SEO対策とは、「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)という意味で、今の日本においては主にGoogleの検索エンジンで上位に表示されるための一連の施策のことだ。(Yahoo!やBingなどの検索エンジンも対象となる)SEOをわかりやすくいうなら「自分のサイトを検索結果で1位にするための施策」と言える。
SEO対策で最も重要なのは、「ユーザーのことを真剣に考え、心の奥底に隠れた潜在ニーズまで完璧に満たした良質なコンテンツを作成すること」だ。
私たちはこれまでに数万ほどのコンテンツをクライアントとともに作成してきたが、この考え方を一度も変えたことがない。すべてのコンテンツがユーザーにとって素晴らしいものになっているはずだ。
そして、ユーザーにとって素晴らしいものになっていなければコンテンツを公開することはない。この徹底したこだわりこそ、大きなSEO効果に結びついてきた第一の要因だと確信している。
バズ部の作成したコンテンツの掲載順位を見て欲しい。あくまでも一部だが多くのキーワードで1位表示を実現していることがわかるだろう。
バズ部に限らず、多くのクライアントメディアでも同様の成果を実現している。サイト全体の9割以上のキーワードで1位表示を達成した事例もある。
そして単に上位表示しているだけでなく、たった1記事だけで月に2〜3万以上のアクセス数を集めているケースもある。
1つ1つのコンテンツが多くの集客に貢献し、サイト全体で50万PVを超えている事例は他にもたくさんある。
しかし、本当に“良質なコンテンツを作成するだけ”で上記のようなSEO効果が得られているかというと、そうとも言えない。
実際はサイト全体をユーザーが使いやすい最適な状態にする必要があるし、Googleのクローラーに対しても回遊しやすいように技術的に最適な状態にする必要がある。
ユーザーにとって価値あるコンテンツを作成すれば間違いなく成果は出るが、事実として私たちはそれ以外にも力を入れている。
そこまで徹底してサイトを作り上げれば、誰でも驚くほど素晴らしいSEO効果を得ることができる。そして、掲載順位の上昇だけでなく多くのトラフィックの獲得にも繋がる。私たちのクライアント事例がそれを証明している。
そこで今回は、本当に効果のあるSEO対策の考え方や手法のすべてを紹介していく。
これまでクライアントを支援してきた経験や私たち自身が実践してきた経験、そしてあらゆるデータを調査・分析して導き出した結論だ。
初心者であっても中級者であっても、SEO対策で成果を上げるために欠かせない方法の全てだ。具体的には、下記の6項目だ。
- サイトの設計:SEO効果を最大化させるキーワード選定を行う
- コンテンツSEO:ユーザーが120%満足し生活の質を劇的に向上させるコンテンツの作成
- クローリング最適化:クローラーの回遊を促す
- インデックス最適化:コンテンツの適切な評価を促す
- 被リンクの獲得:ソーシャルメディアやオフラインでの拡散を促す
- 最高のユーザー体験を提供する
私たちがクライアントに提供している内容となんら変わりないし、あなたもここに書いてある通りに実践していただければ、すぐに数々のページを上位表示させることが可能だ。
無駄な施策は1つも載せていない。効果の薄い施策もあえて省いている。ここに掲載している施策は、私たちが日頃から取り入れている、最短で大きな成果を上げるために実施している重要なノウハウだけだ。
あなたのサイトのSEO効果を最大化させるためにも、騙されたと思って実践してみて欲しい。
実践方法に入る前に、まずはSEO対策の基礎から見ていこう。
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SEO対策とは?
SEOとは、「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)という意味で、今の日本においては主にGoogleの検索エンジンで上位に表示されるための一連の施策のことだ。(Yahoo!やBingなどの検索エンジンも対象となる)
主な施策としては
- サイトの設計:SEO効果を最大化させるキーワード選定を行う
- コンテンツSEO:ユーザーが120%満足し生活の質を劇的に向上させるコンテンツの作成
- クローリング最適化:クローラーの回遊を促す
- インデックス最適化:コンテンツの適切な評価を促す
- 被リンクの獲得:ソーシャルメディアやオフラインでの拡散を促す
- 最高のユーザー体験を提供する
の6つが挙げられる。
SEO対策が必要な理由
SEOが必要な理由は「検索結果で上位表示できれば無料で莫大なアクセスを獲得できるから」である。
あなたも日常からGoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って「検索」することが多いのではないだろうか。
また、検索結果が表示されると1位〜3位に表示されるページにアクセスすることがほとんどではないだろうか。
検索結果の上位に表示させることができると、そのページに多くのユーザーが流入することになる。多くの企業は、自社のページに多くのユーザーを集めたいからこそ、上位に表示させるための施策(SEO対策)を実施しているということだ。
SEO対策の費用
自社のホームページにSEO対策を行う場合、自社で行えば費用はかからない。実際、この記事に記載させて頂いている手順通りにすすめてくれればご自身でもSEO対策を行うことは可能だ。しかし、それでも自信がない、面倒な場合は費用を払って外部にお願いすることもできる。
既存のホームページに対するSEO対策の費用は大きくわけると「月額固定型」と「成果報酬型」の2つに分けられる。それぞれの費用とメリット、デメリットは以下の通りだ。
成果報酬型 | 月額固定型 | |
---|---|---|
費用 | 1キーワードあたり月額1〜30万円程度。(難易度の高いKWは高い) | 20−50万円程度+記事作成費(別途) ※レポーティングや月次の提案含む |
サービス内容 | 特定のキーワードで上位表示できるまでは費用を抑えられる。上位表示した場合に通常よりも高い金額がかかる | 毎月定額の費用を支払って少しずつSEO対策を進めていく。 |
メリット | 導入時に初期費用以外の費用がかからない | 定額なので余計な費用がかからない。 |
デメリット | 業者が何もせずとも上位表示することがあるので、その際に月額固定型と比べて多額の費用を支払わされる。 | 業者のスキルが低い場合、いつまでも成果が出せずに無駄なコストになる可能性がある。 |
一見すると成果報酬のコスパが高そうに見えるが、個人的にはおすすめできない。成果報酬型は上位表示しない限り利益が発生しないので、あまり1サイトにリソースをかけられないため施策が雑になる可能性がある。
また、Googleは日々アルゴリズム調整を行っており、アルゴリズムに適合した場合は何もしなくても上位表示することがある。成果報酬型の場合は普段なんの対策もしていないにも関わらず、たまたま上位表示しただけでもキーワードによっては月額30万円支払わなければならない、ということもある。つまり、SEO業者からすれば「上位表示できなくてもマイナスはない」「上位表示できたら丸儲け」ということになるのだ。
個人的には腕の良い固定報酬型のSEO業者に依頼したほうが、結果的にコストは安くなると考えている。
SEO対策で重要なこと
私たちがバズ部を立ち上げて約8年間、SEOを起点に多くの問い合わせが毎日のように寄せられている。更新をストップしていた時期が何度もあったにも関わらずだ。
それではなぜ、順位の変動が激しく多くのオウンドメディア閉鎖が相次ぐなか、私たちは何年にも渡ってSEOの恩恵を受け続けることができたのだろうか。
その答えは、「検索ユーザーに最高のコンテンツを提供すること」を徹底し続けてきたことにある。
検索ユーザーが満足するコンテンツを提供すると、自動的に”いいね!”や”リツイート”などでシェアされ、多くのアクセスを集めることができる。そして、多くのアクセスが集まると、それだけナチュラルリンクを貼ってもらえるチャンスが増える。
いまでは「自作自演のリンク」を貼ってもマイナスの評価しか生まれない。SEOで成果を上げるためには「ナチュラルなリンク」を獲得することが必要不可欠だ。
- 自作自演のリンク:悪質なSEO業者が行う自作自演のリンクのこと。
- ナチュラルなリンク:サイトを見た人が自発的に貼ってくれるリンクのこと。
つまり、ナチュラルなリンクを得るためのアプローチは、「検索ユーザーにとって最高のコンテンツを提供すること」以外にあり得ないということだ。
そのため、これからのSEO対策は、「いかに検索ユーザーにとって最高のコンテンツを作り提供し続けることができるか?」で結果が決まる。
そして、それが出来れば、サイトのSEO効果は際限なく高まっていくことになる。ではなぜ、ユーザーにとって最高のコンテンツを提供し続けることがSEO効果に大きく影響するのだろうか。
