福岡市は新型コロナウイルスに感染し、宿泊療養施設に入る予定だった60代男性と連絡が取れなくなり、9日後に自宅で死亡しているのが見つかったと明らかにした。市によると、男性は軽症で基礎疾患もなかったため電話で対応していた。死因や死亡日は分かっていないという。
市によると、男性は1月18日に感染が判明。本人の希望で宿泊療養施設に入る予定だったが19日から連絡が取れなくなった。市は別居している男性の家族やかかりつけ医にも呼びかけて電話やメールで連絡を取ろうとしたという。28日に男性の友人から連絡を受けた警察官が自宅を訪ね、死亡している男性を発見した。
市は「周囲の協力も得て連絡を取ろうとしていた。できることはしたという認識だ」としている。【土田暁彦】