「ブログを拝見してイケ綿ケーブル作ってみました。

凄い効果です。

思い切ってやって良かったです。」


「ケーブルの被覆を着るのが大変そうで、専用のカッターを買いました。」


「最初、ケーブルのプラスマイナスを依ってみましたが、ブログに書いてあるとおり、依らない方が断然音がクリアでした。」


「誘電率の違いなのでしょうか?」


「作るときに手で触ったり、出来上がって使っていて空気に触れたりして錆ませんか?」


複数の方からのメールや電話です。


数々のご質問ですね。


(皆、違う方からです。)


過去のブログに全て書いて来ましたが、改めて回答差し上げました。



依らない方が良いのは正解です。


依ると、それぞれの被覆材の静電容量の作用で静電気が起き、音が劣化します。


いくら綿であっても発生する全ての静電気を吸収出来るわけではありません。



比誘電率は、静電容量と同じような、電気抵抗に

かかわる物理量です。


綿自体は有機物ですから、他のプラスチックと変わりはありません。


比誘電率の観点から言えば、線材と綿の間に最も比誘電率が低い空気層が保たれること、また外の空気を循環させることの2点から、最高の被覆材だと言えます。



錆については、無酸素銅を推奨していますから、つまり酸素と結合しやすい側鎖を持たないわけですから、手で触ったり空気中で保管しても簡単には酸化しませんね。


また、銅の酸化はごく表面だけに留まる性質がありますし、酸化銅になるわけではなく、空気中では水酸化銅になります。




酸化銅は意図的に化学反応させて作る、工業製品原料です。


証拠は黒か緑色ならば水酸化銅で、酸化銅は白色です。


私は重要保安部品の分析もしていましたから。



「良くわかり、安心しました。

あと、外側の錆は表皮効果で使っていて大丈夫なのですか?」


それも良くある質問で、表皮効果はMHzの交流電流か電磁波の物理学ですから、スピーカーケーブルに関係ありません。


電力会社から遠くへ流すときに劣化しないで飛ばすために、高周波にして流してから100Vの50,60Hzに戻すようです。


だから、家庭の中で起きる物理ではないかと。


皆さんの知識レベルを使った、怪しいエセ情報があります。


だいたい、イケ綿ケーブルは聴けばわかりましたよね。


音楽は耳で聴けば。


「ブログはいつもキリの良い時間なのですね。」


はい、予約投稿で一本目はだいたい9時ころにしてます。



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