そのヒントは次に紹介する「Googleの理念」にある。
Googleの理念に沿ってSEO対策を行うと検索エンジンを攻略できる
前述した通り、いまの日本におけるSEOとは「Googleの検索エンジンで上位に表示されるための一連の施策のこと」だ。
ここで改めてGoogleの意図を考えてみよう。Googleは、「世界中のあらゆる情報を整理して、検索ユーザーに最高の情報を届ける」ことを使命としている。
そのため、「多くの人の役に立つコンテンツが自動的に検索エンジンの上位に表示される」ように、優秀な技術者が常に新しいアルゴリズムを構築している。言い換えると、誰の役にも立たない価値のないコンテンツは、検索エンジンに表示されなくても良いということだ。
そして、Googleの理念に沿ってSEO対策を行うと自然と検索エンジンは攻略できるし、Googleの理念に反したことを行うと、検索エンジン上から抹消されてしまう。非常に単純だろう。
Googleが大切にしている考え方に沿ってサイト作りを進めていくことが、何よりも効果を生むSEO施策になるということだ。
参考までに「Googleが掲げる10の事実」に目を通しておくと良いだろう。Googleはすべての取り組みをこの考え方に沿って進めている。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
もうお分かりいただけているだろうが、Googleを追いかけることは得策ではない。Googleの理念に沿って「ユーザーに焦点を当て続けること」が何よりも大切だ。
Googleはそれを第一に望んでいるし、検索エンジンもその方向に向かってどんどん進化している。
Googleの検索エンジンの仕組みについて理解を深めたい方は、以下の記事を参考にしてほしい。
ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違い
さて、効果的なSEO対策を実行するためには「ブラックハットSEO」と「ホワイトハットSEO」の違いを理解することは避けて通れない。それぞれ以下のように定義できる。
- ブラックハットSEO
検索順位を上げることだけを目的として、本来適切な検索順位よりも高い順位を得ようとして抜け道のような手法を使って行われるSEO。(=ウェブスパム) - ホワイトハットSEO
サイトの使い勝手の改善、良質なコンテンツ作成の助長、表示の高速化など、ユーザーと検索エンジンの両方に良い効果をもたらすために行われるSEO。ウェブマスター向けガイドラインに沿ったSEOのこと。
整理すると以下のようになる。
ブラックハットSEO | ホワイトハットSEO | |
---|---|---|
手法 | Googleを欺くような抜け道的な手法(スパム行為) | Googleの理念に沿ったユーザーにとって有益なサイトの構築 |
ペナルティを受ける可能性 | 非常に高い | ほとんどない |
SEO効果 | 短期的な効果があっても中長期的な効果はほとんどない | 中長期的に確かな効果を示す |
例 | ・キーワードの乱用 ・誘導ページ ・隠しテキストや隠しリンク ・不正なリダイレクト ・自動生成された無価値なコンテンツ |
・ユーザーにとって本当に価値ある有益なコンテンツの提供 ・ユーザーにとってストレスのないページの表示速度の向上 ・ユーザーにとってのわかりやすさを追求したサイト設計 |
実は数年前まではブラックハットSEOの効果があった。しかし最近では、Googleが数々のアルゴリズムのアップデートを積み重ねてきたことによってほとんど効果が出なくなった。それどころかガイドライン違反でペナルティを受け、再起不能になってしまうことがほとんどだ。(中でも代表的なアップデートは「パンダアップデート」と「ペンギンアップデート」だ)
徹底的にユーザーに焦点を当て、価値ある素晴らしいサイトを作っていくことだけに集中しよう。それが現在のSEOで唯一成果が上がる方法だ。
ただ、ホワイトハットSEOにも様々な解釈があり、中には誤った解釈によって広まってしまったテクニック的な手法が多数存在する。改めて成果の出るSEOの本質について整理していこう。
成果の出ないSEO対策と世間の誤った解釈
ソーシャルメディアなどで語られている二次情報や三次情報を鵜呑みにしてはいけない。例えば、以下のような発信を見聞きしたことのある読者は多いのではないだろうか。
- YMYL領域のメディア運営では専門家を監修者につけて運営すると良い
- Twitterで著者の露出を増やすことでサイテーションを加速させることができる
- 共起語をリストアップして記事内に散りばめることでSEO効果を高めることができる
単刀直入にお伝えすると、これらを実践するだけではあまり効果は見込めないだろう。
考えてみてほしい。
これらの施策はユーザーにとって本当に有益だろうか。 “ユーザーにとってどうか”という視点で考えると大して有益でないと感じないだろうか。これらはあくまでもテクニックであって、本質的はユーザーにとってどうでもいいことだ。
私たちはこれらの施策をそこまで重視していないし、実施せずとも大きなSEO効果を発揮している。
大切なのはこれらの情報を鵜呑みにするのではなく、「なぜ効果が生まれるのか」をユーザー基準で徹底的に追求し、本質的にユーザーにとって価値ある施策を実行することだ。
- ユーザーにとって素晴らしい結果をもたらす施策は、SEO効果がある。
- ユーザーにとって無価値な施策は、SEO効果がない。
このように考えると、すっきり整理できるだろう。
SEO対策の手順と全体像
それでは、弊社が実践しているSEO対策の全体像を紹介していく。これからあなたが実施すべきSEO対策は以下のように表現できる。
つまり、大きく分けると6つに分類される。
- サイトの設計:SEO効果を最大化させるキーワード選定を行う
- コンテンツSEO:ユーザーが120%満足し生活の質を劇的に向上させるコンテンツの作成
- クローリング最適化:クローラーの回遊を促す
- インデックス最適化:コンテンツの適切な評価を促す
- 被リンクの獲得:ソーシャルメディアやオフラインでの拡散を促す
- 最高のユーザー体験を提供する
なかでも注目してほしいのは「コンテンツSEO」だ。
私たちはすべての施策の中でもコンテンツに一番の力を注いでいる。そして、キーワード選定や内部対策、外部対策のそれぞれが有機的に機能することで、1つ1つのコンテンツが適切に評価されるようになる。
コンテンツやサイト全体が本当に良くて評価されていった結果ファンが増える。それがさらなる拡散を生み、ビジネスをより大きく発展させていくことにつながっていく。
これから紹介していくSEO施策と手順は、あなたのビジネスを大きく飛躍させる源泉だ。最大限のSEO効果を発揮するためにも読み飛ばさずに、ここに書いてある通りに実践してみてほしい。
それでは見ていこう。
※注意
「SEOで確実に結果を出せる人が身につけている50の基本テクと考え方」でも解説しているが、SEOで短期的な結果を求めすぎると長期的に首を絞めてしまう可能性がある。
これから紹介する方法は、中長期的な目線で地道にコツコツ進めていくことをおすすめする。
また、SEOはコンテンツマーケティングの一部という見方もできる。「コンテンツマーケティングの進め方|弊社が広告費ゼロで10倍の売上を達成した手法」でSEO対策の位置付けを解説しているから、併せて確認しておこう。SEOを起点にファンが増加し、ビジネスが発展していくまでの道のりがイメージできるだろう。
SEO対策(1)サイトの設計
検索エンジンで上位表示を独占するためのSEO対策の第一歩はキーワードリサーチから始まる。その理由は以下の3つだ。
- 需要の把握:どれくらい多くの人がそのトピックに関心を抱いているかがわかる
- 書くべきコンテンツの把握:コンテンツを書く際に対策すべきキーワードが分かる
- サイトの設計:キーワードを洗い出すことで階層構造やカテゴリ分けなどのサイトの設計が容易になる
徹底的にキーワードリサーチを行うことで、「どれだけの需要があるのか」「どのようなコンテンツを作るべきか」「コンテンツをどこにどのように配置すべきか」が明確になる。つまり、SEO効果の高いサイト設計ができる。
そのために必要な点を全てご紹介するので、ぜひ参考にして欲しい。
1−1.メディアミッションを策定する
突然だが、まずはメディアミッションを策定するところから始めよう。キーワードリサーチやサイト設計のすべてはここから始まる。
SEOにおいて、メディアミッションが「あるサイト」と「ないサイト」では以下のような違いが生まれやすい。
- メディアミッションがあるサイト:テーマが明快で一貫性のあるサイトになる(SEO効果が高い)
- メディアミッションがないサイト:テーマが曖昧で一貫性のないサイトになる(SEO効果が低い)
