
ヨーロッパ大好き!



ユーロは旅行に便利だよね
最重要であり一番最初に運用すべき通貨ペア。EURJPY(ユーロ円)です。
ユーロ圏の統一通貨で米ドルに次ぐ取引量。ヨーロッパ諸国及び近隣国と関係が深く地政学リスクを持っています。
クロス円売りプラススワップかつ取引量が多く安定しているので絶対に外せない。株価暴落と決済方向が同じなので代用FXとの相性も良いです。
私が本格的にFX自動売買を始めた時に最初に運用したのがEURJPY売りだったりします。
FXの最大リスクであるショック相場を回避するクロス円売り。それがプラススワップで出来るので、ロジカルに考えればFXはEURJPY売りから始めるのが当然。と考えたからですね。
当記事ではEURJPY自動売買設定の基本形と設定根拠を解説します。
基本形をそのままでも良いですし、皆さんの環境に応じてアレンジもどんどんして頂きたいと思います。



下記のことが分かります
- 自動売買設定の基本形
- 年利(直近2-3年間で運用した場合)
- チャート分析によるレンジ検証
- バックテストによるレンジ検証と最適な利確幅


・資産運用で月平均70万円の不労所得を継続
・FX自動売買は15通貨ペアを運用
・トライオートETFで年利50%超の実績
・インデックス投資+代用FX
・デザインのお仕事しながら自動売買
【EURJPY】自動売買設定の基本形
コアレンジとサブレンジに分け、それぞれに最適な利確幅を設定します。
ロット、本数、間隔は予算に合わせて調整ください。


- 売りのみ
- 売りレンジ下限をもう少し下げるのもあり
- 代用FXと相性が良い
- 一番最初に運用すべき通貨ペア
【EURJPY】参考情報

プラススワップ方向 ゼロスワップ方向 | 売り *トライオートFXの場合 |
ショック時の値動き傾向 | 下降 |
一緒に運用したい 通貨ペア | CADJPY 買い |
【EURJPY】 年利と証拠金
この設定をトライオートFX
のバックテストツールで検証した成績です。
近年では円安方向に進行中なので良い成績にはなりません。

期間収益率 | 17.06% |
年利換算 | 6.2% |
推奨証拠金 1,000通貨の場合 | 593,081円 |
*トライオートFXのバックテストで算出される推奨証拠金は「直近2-3年間でこの予算であればロスカットされなかった」というものでリスク管理が甘いので信頼しない方が良いです。


では設定根拠を順に説明します
【EURJPY】 チャート分析によるレンジ検証
リーマンショックを含む長期チャートで最大リスクを警戒しつつ、5年程度の短期チャートをベースにレンジ検証します。
長期チャート(2007-)

上限 | 170.00 |
中央値 | 131.50 |
下限 | 93.00 |
変動幅 | 7,700pips |
レンジが年々狭くなってきています。中央値は若干下方に移動しているように見えます。
新しい通貨なので当初は投資対象として期待もあったのだと思います。リーマンショック以前の水準に戻るのは考えにくいです。
短期チャート(2016-)

売りレンジ上限 | 139.00 |
コア・サブレンジ 境界ライン | 133.00 |
売りレンジ下限 (中央値) | ????? |
売りレンジ下限は124.00。利確幅を考慮すると125.00くらいに見えます。
決済されにくいポジションになるのでバックテストを利用してさらに詳細に検証します。


レンジ端は慎重に考えたいです
【EURJPY】 バックテストによるレンジ検証
トライオートFX のバックテストを利用したレンジ検証です。
- レート50pips間隔で収益率を算出
- 利確幅は20pipsで検証(利確されやすく・リピートされやすい)
- 収益率が急落するレートがレンジ端の目安



?!


信頼性のあるデータ取れないね…
円安進行中のためレンジ検証に良いデータが取れません。
チャート分析の通り125.00を売りレンジ下限とします。円安から回復後に再度検証します。
売りレンジ上限 | 139.00 |
コア・サブレンジ 境界ライン | 133.00 |
売りレンジ下限 | 125.00 |


次は利確幅の検証ね
【EURJPY】 バックテストによる利確幅の検証
コアレンジとサブレンジそれぞれの最適な利確幅を検証します。


確認したい方のレンジをタップ!
利確幅 | 収益率 |
---|---|
50pips | 13.07% |
60pips | 14.79% |
70pips | 14.95% |
80pips | 15.98% |
90pips | 16.01% |
100pips | 15.90% |
110pips | 16.18% |
120pips | 14.97% |
130pips | 16.01% |
140pips | 15.68% |
150pips | 15.96% |
110pipsがトップですが80pipsを採用します。
80pips以上は大差がなく傾向もないので約定頻度を優先です。
手動は100pipsにします。


最適な利確幅まとめです
自動 / 手動 | コアレンジ 利確幅 | サブレンジ 利確幅 |
---|---|---|
自動 | 80 | 500 |
手動 | 100 | 500 |
収益最大化のためコアレンジとサブレンジに分けて、それぞれに最適な利確幅の設定を推奨しています
検証結果はこちらの記事を参照ください
【EURJPY】自動売買設定まとめ
チャート分析とバックテストで自動売買設定が確定しました。
おさらいに設定表を再掲します。

2021年の円安から反転すればレンジ検証も利確幅も精度の高いバックテストが出来ると思います。
ショック相場を利益に変えられるので、売りレンジの下限は120.00くらいまでなら下げても良いかなと思います。とはいえ、その利益は微々たるものですし、反対の円安時に膨らむ含み損も十分に考慮して判断ください。
スイスフランとユーロがクロス円売りプラススワップの通貨です。統一通貨であるユーロではスイスフランショックのような急上昇は想像しにくく、やはり売りで運用はユーロ円が優先です。
その他の通貨ペアと比較しても、ショック相場を無効化できるメジャー通貨ペアになるので、まず最初にユーロ円売りを中心にしてから相性の良い通貨ペアを選びたいですね。


自分が納得できる設定にアレンジしてね