GROWモデル編⑤資源の発見(RESOURCE)
2019年09月20日 10:07
次は、目標を達成するためにクライアントが活用することができる
資源(=リソース)を発掘します。
リソースが明確になれば、
目標達成をよりパワフルに、短期間で達成するために活かせます。
コーチはセッションの中で、クライアント自身や
その周囲にあるリソース(知識・経験 ・実績・体験・人脈等の資源)
にアクセスし、それを引き出します。
目次
- リソースとは
- 資源発見の効果
- コーチの役割
- 資源の発見(RESOURCE)の具体的方法
- 資源の発見(RESOURCE)の留意点
- まとめ
リソースとは
リソースとは、あなたが既に持っている資源(強み)の事で、
リソース(資源)は自身の内側の資源と、
自身の周りの資源があります。
コーチングのプロセスを通じて、
クラ イアントは自分の中にある山のようなリソースや、
リソースとさえ思っていなかったもの、
更には全く忘れてしまっていたものまで意識するようになります。
自分にしかない強みと気づき、自己肯定感を高め、
コーチの適切な後押しにより行動が加速します。
それにより、クライアントはより短時間で目標を達成できるのです。
資源発見の効果
・目標設定・達成を短期間で行える
・できることが明確になり、自己肯定感が高まる
・問題解決の糸口が見つかる
・活かせるリソースが明確になり、気持ちが楽になる
・目標達成へ向けてのモチベーションが高まり、やるべきことが明確になる
コーチの役割
・クライアントには必ずリソースを持っていると信じる
・クライアントが自身の周囲にあるリソース(知識・経験・実績・体験・人脈等の資源)に
アクセスできるようにサポートする。
・クライアントの思い込みを取り除き、自分にしかない強みを見つけるサポートをする
・「他には?」などの質問を使い、リソースを複数出していく
・コーチから見たクライアントのリソースをフィードバックする
資源の発見(RESOURCE)の具体的方法
( 1 ) クライアントの強みをリストアップする
例) 「 目標達成に向けて、活かせるあなたの強みは何ですか?(他には?)」
( 2 ) クライアントが目標達成に向けて必要と感じるリソース(資源)をリストアップする
例) 「目標達成に向けて、必要な資源(知識・経験・能力など)は何ですか?(他には?」
( 3 ) クライアントのサポートしてくれる協力者をリストアップする
例) 「目標達成に向けて、必要な協力者は誰ですか?」
( 4 ) クライアントの強みやリソースをフィードバックする
例) 「私には○○は、●●さんの強みのように見えます。(聴こえます・感じます)」
資源の発見(RESOURCE)の留意点
クライアントの思い込みを外し、
「他には?」を駆使して、より多くのリソースを引き出しましょう。
また、コーチのフィードバックによって、
自分にしかない強みに気づき、クライアントの自己肯定感を高めます。
まとめ
クライアント自身がリソースだと思っていない部分であっても、
見方を変えると強力なリソースに繋がる可能性もあります。
様々な方向から質問を投げかけ、目標達成のための
『自分にしかない強み』を見つけられるようにサポートしましょう。
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作成者 : 渡邉 大介