メディアミッションがあると、選定すべきキーワードのテーマに一貫性が生まれる。メディアミッションがキーワード選定のすべての基準になるからだ。
結果、サイトに蓄積されるコンテンツの全てが上手く紐づくことでユーザーにとってテーマが明快でわかりやすいサイトになる。つまり、SEO効果が高まる傾向にある。
メディアミッションがないと、選定すべきキーワードの基準が曖昧になり雑多なサイトになってしまいがちだ。ガジェット専門のサイトなのに仕事術に関するコンテンツが含まれていたり、中古車専門のサイトなのに飲食に関するコンテンツが含まれているなど、テーマがバラバラになり一貫性のないよくわからないサイトになってしまう。
ターゲットユーザーにとって関係のない記事が含まれるなど、全体として見た際に価値が薄くなるため、SEO効果が低くなる傾向にある。
実際に私たちの経験でも、サイトのテーマと異なるジャンルのコンテンツを公開しても上手くいかなかった事例がある。
特に最近では専門領域に特化したサイトの方がSEOで評価されやすいから、必ずメディアミッションを策定して、それに沿ったキーワード選定をすべきだ。
※注意
メディアミッションの策定は、必ずチーム全員で進めていこう。独りよがりのミッションは絶対に避けるべきだ。チーム全体が同じ方向を向いて全員が納得のいく形でスタートしよう。
メディアミッションが曖昧で、全員が異なる目的を持ってスタートすると、SEOは驚くほど上手くいかない。面倒かもしれないが時間をかけてでもメディアミッションを策定すべきだ。
ミッションが策定できたら、実際にキーワードリサーチに移ろう。
1−2.サイトのテーマに関連するキーワードと検索ボリュームをすべて抽出する
あなたのサイトやブログで扱っているトピックと関連性のあるキーワードを手当たり次第に抽出しよう。あなたのメディアミッションを達成するために、必要だと考えられる関連キーワードを全て抽出し網羅するということだ。
ここで大切なのは「問い合わせに繋がらないだろう」「あまり関係ないかも」といった思い込みを一切排除し、できる限り多くのキーワードを抽出することだ。想定外のお宝キーワードを発掘することができるかもしれない。
例えば、当ブログは、「Webマーケティングで結果を出すために必要なことが全て分かるブログ」なので、関連性のあるキーワードとは、ブログ運営やSEO、LPO、コピーライティング、ソーシャルメディア運用に関するキーワードとなる。
キーワードは以下のような方法(ツール)を用いて出せるだけ出していく。
- あなたのビジネスに関連する資料を参考にする
- チームでブレインストーミングする
- Yahoo!知恵袋を使用する
- Twitterを使用する
- Googleの検索結果を参考にする
あなたの扱うトピックに関連するキーワードを見つけたら上記の方法で芋づる式にキーワードを発見することができるだろう。
そして次に、以下のようなサジェストツールを活用してキーワードリストを作成し、Googleの提供する「キーワードプランナー」を活用して月間検索ボリューム(月間の検索数)を出していく。いずれも無料ツールだ。
- Good keyword
- related keywords
- Ubersuggest(※検索ボリュームも同時に抽出できる)
この一連の流れで抽出したすべてのキーワードをExcelなどのシートにまとめ、大切に保管しておこう。
実は、この作業だけで1週間以上の時間と労力がかかる場合もある。サイトの基盤を作る重要な過程だから、手を抜かず出せるだけリストアップしていこう。
キーワード選定の実践方法は以下記事で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
1−3.重要キーワードをリストアップする
Excelにまとめたキーワードに優先順位をつけて重要キーワードをリストアップしていこう。目安としては100〜200ほどの重要キーワードをリストアップしよう。
重要キーワードをリストアップするには2つの軸で考えると良い。
- 検索ボリュームが多いキーワードを選ぶ:PV(集客)という軸
- 問い合わせや購買行動に繋がりやすいキーワードを選ぶ:CV(コンバージョン)という軸
SEO対策で成果を出すためには「PV」と「CV」を考えなければいけない。ビジネスの成果に繋がらないキーワードで上位表示を実現できても意味がないからだ。
あなたの運営するメディアにとって重要なキーワードを2軸で整理しピックアップしよう。
1−4.重要キーワードを中心にサイトを構造化する
キーワードをもとにサイトを構造化していこう。サイトの基本構造は以下の通りだ。
サイトの設計はそれぞれのページに、キーワードを当てはめて考えよう。
- トップページ:サイトを象徴する重要キーワード
- カテゴリページ:重要キーワードを構成する複数のキーワードグループ
- 記事ページ:カテゴリページを構成する個々のキーワード
たとえば「靴」に関するサイトの場合、以下のような配置になる。
上記のように、重要キーワード(トップページ)を中心に要素分解し、キーワードをグルーピングすることで上手にサイトを構造化できる。これがサイト設計の基本的な考え方だ。
この基本構造を忠実に守ることで、ユーザーにとって、そしてクローラーにとって回遊しやすいサイトになる。
そして、さらに効果的なサイト設計をするために以下の2つの視点を追加することをおすすめする。
1.漏れなくダブりのない構造にする2.記事ページ同士の階層構造を整理する
面倒だと思われるかもしれないが、ここまで深く考えてサイトを設計すると高いSEO効果が見込めるし、その後のサイト運営がかなり楽になる。今は大変だが、後のことを考えてしっかり設計していこう。
漏れなくダブりのない構造にする
サイトは原則、漏れなくダブりのない構造にしよう。ユーザーが目的のコンテンツにたどり着きやすくなるからだ。この考えのほとんどは、カテゴリページの分け方に影響する。
例えば、あなたの運営するwebサイトが「旅行」を扱っているのであれば「国内旅行」と「海外旅行」という2つのカテゴリを用意すれば漏れなくダブりのない構造になる。
では「国内旅行」「海外旅行」「新婚旅行」の3つのカテゴリにするとどうだろうか。新婚旅行は国内、海外どちらでも行う可能性があるためダブりが発生していると判断できる。このダブりを避けるべきということだ。
ただ、SEOの観点では重要キーワードをうまく整理できない場合もある。例えば「海外旅行」と「新婚旅行」の2つが重要なキーワードの場合、どちらかをカテゴリから削るのは避けたいところだ。(※重要キーワードを設定したカテゴリページはSEOの恩恵を受けやすい。下層のコンテンツページのSEO効果を上層のカテゴリーページが受け取るからだ。)
これらを考慮すると、できる限り漏れやダブりのない構造を目指しつつも、重要キーワードを積極的にカテゴリに設定することが現状の最適解と言える。
記事ページ同士の階層構造を整理する
通常、サイトは「トップページ」「カテゴリーページ」「記事ページ」の3階層の構造になる。ただし、記事ページ同士でも階層構造があるという前提でコンテンツを配置すると、より効果的なサイトの設計ができる。
以下の赤枠の部分を見てほしい。
本来のディレクトリ構造上、記事ページの下層に記事ページが配置されることはあり得ない。ただ、記事ページの下層にさらに記事ページを配置する思考で設計すると、よりユーザービリティの高いサイトを構築することができる。ユーザーの内部回遊を大きく促進させるからだ。
上記の例では、「おすすめの革靴を知りたいユーザー」にとって重要なコンテンツを下層に位置付けている。おすすめの革靴を知りたいユーザーにとって、価格、種類、選び方、ブランドは大切な要素であり、見るべきコンテンツだ。
このように記事ページ同士の階層構造を考慮した設計ができれば、それぞれを内部リンクで綺麗につなげることができる。ユーザーは自分にとって有益な関連ページに移動しやすくなるので、結果的にSEO効果が高まるということだ。
ユーザーは再検索をしなくても同一サイト内でほとんどの悩みを解決できるようになる。
※参考さらに階層構造のわかりやすいサイトにするためにも、パンくずリストを活用しよう。パンくずリストとは、訪問者がいまどこの階層にいるのかを伝えるリンクのことだ。
バズ部では、ページの上部に表示している。
パンくずリストを設定することによって、ユーザーは以下のような情報を理解できるようになる。
- 今いるページがサイト内のどこに位置するのか
- そのサイトがどのようなトピックを扱っていて、どのようなサイト構成になっているのか
つまり、重要キーワードを中心に設計されたwebサイトの階層構造を、パンくずリストを活用することでよりわかりやすくユーザーに伝えることができる。
パンくずリストの具体的な設定方法は「パンくずリストの理想的な設定方法と作り方」で紹介している。
SEO対策(2)コンテンツSEO
私たちは、コンテンツSEOをもっとも重要なSEO施策と位置付けている。なぜなら、ユーザーの願望を叶えるためのすべての情報がコンテンツに詰まっているからだ。
