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(発行=16.06.09)
井尻執道が「樋田ビラは間違い」
妙声寺で学会青年部有志との法論の際に明言
「戒壇の大御本尊とは大聖人は記していない」
日蓮正宗の妙声寺(東京都町田市)住職・井尻執道が〝樋田ビラ〟を一刀両断
した。このビラは、妙相寺(長野市)の一法華講員にすぎない樋田昌志が売名
行為の一環で作成したもので、御本尊の写真を切り貼りしたうえ、そこに勝手
に○印を書き足して横に落書きするなど不敬極まる内容から宗内の坊主・講員
からも悪評の高い代物だ。
この劣悪なビラの中身は、日寛上人御書写の御本尊にはニセ法主による開眼
がない等と誹謗し、その根拠として「木画二像開眼之事」の一節を引用。〝大
聖人も木絵二像を開眼している。御書にある木絵二像とは「御本尊」のこと〟
と御書を歪曲した珍説をぶっている。
この陳腐なビラが何者かの手によって、町田市内でまき散らされたことから
去る五日、学会の青年部有志が地元の妙声寺に抗議に向かい、住職の井尻と法
論となった。
井尻は「これ(樋田ビラ)は日蓮正宗で認められているビラではありません。
それは、はっきりと申し上げます」「それは所属寺院の指導教師、住職の責任
です」と、至極迷惑そうな顔で述べていた。
「木絵二像=御本尊」で
は絶対にない、と断言
学会の青年部有志が、井尻に対して「このビラでは、木画二像イコール御本
尊と解釈しているが、この解釈は日蓮正宗としての正式な解釈か?」と質問し
た。
すると井尻は「佐前(佐渡流罪以前)の御書だから御本尊のことではない」
と断言したうえで「私は(このビラを作成した人は)解釈が至っていないとは
っきりと申し上げます」「誰から指導を受けて、そのような間違った解釈にな
ってしまっているのか。木画二像イコール御本尊、の解釈は、絶対に間違いで
す」と〝樋田ビラ〟を切り捨てた。
さらに学会青年部が「木絵二像=御本尊とすると、大聖人、日興上人が認め
られたものの中で整合性がとれなくなるのではないか」と問うと、「その通り
です」と、井尻も同意していた。
この後、学会側が弘安二年の御本尊について「御書に戒壇の大御本尊という
記述があるか?」と問うと、「御書の中には、明確な御文はありません」と井
尻は明言した。
なお、宗門関係者によると最近、樋田は各地の寺の坊主に取り入ろうと試み
ているが、まともな坊主には相手にされず、毛嫌いされている。
かたや指導力がなく、折伏成果のあがらない一部の若手坊主らは、内緒で寺
に出入りさせている。しかし、本山に知られるとまずいと思ってか、それとも
大々的に僧が俗に助けを請うのは、宗門の指導に反すると恐れてなのか――周
囲の目を気にしながらコソコソと寺に招き入れているようだ。
法主が絶対で、末寺住職を「手続の師匠」として信徒を教導する「師弟相対
の信心」をうたっても、所詮、こんな醜態で折伏は低迷している。
日蓮正宗の未来は真っ暗闇だ。
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