「日本のコロナ水際対策は甘い」と叩く人たちの誤解。元空港検疫所長が明かす
2022年02月03日 16時40分 SPA!
2022年02月03日 16時40分 SPA!
2022年02月02日 08時53分 SPA!
たとえば当時、「空港検疫で大行列」と報じられました。成田空港の構造的な問題や一部の入国者の心ない態度など、その理由はいくつかあるのですが、マンパワー不足もその一つです。
――人手が足りなかった。
田中:もともと、ギリギリの人員で検疫業務を回していたところにコロナの対応が加わったわけで、それは行革の流れの中、人員が削られてきたという背景があるわけです。批判するのは簡単ですが、発生した問題には理由や事情がある。現場の検疫官や職員らはままならない状況の中、最善を尽くしていた。それは、理解してもらいたいと思っていました。
◆水際対策の目的は「時間稼ぎ」
――水際に「鉄壁」を求めるがゆえに、批判や不満につながったのかもしれません。
田中:それも、大きな誤解なんです。水際の目的は感染症の侵入を100%阻止することではありません。もちろん、現場はそのつもりで業務に当たっています。が、現実問題として検疫で完全にウイルスの侵入を止めることは人力ではなく科学の限界があり不可能です。
水際で感染症の侵入を可能な限り防ぎ、その間に医療機関や保健所などの体制を整える。
いろいろと勉強になりました。テレビもこうした情報をお願いします。
いいですね。
専門家の意見は参考になりますね。
日本はもうお終いだ。ワクチンが効きません。怖いです。助けて下さい。