「日本のコロナ水際対策は甘い」と叩く人たちの誤解。元空港検疫所長が明かす

「日本のコロナ水際対策は甘い」と叩く人たちの誤解。元空港検疫所長が明かす

"日本の水際対策甘い"に誤解





――空港検疫は今も大変ですしね。



田中:今は(静岡市保健所長に)立場が変わり、報道を通じて検疫所の様子を知るだけですが、検疫官や職員は賢明に業務に当たっています。批判の眼差しだけで見るのではなく、エールを送ってもらいたいと思っています。



<田中一成   取材・文/鈴木靖子>



【田中一成】

元厚生労働省成田空港検疫所長。静岡市保健所長(2021年10月より)。

1987年、山口大学医学部卒業。1991年、山口大学大学院医学研究科修了、医学博士。山口大学医学部助手、厚生省健康政策局医事課試験免許室試験専門官などを経て、2007年、JAXA有人宇宙技術部宇宙医学生物学研究室主幹開発員。2010年、文部科学省研究振興局ライフサイエンス課ゲノム研究企画調整官。2011年、内閣府参事官(ライフイノベーション担当)。2012年、厚生労働省神戸検疫所長。以降、同・東京検疫所長、同・北海道厚生局長を経て、2018年、同・成田空港検疫所長就任。著書に『子供に教えるためのプログラミング入門』、『算数でわかるPythonプログラミング』、『成田空港検疫で何が起きていたのか ─新型コロナ水際対策の功罪』がある。


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  • 6

    いろいろと勉強になりました。テレビもこうした情報をお願いします。

  • 5

    いいですね。
    専門家の意見は参考になりますね。

  • 4

    日本はもうお終いだ。ワクチンが効きません。怖いです。助けて下さい。

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