押収品を車に積み込む捜査員=2021年11月6日午前0時30分、埼玉県加須市、森下友貴撮影

写真拡大

 パチンコ店で、法律で禁じられている客の景品の直接買い取りをしたとして、埼玉県警はパチンコ店経営者の金洋子容疑者(68)=埼玉県鴻巣市=ら男女計5人を風俗営業法違反(賞品買い取り)の疑いで逮捕した。

 捜査関係者への取材で7日分かった。

 捜査関係者によると、金容疑者は埼玉県加須市のパチンコ店「パーラーツバサ」の経営者。逮捕容疑は、昨年10~11月、客に渡した景品29点を、実質的に店自らが約8万3千円で買い取ったというもの。

 パチンコ店が客から景品を直接買い取ることは風営法で禁止されている。景品交換所など独立した第三者を介在させる「三店方式」と呼ばれる仕組みが取られている。県警は、逮捕した5人のうち会社役員の男が書類の偽造に関わるなどし、正規な景品の取引に見せかけていたとみている。

 県警はコロナ下で店の経営が悪化し、交換所などに支払う経費を浮かせる目的があったとみて調べている。(森下友貴)