目標達成のためのリソースが発見できれば、

次はそのリソースをどのように用いるのか

目標達成に向けてどのようなアクションを起こすのか

といった行動の選択肢を創造します。

 

 

アイデアに制限を設けないような行動案を創造していきます。

 

ブレーンストーミング的にまずは無限の可能性を追求し、

その中からベストな選択肢を自ら選択していきます。

 

選択肢から現実的かつ優先順位の高いものを選び、実行計画に移していきます。

 

 

目次

  • オプション(選択肢)とは
  • オプション(選択肢)の創造の効果
  • コーチの役割
  • 選択肢の創造(OPTIONS)の具体的方法
  • 選択肢の創造(OPTIONS)の留意点

 

 

オプション(選択肢)とは

オプション(選択肢)の創造とは、

行動案(選択肢と行動案)について「正しい」答えを見つけるのではなく、

できるだけ多くの行動案を創り出してリストアップしていくことです。

 

 

ここで重要なのは、ばかばかしいと思えるような行動案も含めて、

解決に役立ちそうな案を「数多く」出すこと。

 

予算や時間などの制限なども無く、解決に役立ち そうな案を数多く出します。

 

「制限や否定を外して」考えた行動案が出尽くしたら、

そこで初めてそれぞれの行動案の長所・短所を考えます。

 

また、コーチがその問題について知識や技能や経験を持っている場合は、

提案という形で提示してください。

 

「私にはその ことについていくつか選択肢がありますが、提案して良いですか?」

とクライアントに 許可を取って、提案してください。

 

コーチからの提案は、クライアントに新たな気づきをもたらせます。

 

 

オプション(選択肢の創造)の効果

・目標達成に向けてのどのような行動をすれば良いのかが明確になる

・できない理由や原因ではなく、何があればできるかがリストアップされる

・引き出された行動の順番を検討したり、最初に取組む行動が明確になる

・活かせるリソースが明確になり、気持ちが楽になる

 

 

コーチの役割

・目標達成に向けて、水平質問(他には?)により、選択肢をできるだけ多く引き出す

・クライアントが前向きな気持ちで取組めるよう、感情にも配慮する

・異なる視点でクライアントが発想するように促す

・選択した行動について5W1Hの質問を使ってチャンクダウン(具体化)する

 

 

選択肢の創造(OPTIONS)の具体的方法

( 1 ) 過去の成功体験に焦点を当てる(強み)

例) 「 これまでに一番うまくいった方法はどういう方法ですか?(他には?)」

 

 

( 2 ) クライアントが目標達成に向けて必要と思っているプロセスをリストアップする

例) 「どんな方法があるか、10通りリストアップしてみましょう」

 

( 3 ) クライアントの制約を取り除く

例) 「何の制約もないとしたら、どんな方法が考えられますか?」

 

( 4 ) クライアントの強みやリソースをフィードバックする

例) 「私には○○してきたことは、●●さんの強みのように聴こえました。」

 

 

選択肢の創造(OPTIONS)の留意点

選択肢を集めるプロセスで選り好みやあら探し、

冷やかし、障害、完全主義などの傾向があると、

効果の可能性を持つ貢献策の選択の幅が限られてしまいます。

 

クライアントが自由な発想で考えられるように意識しましょう。

 

 

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作成者 : 渡邉 大介

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