極端な話、コンテンツが素晴らしいものであれば他の施策が不十分でも、ある程度納得のいくSEO効果を得ることはできる。
Googleもコンテンツがあらゆる施策のなかでも特に大きなSEO効果をもたらす可能性があると話している。
人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。
コンテンツSEOで考えるべきことはたった1つしかない。「ユーザーにとってどうか」という軸で、コンテンツを精査していくだけだ。
そして、その軸をもっとわかりやすくするために私たちは良質なコンテンツを以下のように定義している。
良質なコンテンツとは
ユーザーが120%満足し生活の質を劇的に向上させるコンテンツ
つまり、ユーザーの表面的なニーズだけでなく深層心理に隠れた潜在的なニーズまで満たし、ユーザーの幸福の実現に寄与するコンテンツが良質なコンテンツということだ。
もう少し具体的に解説すると、 “実際にユーザーが行動を起こせること”が良質なコンテンツの条件だ。ニーズを捉えて幸福を願っているだけであれば簡単だが、そうではない。
ニーズを満たし幸福を実現するための行動を確実に起こしてもらうコンテンツが、良質なコンテンツだ。
このような良質なコンテンツを作成するためにも、私たちは4つの視点に沿ってコンテンツを作成している。この4つの視点を正しく理解し、アウトプットすることで、SEO効果の高い良質なコンテンツを生み出すことができる。
ニーズ(Insight):ユーザーニーズを的確に捉えること
信頼(Authenticity):信頼のおける内容でまとめること
独自性(Originality):独自の価値を創造すること
表現(Expression):わかりやすい表現で提供すること
それではひとつひとつ見ていこう。
2−1.ニーズ(Insight):ユーザーニーズを的確に捉える
ユーザーを 120%満⾜させるコンテンツを作成するためにはニーズを的確に捉える必要がある。
ニーズとはユーザーの理想と現実の間にあるギャップのことで、ユーザーが抱える欲求のことだ。そしてニーズは⼤きく「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」の2種類に分類される。
顕在ニーズ:ユーザーが⾃分⾃⾝で意識できているニーズ(表⾯的なニーズ)
潜在ニーズ:ユーザーが⾃分⾃⾝で意識できていないニーズ(深層⼼理に隠れたニーズ)
顕在ニーズだけでなく、潜在ニーズまで満たしたコンテンツを作成することで、ユーザーに120%の満足を提供できるということだ。
1度考えてみてほしい。「ワックス 付け方」と検索するユーザーのニーズはなんだろうか。
誰もが「ワックスの付け方を知りたい」と答えるだろう。しかしそれでは不十分だ。ワックスのつけかたを知りたいというニーズは、あくまでも表面的なニーズでしかないということだ。
「ワックス 付け方」と検索するユーザーが置かれている状況や、年齢、性別、ライフスタイルなどを真剣にイメージし、本当の願望を探ってみよう。
例えば、デートやパーティ、プレゼンテーションのために「髪に変化を加えることで今の自分よりもカッコ良くなりたい」という願望があるかもしれない。ユーザーには本当に解決したい願望があり、それを解決するサポートに全力を注ぐことがなによりも重要だ。
そのような願望を叶えるためには、単にワックスのつけ方を解説するだけではなく、どんな初心者でも簡単に実践できるように画像を使ったほうが良いだろう。また、頭の形やシーンごとのワックスのつけ方まで教えてあげたほうが良いかもしれない
ここまで考えてはじめて、ユーザーを120%満足させるコンテンツを作ることができる。キーワードを表面的に捉えるのではなく、そのキーワードで検索するユーザーの本当の願望(潜在ニーズ)が何かを考えよう。
顕在ニーズと潜在ニーズの例を3つ紹介する。潜在ニーズを考える参考にしてほしい。
検索キーワード | 顕在ニーズ | 潜在ニーズ |
---|---|---|
SEO対策 | SEO対策の意味と実践方法を知りたい | 安定した集客を実現しビジネスそのものを飛躍させたい |
外壁塗装 期間 | 外壁塗装がどれくらいの期間で済むか知りたい | ストレスのない安心な生活を送りたい |
一人暮らし 家電 | 一人暮らしで揃えるべき家電を知りたい | できる限り少ないコストで快適な生活を送りたい |
2−2. 信頼(Authenticity):信頼のおける内容でまとめる
いくらニーズを的確に捉えた情報発信をしても、その発信に信頼性がなければユーザーにとっては価値が薄い。コンテンツの内容を納得してくれない可能性があるからだ。
ユーザーが納得して正しい判断をくだすことができる良質なコンテンツを作成するためには信頼性を追求していくことは必須だ。信頼性の高い内容を目指そう。
Googleも信頼性の高いコンテンツを作成することの重要性を「高品質コンテンツ公式ガイドライン」で「E-A-T」という概念とともに解説している。
E-A-Tとは
専門性、権威性、信頼性の頭文字を取った言葉であり、Googleの造語だ。それぞれ以下のように定義されている
Expertise:コンテンツ作成者に専門知識があるか
Authoritativeness:コンテンツ作成者、コンテンツ自体、ウェブサイトに権威性があるか
Trustworthiness:コンテンツ作成者、コンテンツ自体、ウェブサイトに信頼性があるか
E-A-Tとセットで知っておくべき言葉がある。それがYMYLだ。
YMYLとは
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語だ。
Googleの「高品質コンテンツ公式ガイドライン」で「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与えるページ」のことを指して使われる。
Googleはwebページが人々に与える影響を真剣に考えている。そして私たちもwebページが人々に与える影響を真剣に考えなければいけない。
だからこそ信頼性の高いwebサイトを作り、誰もが納得できる公平公正な根拠に基づいた情報発信をすべきだ。そのために実行できることは多数ある。
- 論文や書籍などを根拠にコンテンツを作成する
- 専門家もしくは専門的な知識を有する人間がコンテンツを作成する
- 一方的な主張を振りかざすのではなく物事の両面に触れて丁寧に解説する
- 取材や検証などで得た事実に基づいてコンテンツを作成する
信頼のおけるコンテンツを作成するために何ができるか今一度考えてみよう。
発リンクの重要性
被リンクと同様、発リンクが重要視されている。これは単にリンクを外部に送れば良いという話ではない。信頼のおけるページを参考にコンテンツが作成されていることを、発リンクを通じて伝えるから意味があることだ。
弊社でも信頼のおけるページへの発リンクを積極的に設置したところ、SEO効果が飛躍的に高まった事例がある。特に引用元を記載する場合に意識しておきたいポイントだ。
2−3.独自性(Originality):独自の価値を創造する
コンテンツは、競合コンテンツを大きく上回る独自のものでなければいけない。つまり、オリジナルコンテンツを目指すべきだ。
他のコンテンツを模倣するのはNGだ。コンテンツは相対的に評価されるものであるから、他のコンテンツと同等のものを作成してもユーザーは大きな価値を感じてくれない。競合性を考慮して独自の価値あるコンテンツを作成すべきだ。
とは言ったものの、独自の価値を作り出すのはそこまで難しいことではない。実はちょっとした努力で生み出すことができる。以下のイラストを見てほしい。
あなたの保有している知識やデータは原料だ。それを加工することによって独自の価値は創造できる。
つまり
- 手順化
- タスク化
- グラフ化
- 図解
- 複数のデータを集計
などの加工を施すことによって、今までになかった独自の価値を生み出すことができる。
あなたの作成したコンテンツを改めて見返してみよう。
文章の羅列になっている箇所がないだろうか。その情報をステップ形式に加工することでもっとユーザーが行動しやすくならないだろうか。
せっかくなので「お風呂掃除 やり方」というキーワードで一緒に考えてみよう。どのような工夫をすれば独自の価値を生み出せるだろうか。当然だが、単にお風呂掃除のやり方を解説するだけではNGだ。
例えば、以下のように工夫をするとどうだろうか。
- お風呂掃除のやり方のすべてを手順化する
- 実際に掃除している風景を一コマごとに撮影し画像でわかりやすく伝える
- 細かい箇所の掃除方法は動画を使って丁寧に解説する
- 掃除道具を比較検証し本当におすすめできるグッズだけを紹介する
おそらくこれらの工夫をするだけで、世の既存コンテンツにはない独自の価値を生み出すことができるだろう。
