男女共同参画社会の実現などを求める女性団体が県のマスコットキャラクター、がんばくん・らんばちゃんの廃止や見直しを求める要望書を県に提出しました。

ジェンダー平等の視点からだということです。

がんばくん・らんばちゃんは2014年に長崎で開催された国体をきっかけに生まれた
おしどりをモチーフにした県のマスコットキャラクターです。

男女共同参画社会の実現などを求める女性団体の代表などが4日、県庁を訪れ、キャラクターをジェンダーの視点で見直すことなどを求める要望書を県の担当者に手渡しました。

要望書では、プロフィールに性別の表記やそれに応じた役割の表記があることなどを指摘しています。

BPW長崎クラブ 黒崎 伸子 会長 「がんばくんは隊長、らんばちゃんは副隊長という設定がされています。性別を設定し、さらに役職を設定する、これは男女差別」

このほか、男女が性別に関わりなく、個性と能力を発揮できる社会の実現を妨げるなどとして、がんばくん・らんばちゃんを廃止し、新たなキャラクターを作ることなどを求めています。

黒崎 会長「おそらく、この隊長、副隊長の設定を知らないで、今まで見てきた方も
多くいると思う。男の子が赤でもいいとか、男女関係ないということをもっとみんなで認識すべきだと思っている」

県の担当者は、2014年の国体以降、様々な広報活動に関わり、多くの県民から親しまれているとして、廃止や見直しについては、県民の声を聞きながら慎重に検討したいとしています。

*崎はタツサキ