総合研究所(MRI)
・日本政策投資銀行(DBJ)
・東海旅客鉄道(JR東海)
・日本郵船(NYK)
上級会員を永久に維持できる秘訣
最後に、友人は上級会員を永久に維持できる秘訣について3つ教えてくれました。
①他人と群れないこと
1つ目の秘訣は、「他人と群れないこと」です。
学生で毎年のように上記の回数を飛び続けることは、容易ではありません。
アルバイトやサークル、合コンなどのように周囲の同級生らと足並みを揃えて生きていたら、まず不可能な世界です。
そのため、友人はそのような人たちと群れることを一切やめて「人間関係を取捨選択する」ことを徹底したそうです。
同調圧力や集団意識の強い日本人にはなかなか理解されない価値観のため、時として他人と対立することもあったそうです。
それでも、自分の信じる道を突き進むためにこうしたポリシーを貫き続けた結果、群れずに孤独でいることが大好きになったそうです。
②時間軸を変えること
2つ目の秘訣は、「時間軸を変えること」です。
友人は私と同じく、北海道大学で理工系の学問分野を専攻していました。
そのため、当たり前ですが講義や研究活動などはそれなりに忙しい環境下にいます。
それでも飛行機に乗る時間を確保するためには、生きるうえでの日々の時間軸を変えないといけません。
友人の具体的なエピソードを2つご紹介します。
①午前中に大学の講義を札幌で受け、午後に東京へ飛んでインターンシップの面接に臨み、当日中に札幌に戻る。
②機内・滞在先のホテルはもちろん、インターンシップ中の昼休みなどに論文執筆や資格試験の勉強をする。
どんな状況においても、1日24時間というのは誰しも平等で限られています。
そのため、時間軸を変えて密度を濃くすることが大切と話していました。
③とにかく飛び続けること
3つ目の秘訣は、「とにかく飛び続けること」です。
ANAの上級会員制度は、1年単位でプレミアムポイントがリセットされます。
そのため、上級会員を維持するには当たり前ですが毎年のようにたくさん飛ばなければいけません。
国内線の場合、1年でおおよそ下記の回数を乗らなければ上級会員に到達することはできません。
ANAブロンズ:30~40回
ANAプラチナ:50~60回
ANAダイヤモンド:100~120回
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、私にラウンジの世界を教えてもらった友人にインタビューし、毎年のようにANAの上級会員を永久に維持できる秘訣をご紹介してきました。
この友人からフライトに関する話を聞くたびに、私もまだまだ飛び続けなければいけないと実感し、刺激をもらっています。
しかし、何かを得れば何かを失うのが世の常です。
これだけハードワークをこなしていた友人は、面接に向かうために夕方の帰宅ラッシュでたくさんの人が行き交う都心の駅構内を歩いているときに、以下のような気持ちになったそうです。
自分はこんなところで何をしているんだろう?実家に帰って母親が作る料理を食べたいなぁ…。
上級会員もあくまで一人の人間なので、様々な思いや悩みを抱えながら生きています。
しかし、それでもなお飛び続けることが上級会員の真髄ではないでしょうか。
私も、広い世界にある「ドキドキ」と「ソワソワ」を求めて、これからも空の上の自由な世界を満喫したいと思います!