私たちはこのような工夫に力を入れ続けた結果、SEOで上位に表示され続けるコンテンツをたくさん見てきた。書いてある項目が一緒でも、どのように加工するかで価値は大きく変化する。
あなたのコンテンツが生み出せる独自の価値はどのような形なのかぜひ考えてみよう。
2−4.表現(Expression):わかりやすい表現で提供する
ユーザーにとってわかりやすいコンテンツに仕上げていこう。いくら内容が素晴らしいものでも、結論にたどり着きにくかったり、情報が整理されていないとユーザーはすぐに離脱してしまうことだろう。
わかりやすさを追求するためにチェックすべきポイントは多々あるが、そのなかで特に重視すべき項目は以下の通りだ。
- 論理的に目次を構成し漏れやダブりをなくす
- 結論を先に伝える
- 充実した根拠を提供する
- より納得感を高めるための具体例を提供する
- 見出しを見ただけでそこに何が書いてあるかがわかる
- 箇条書きを活用する
- 表やイラストを活用する
- 装飾を施しポイントをわかりやくする
- 何が実現できるコンテンツなのかを伝える
- ユーザーが意思決定できるよう明快な主張をする
- 誤字脱字をなくす
これらはあくまでもわかりやすい表現にするための方法の一部だが、このポイントに沿って実行していくだけでも見違えるほどわかりやすいコンテンツになるはずだ。
参考までに、以下の2つの文章を読み比べてほしい。
■わかりにくい表現
ある研究結果が面白い。初心者ゴルファー100人を対象にどのパターンのグリップが良い結果をもたらすか研究してみたというのだ。
Aパターンを使ったゴルファーは1ヶ月後に5%、3ヶ月後に10%、6ヶ月後に20%の成長率を記録した。そして、Bパターンを使ったゴルファーは1ヶ月後に10%、3ヶ月後に20%、6ヶ月後に40%の成長率を記録した。
なぜ、このような違いが生まれたのだろうか。私もゴルフ初心者だった頃はグリップ選びに悩まされたものだから興味深い。同じように悩んでいる読者も多いのではないだろうか。
この研究を行なった人物から話を聞いたところ、ゴルフ初心者はメンタルに弱く、大事な局面でOBを出してしまう可能性が高いらしい。たしかにこれは一理あるなと実感した。ゴルフ初心者は安定性を重視したBパターンを選んだ方が良いようだ。
飛距離重視のAパターンの成長率 | 安定性重視のBパターンの成長率 | |
1ヶ月後 | 5% | 10% |
3ヶ月後 | 10% | 20% |
6ヶ月後 | 20% | 40% |
明らかに後者のほうがわかりやすいと感じないだろうか。そして、伝えたいメッセージが明快だと感じたはずだ。
誰が読んでもわかりやすく納得できるロジックを構築し、伝え方や伝える順番を工夫することで大きな違いが生まれる。
あなたのコンテンツも上記を参考に、もっとわかりやすい表現にできないか考えてみると良いだろう。
コンテンツをわかりやすく表現するための第一歩は文章力を磨くことだ。「たった1記事で8万人に読まれる文章を書けるようになるライティング術」で詳しく解説している。
また、「SEOコンテンツの作り方」「コンテンツとは見た人の「人生の質」を上げるもの」を読んでいただければ、コンテンツの作り方の理解を深めていただけるはずだ。ぜひ参考にしてほしい。
SEO対策(3)クローリング最適化
数々の良質なコンテンツを作成しても、それをGoogleに見つけてもらわないことには意味がない。そして、クローラーの回遊を促すことでそれを解決することができる。
クローラーとは、リンクをたどりウェブサイトを自動的に検出してスキャンするプログラム(ロボット)のことだ。
これから、あなたの作成したコンテンツをクローラーに見つけてもらうための、クローリング最適化について解説していく。とても簡単な設定ばかりだから安心して読み進めてほしい。
3−1.XMLサイトマップを送信する
XMLサイトマップとは、あなたのサイトにどのようなページがあるのかを検索エンジンに伝えるためのものだ。XMLサイトマップの送信には2つのメリットがある。
- 検索エンジンが通常のクロール処理では検出できないページを知らせることができる
- 新しいページの存在をより早くクローラに認知してもらえる
つまり、Googleにいち早くそして漏れなくあなたのサイトのことを知ってもらうことができる。
XMLサイトマップを送信するまでの大まかな手順は以下の通りだ。
- 「Google XML Sitemaps」を使用してXMLサイトマップを作成する
- 「Google Search Console」を使用してXMLサイトマップを送信する
様々なXMLサイトマップ作成ツールがあるが「Google XML Sitemaps」がおすすめだ。私たちも普段から使用しているし、何よりも綺麗なソースを吐き出してくれる。具体的な進め方は「Google XML Sitemapsの設定方法」で解説しているから一読してほしい。
※注意1
「All in One SEO Pack」を取り入れているユーザーも多いことだろう。実は「All in One SEO Pack」の機能の1つにXMLサイトマップの設定がある。サイトマップ作成の機能を持つプラグインを複数使用すると、なんらかの不具合を起こす可能性が高い。
「All in One SEO Pack」のサイトマップ設定を無効化し「Google XML Sitemaps」でXMLサイトマップを作成するなど、それぞれのプラグインの役割に重複が発生しないよう気をつけよう。
※注意2
実は、サイトマップには「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の2種類がある。それぞれ以下のように整理できる。
- HTMLサイトマップ:ユーザビリティ向上のため
- XMLサイトマップ:クローラビリティ向上のため
今回はクローラビリティ向上を目的としたXMLサイトマップを紹介したが、HTMLサイトマップの作成も大切だ。「SEO効果アップ!サイトマップの仕組みと理想的な作成方法を紹介」で解説しているから目を通してほしい。
3−2.URL検査ツールを利用する
URL検査ツールとは、Google Search Consoleの機能のことだ。この機能を使うことでインデックス登録されたページの情報(エラーや現在のステータス)を把握することができる。
そして、URL検査ツールを利用することでクロール依頼をすることができる。個別のページのエラー改善やページの修正などを行った際に利用しよう。
やり方はとても簡単だ。Google Search Consoleにログインすると、左側に「URL検査」と表示される。そこから個別のページURLを入力し、「インデックス登録リクエスト」を選択するだけだ。これによってクロール依頼ができる。
この方法はあくまでも個別ページのクロール依頼で対応すべきだ。多くのページのクロール依頼はサイトマップを送信して対応しよう。
※注意
旧バージョンのGoogle Search Consoleで利用されていた「Fetch as Google」はすでに廃止され、「URL検査ツール」が機能を受け継いでいる。
3−3.手持ちのサイトからリンクを貼る
会社のホームページや、その他の関連性のある手持ちのサイトからリンクを貼ろう。クローラーの巡回を促す手段としては効果的だ。
ただし、注意点が2つある。
- ペナルティを受けている手持ちサイトからのリンクは避ける
- 関連性のないサイトからのリンクは避ける
いくら手持ちサイトが多いからといってむやみにリンクを貼るのは厳禁だ。あくまでもそのサイトに関連する役立つサイトのリンクだけを貼ることに徹しよう。
また、特定のサイトにリンクを集中させる目的でサテライトサイトを活用すると、誘導ページとみなされる可能性がある。
ウェブマスターの方々の中には、サイトのコンテンツを 1 つのドメインに集めメインのサイトとしつつ、それとは別に複数の小さなサイトを作成し、メインのサイトにリンクを集中させている方がいらっしゃいます。
場合によっては、これらのサイトは 誘導ページ(ドアウェイ ページ) とみなされ、ウェブマスター向けガイドライン に違反する可能性があります(いわゆる「サテライトサイト」の中にも、誘導ページにあたるものが多くあります。)。
むやみにリンクを貼る行為は避け、ユーザーにとって関連性の高い意味のあるページだけを対象としてリンクを貼ろう。
3−4.3クリック以内に全ページへアクセスできるようにする
3クリック以内に全ページでアクセスできるようなサイト構造にしよう。こうすることでクローラーが隅々まで回遊しやすくなる。ユーザーにとっても、それぞれのページにアクセスしやすくなるためとても有益だ。
Webサイトは通常以下のような構造になっているはずだ。
この構造を忠実に守ってサイトを構築しているのであれば、ほとんどのwebサイトは3クリック以内に全ページへアクセスできるはずだ。
※注意
これまで私たちは2クリック以内に全ページにアクセスできるのが理想だとお伝えしてきた。ただし、多くのページを持つwebサイトでそれは現実的ではない。目指すべきは2クリック以内だが、少なくとも3クリックで全ページにアクセスできるような構造を目指そう。
3−5.ナビゲーションメニューをテキストで設定する
サイトのナビゲーションメニューを画像で設定しているサイトが多いがおすすめしない。
なぜなら、現状では画像リンクよりもテキストリンクの方がクローラーの回遊性が高いとされているからだ。ナビゲーションメニューは極力CSSでデザインし、テキストリンクで設定するよう心がけよう。
Googleのウェブマスター向けビデオでも、「テキストのほうがGoogleにとってのヒントになり得る」と語られている。
参考:
ナビゲーションメニューは必ずテキストで設定しよう。
3−6.URLの正規化
URLの正規化はクロール最適化でとても重要だ。なぜなら、ページの評価が分散してしまうリスクを回避できるからだ。
複数のURLから同一ページにアクセスできる場合があるが、これではGoogleはどのURLを正規のものとして扱って良いかわからない。これによって評価が分散してしまうことがあるし、重複コンテンツとみなされる可能性もある。
これらのリスクを回避するために、正規のURLを指定することが大切だ。
URLを正規化する方法は4つある。
- rel=”canonical” リンクタグを使用する
- rel=”canonical” HTTP ヘッダーを使用する
- サイトマップを使用する
- 廃止する URL に 301 リダイレクトを使用する
「重複したURLを統合する」でGoogleがやり方を解説している。ぜひ目を通して設定を進めよう。
※注意
以前はGoogle Search ConsoleでWWW有無の表示を設定することができた。ところが、2019年6月をもってGoogleはこの設定を廃止することを発表した。現状、Googleが公式で推奨しているURL正規化の方法は上記で紹介した4つのみだ。
3−7.アンカーテキストはリンク先のページの内容が簡潔に分かるように設定する
アンカーテキストとは、リンクを設定したテキストのことだ。以下の図の場合、青字になっている「検索エンジンの仕組み」「Googleのアルゴリズム」の部分がアンカーテキストだ。
アンカーテキストは、検索エンジンに「リンク先がどのようなページか」を伝える役割を持つ。(当然だが、ユーザー対しても同様の役割を持つ)
だからこそ、リンク先のページがどのようなページなのかを簡潔にテキストで設定する必要がある。
以下のパターンであれば3つ目が理想的な設定だ。
- 詳しくはこちらを読んでください
- 詳しくはhttps://~~~を読んでください
- 詳しくは「検索エンジンの仕組み」を読んでください
リンク先がどのようなページかわからないテキストの設定や、URLをそのまま貼り付けることは避けよう。
アンカーテキストでSEO効果を高めるための方法は「アンカーテキスト最適化でSEO効果を高める3つのポイント」で詳しく解説しているので一読することをおすすめする。また、リンクそのものの使い方がSEOに影響を及ぼすため、併せて「サイトのSEO効果を高めるリンクタグの使い方」も一読してほしい。
3−8.クロールが不要なページはrobots.txtで指定する
robots.txtとは検索エンジンのクローリングをブロックできる機能のことだ。価値の低いページへのクローリングをブロックすることで、それ以外の価値の高いページへのクローリングを最適化できる。
robots.txtを利用して、クローリングをブロックすべきページは2つある
- ユーザーにとって価値のないページ
- 広告リンク先のページ
サイト運営者は前者の「ユーザーにとって価値のないページ」だけを考えれば良い。「広告リンク先のページ」は、広告ASPを運用している会社やプレスリリースの配信会社が行うべきものだからだ。
検索エンジンを利用するユーザーにとって価値のないページがあなたのサイトに存在するのであれば、robots.txtでクローリングをブロックしよう。クローリングを最適化することができれば、より良いSEO効果が期待できる。
なお、robots.txtの扱い方を誤ってしまうと、大きなマイナスを生む可能性がある。重要なページのクローリングも制御してしまう可能性があるからだ。
robots.txtの初歩の解説や、使い方、注意点については「サイト最適化の為のrobots.txtの書き方と効果的な活用方法」で解説している。少し複雑に感じるかもしれないが、とても大切な設定なのでしっかり目を通してほしい。
※注意
クロールバジェットの観点から、robots.txtの活用は大切だと言われて続けてきたが、実はほとんどのwebサイトでは設定が不要だ。クロールバジェットとは、「クローラーがサイトに1度訪れた時に訪問するページ数」としてよく語られている概念だ。
Googleはクロールバジェットについて以下のように語っている
- ほとんどのWebサイト運営者はクロールバジェットについて気にする必要はない
- 数千以下のURL数しか持たないサイトでは、ほとんどの場合クロールは効率的に行われている
つまり、数千にも満たないページ数のサイトであればあえてrobots.txtを設定する必要がないということだ。大規模なECサイトやニュースサイトなどは設定すべきだろう。
また、大規模なサイトがrobots.txtを使うべき代表的な場面には以下のようなものがある。
- クロールによってサーバーがダウンしてしまう可能性がある場合
頻繁なクローリングによってサーバーがダウンすると、ユーザー体験を損ねてしまう可能性がある。その場合はクローリングを制御してサーバーの安定性を保つべきだ。 - サイト内検索の結果ページをクロールさせたくない場合
ユーザーがサイト内検索をするたびに新しいURLが生成されてしまう可能性がある。これにより、本来クロールされるべきページがクロールされなかったり、サーバーへの負荷が高まってしまうなどのデメリットがある。
そのほか、404エラーページや自動生成ページへのクローリングを制御すべきなど、あらゆる利用シーンがある。いずれにしても、ユーザーの利便性を損ねる可能性がある大規模なサイトはrobots.txtを活用すべきだろう。
参考:
SEO対策(4)インデックス最適化
インデックス最適化は、検索エンジンのランキング決定プロセスにおいてとても重要だ。どれだけ素晴らしいコンテンツを作成しても、Googleが適切に評価してくれなければ、上位表示されない可能性があるからだ。
ここでは、適切なコンテンツの評価を促すインデックス最適化のポイントを紹介していく。
より良い評価を促す方法でもなければ裏技のような方法でもない、正しく本来あるべき順位に表示させるために行う施策だ。それでは見ていこう。
4−1.タイトルタグを最適化する
タイトルタグ(titleタグ)は、インデックスを最適化するために重要視されているhtmlタグの一つだ。
検索エンジンは、タイトルタグに囲まれたテキストが、そのページ内容を最も適切に表しているという前提でアルゴリズムを組み立てている。
そのため、そのページの内容を最も簡潔かつ具体的に表すタイトルをつけている場合は、そのページは適切に評価されて検索順位でも有利な結果を得られやすくなる。
一方、そのページの内容と違うページタイトルをつけてしまった場合は、それだけで大幅に検索順位が下がることもある。
タイトルタグの設定に関する詳細は「タイトルタグのSEO効果と読まれるタイトルの書き方」で解説しているのでぜひ目を通しておくことをおすすめする。
補足
タイトルのつけ方次第で、クリック率を高めることができる。クリック率が上昇すると、掲載順位が改善される傾向にもあるため、私たちはタイトル作成を重要度の高い施策と位置付けている。
詳細は「数字で証明!5倍以上のクリック率を叩き出した「タイトルのつけ方」」に書いてあるからぜひ読んで実践してほしい。すぐに効果が出したい人にとってオススメの方法だ。
4−2.URLを最適化する
サイトのURL構造はできる限りシンプルにし、論理的でありながらユーザーが理解できるように構成しなければいけない。つまりアルファベットや数字の羅列のようにせず、意味のある単語で構成されたURLにしなければいけない。
以下のURLを見ていただけば違いは一目瞭然だろう。
- https://bazubu.com/?p=123
- https://bazubu.com/how-to-use-wordpress
後者のように、意味のわかる単語で構成されたURLを設定しよう。この設定であれば「WordPressの使い方が書かれている」ということが認識しやすい。これはユーザーにとっても検索エンジンにとって内容を把握しやすいため有益だ。
なお、Googleはアンダーバーではなくハイフンで単語を繋ぐことを推奨している。
詳細なパーマリンクの設定方法については「WordPressのSEO面で最適なパーマリンクの設定方法」を確認しよう。
4−3.見出しタグを最適化する
見出しタグ(hタグ)を適切に設定することは、ユーザービリティだけでなく検索エンジンにコンテンツの構成を正しく伝えることに影響する。つまりページの内容が伝わるわかりやすい見出しを付けることが大切だ。
参考:Google検索の仕組み|Search Console ヘルプ
たとえば本章の見出しは以下のようになっている。
SEO対策(4)インデックス最適化
タイトルタグを最適化する
URLを最適化する
見出しタグを最適化する
画像を最適化する
インデックス不要なページはnoindexを記述する
「何を」「どうすれば良いか」が端的に書かれており、要点が直感的にわかる良い見出しの例だ。では次のような見出しはどう感じるだろうか。
なぜインデックス最適化が大切なのだろうか
タイトルタグはSEOに効果があるのか
URLを最適化とは
見出しタグに関するGoogleの見解
画像の重要性
noindexについて
率直にわかりにくいと感じないだろうか。何を言いたいのかがわかりにくいし、表現もバラバラで結論が一切見えてこない。見出しタグはとにかくわかりやすく整理して設定することが重要だ。
そして、見出しタグの設定で注意すべきことが3つある。
ページの階層構造をわかりやすく伝えるために使用すること
見出しタグを使うことで見た目にも変化をつけることができるが、見た目の変化を目的として使用することは避けよう。あくまでもページの階層構造をわかりやすく検索エンジンやユーザーに伝えるために使用すべきだ。
見出し1(h1)は1ページ1つにすること
実はh1タグは複数設定することが可能だ。ただ、h1タグを複数設定した方が良いシーンは考えられない。H1タグはそのページ全体を象徴するものだし、1ページ1つの設定にしておくべきだろう。
見出しタグの順番は守ること
見出しタグはh1〜h6まであるが、<h1>の次に<h4>が来たり、<h2>の次に<h6>が来るような不規則な順番にしてはいけない。実はGoogleのジョン・ミューラーが「厳密に正しい順番である必要はない」と答えているのだが、ユーザーや検索エンジンにわかりやすく階層構造を伝えるため、という目的と考慮すると、適切な順番を守るに越したことはないだろう。
見出しタグの具体的な設定方法については「見出しタグの使い方と絶対に知っておくべき注意点」を確認しよう。
4−4.画像を最適化する
画像の投稿で設定すべき項目は以下の2つだ。
- 固有のファイル名を設定する
- alt属性を設定する
ファイル名は “image1.jpg” や “1.png”のような便宜的なものにしてはいけない。その画像ファイルが何を意味したものなのかがわかるファイル名に設定しよう。
例えば、検索エンジンのアルゴリズムについて解説した画像であれば、「search-engine-algorithm.jpg」のようなファイル名にすべきだ。
また、alt属性の設定も忘れてはいけない。何かしらの理由で画像が表示されない場合や、スクリーンリーダーを使用している場合に、alt属性に設定しているテキストが表示されるようになる。必ず設定しておこう。
4−5.インデックス不要なページはnoindexを記述する
インデックス不要なページにはnoindexを記述しよう。
例えばサイトに低品質なページが多数存在する場合だ。それらのページに引っ張られて良質なページの検索順位を下げることがある。
低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。
私たちのデータでは、多数存在する低品質なページにnoindexを記述したことでサイト全体のアクセスが20%ほど増えた事例がある。なかなか順位の上がらないページは低品質ページである可能性が高いからnoindexの記述を検討した方が良いだろう。
また、低品質でなくとも以下のページはインデックスさせる必要がない。
- HTMLサイトマップのページ
- 404エラーページ
- CMSによって自動生成される雑多なタグページやカテゴリーページなど
これらのページもnoindexを記述しておこう。
補足
よく、meta description(メタディスクリプション)はSEOに効果的なのか?という質問をいただくが、直接的なSEO効果はないと考えて良いだろう。
Googleは「スニペットに表示される可能性があるから重要だ」と言っているだけに過ぎない。SEOではなく、ページ内容をユーザーに簡潔に伝えるためのものでしかない。ただし、ページのクリック率には少なからず影響を及ぼすから、適切な記載方法を知っておいて損はないだろう。
詳しくは「meta description タグの役割と最適化方法」で解説しているから一度目を通しておこう。
SEO対策(5) 被リンクの獲得
記事を公開して、ただ待っているだけではアクセスは集まらないしSEOを攻略することもできない。そのためソーシャルメディア(SNS)やオフラインであなたのコンテンツの拡散を促すことが重要だ。
この施策を実行することで、短時間ですぐに多くのアクセスが集まり、一気にコンテンツが拡散していくことになる。そして、結果的に多くのナチュラルリンクが付けられ、SEOを攻略できるようになる。
5−1.Facebookページでファンに更新情報を伝える
記事を更新する度に、Facebookページで更新情報を投稿しよう。それだけでFacebookページのファンの大体60%〜70%が、あなたの投稿を目にしてくれる。
そして、記事の内容が役に立ったと感じて貰えたら、自発的に「いいね!」を押して、より多くの人にあなたのコンテンツを届けてくれる。
また、Facebook広告を活用することで更新情報を受け取ってくれるユーザーが増えることもある。広告を起点としてページへの「いいね!」が増えるからだ。
私たちもFacebook広告を活用して、メディアを運用しているケースが多々あるがその効果は非常に高い。
5−2.Twitterでフォロワーに更新情報を伝える
Twitterアカウントを用意して、新しい記事を公開したら更新情報をツイートしよう。
フォロワーがあなたの記事を読んで良かったと感じてくれると、積極的にリツイートをして、より多くのTwitterユーザーにあなたのコンテンツを届けてくれる。
※注意
実は、私たちの中でSEOにおけるTwitterを活用した推奨パターンはまだ確立されていない。
良質なコンテンツを作成した結果、意図せずにTwitterでの拡散が起き、それがあらゆるメディアを経緯して効果を発揮したケースはあるものの、汎用的な成功パターンを持っていないのが現状だ。
フォロワーが増えることでその確率は高まるし、更新情報を定期的に伝えることでその機会が増える実感はある。だからこそ、まずは更新情報を丁寧に伝えることから始めていただきたい。
5−3.メールマガジンの読者に更新情報を伝える
メールマガジンでも記事の更新情報を配信しよう。
もし、あなたがメールマガジンの読者としっかりとしたコミュニケーションを取っているなら、彼らは最も積極的にあなたのことを応援してくれる大切なファンになっているはずだ。
私たちも、多くのユーザーに目を通してほしいコンテンツを作成した際には、メールマガジンで更新情報を届けている。
メールマガジン経由で更新情報を伝えると、感謝の声を直接頂いたりソーシャルメディア上でさらなる拡散が行われるなど、ポジティブな反応を目にすることが多い。
メールマガジンの読者がいるのであれば、積極的に活用していこう。
5−4.自社の関連サイトにリンクを設置する
コーポレートサイトやECサイトなど、複数の関連サイトを運営しているのであれば積極的にリンクを設置しよう。
リンクを貼ることでクローラーやユーザーの回遊を促すことができる。
なお、価値の薄いサイトを量産してリンクを貼るような施策はペナルティの対象となる可能性があるので避けよう。一時期、単なる自作自演の被リンクを目的とした低品質なサテライトサイトを作成する企業が増えたのだが、ペナルティを受けたことで姿を消した。
あくまでも有益なサイト同士のリンクだからこそ意味があるし、有益なサイトであってもテーマに関連性がないのであれば、リンクを貼る行為は避けるべきだ。相互リンクも全く同じ考え方だ。
※参考
自社のサイト以外で、親しい企業や個人にリンクの設置を促すことも有効な手だ。
当然だが、むやみにリンクを貼ってもらうのは避けるべきだ。企業や個人にとって本当に有益だと感じたら、貼ってもらう程度にとどめておこう。
SEO対策(6) 最高のユーザー体験を提供する
ここまで紹介してきた全ての施策を実行することでかなり高いSEO効果を得ることができるだろう。
ただし、どれだけ素晴らしいコンテンツを作成しGoogleに正しく認識してもらえていたとしても、肝心のユーザーがストレスを感じるようなことがあってはならない。
一切のストレスを感じることなく、コンテンツに集中できるwebサイトに仕上げていくべきだ。
あなたは、webサイトを閲覧する際に以下のようなストレスを感じたことがないだろうか?
- 突然大きな広告が表示される
- ページの表示が遅い
- やけに文字数が多くて肝心の結論にたどり着けない
これはユーザー体験を損ねる代表的なものだが、担当者が気をつけるべきポイントは他にもある。これから6つの視点に沿って、最高のユーザー体験を提供するための施策を解説する。
最後まで気を抜かずに読んでほしい。それでは見ていこう。
6−1.モバイルフレンドリーなサイトにする
ジャンルを問わず、現在はモバイル検索が主流だ。つまり、スマートフォンでwebサイトを閲覧するユーザーにとって扱いやすいサイトにすることが大切であり、Googleも同じように考えている。
モバイルフレンドリーなサイトにするための方法は3つあるが、1つ目のレスポンシブウェブデザインが推奨されている。
レスポンシブウェブデザインとは、どのデバイスに対しても同じHTMLコードを配信し、CSS によって各デバイスでのページの見え方を変える方法のことだ。バズ部をはじめ、私たちの持つサイトのすべてがレスポンシブウェブデザインとなっている。
モバイル対応のサイトを作成したら、「Googleのモバイルフレンドリーテスト」を実行してみよう。あなたのサイトがモバイルフレンドリーかどうか、評価してくれる無料ツールだ。
モバイルファーストインデックス(MFI)とはモバイルファーストインデックス(MFI)とは、Googleの従来のコンテンツ評価の方針をデスクトップからモバイルに変更する取り組みのことを指す。簡単にいうと、GoogleはPC向けサイトを見ることがほとんどなくなり、モバイル向けサイトを中心に見るようになった。モバイルフレンドリーなサイトが重要であると言われ続ける中で2018年からMFIの実装を開始している。
6−2.ページの高速化
ページの表示速度はユーザー体験に大きく影響を及ぼす。表示が遅いサイトを好きなユーザーはほとんどいないだろう。できる限り速く表示してほしいし、ストレスなく画面が切り替わってほしいとすべてのユーザーが願っているはずだ。
「Googleが掲げる10の事実」でも速さについて取り上げられているほどだ。
3. 遅いより速いほうがいい。
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。自社のウェブサイトにユーザーが留まる時間をできるだけ短くすることを目標にしている会社は、世界中でもおそらく Google だけでしょう。Google は、Google のサイトのページから余計なビットやバイトを削ぎ落とし、サーバー環境の効率を向上させることで、自己の持つスピード記録を何度も塗り替えてきました。検索結果の平均応答時間は 1 秒足らずです。Google が新しいサービスをリリースするときには、常にスピードを念頭に置いています。モバイルアプリをリリースするときも、新時代のウェブにふさわしい高速ブラウザの Google Chrome をリリースするときも同じです。今後も、さらなるスピードアップを目指して努力を続けていきます。
Googleはその一環で、2018年7月に「Speed Update」を実施した。これによって、特に表示の遅いページは掲載順位に大きく影響を及ぼすようになった。
まずは、あなたのサイトの表示速度を確認してみよう。良し悪しを判断する公式の基準はないものの、「PageSpeed Insights」を使用することでそのヒントが得られる。もしスコアが0〜49の範囲ならすぐに対応すべきだろう。
サイトを高速化する方法は「WordPress高速化|1秒前半で表示する誰でもできる簡単な方法」で解説しているからぜひ参考にしてほしい。
※注意
いくら高速化が重要なランキングシグナルだとしても、そのページの内容が素晴らしいものであれば上位表示することは可能だ。あくまでもコンテンツが最重要であり、それをより良くユーザーに届けるための手段として速さが大切だという前提を忘れないでほしい。
6−3.https(SSL)化
https化とは、インターネットでの通信をSSLと呼ばれる技術によって暗号化することを指す。これにより、安全なインターネットの利用をユーザーに提供できるようになる。
httpsは検索エンジンのランキングシグナルのうち最優先事項とされている。もしあなたのサイトがhttps化していないということであればすぐに対応すべきだろう。
検索バーにある鍵のマークを選択することで、以下のようにhttpsの状態を確認することができる。もし「保護されていない通信」と表示される場合は、https(SSL)化が済んでいない証拠だ。すぐに対応しよう。
念のためお伝えするが、https(SSL)化は単に検索エンジンのランキングで重要視されているから対応するのではない。ユーザーに安心安全を提供するために対応するのだ。
https(SSL)化が済んでいないサイトをユーザーが利用することで、場合によっては大きな事故に発展する可能性がある。例えば、盗聴や改ざんのリスクだ。
このようなリスクを抱えながらユーザーにwebを利用させることがあってはならない。私たちは責任を持ってhttps(SSL)化を実施し、ユーザーに安心安全を提供すべきだ。
6−4.ユーザーニーズに合わせた過不足のない文字数でページを作成する
「記事の文字数はどれくらいが適切でしょうか?」とよく質問をいただくが、あくまでもユーザーニーズに合わせた過不足のない文字数で作成すべきだ。
ユーザーにとって無駄が多いのであれば削除すべきだし、足りないのであれば加える必要がある。
そして、絶対的な推奨文字数は存在しない。ページごとに必ず役割があり、その役割(ユーザーニーズに応えること)を果たすために記事が存在する。
- 多くのニーズに応えるためには多くの文字数が必要になることが多い。(例:1記事あたり20,000文字程度)
- 少ないニーズに応えるためには少ない文字数で十分であることがほとんどだ。(例:1記事あたり2,000文字程度)
極端な話、500文字でユーザーニーズを完璧に満たすことができるのであればそれで十分だと考えて良いだろう。あくまでも文字数はユーザーのニーズを“満たしているか否か”だけで判断すべきだ。
それが、より良いユーザ体験を提供するための大切な基準だ。
※注意たまにキーワードを詰め込みすぎているケースをよく見かけるが、ユーザーにとって無意味で不自然な言葉を大量に投下して何の意味があるのだろうか?
キーワードを含める数に捉われてコンテンツを作成してはいけない。
あくまでもユーザーのニーズを満たすために文章を作成すべきだ。ユーザーのためだけを考えてコンテンツを作成すれば、必然的に重要なキーワードが含まれるはずだ。
6−5.むやみに広告やバナーを設置しない
むやみに広告やバナーを設置することは避けよう。下記は、Googleがコンテンツの品質を評価する際に参考としている項目の1つだ。
記事のメインコンテンツを邪魔するほど、過剰な量の広告がないか?
良いサイトとは、有益なコンテンツにたどり着きやすく読みやすいものであるべきだ。そのコンテンツを邪魔してしまうほどの過剰な量、もしくは過剰な大きさの広告やバナーを貼ることは避けるべきだろう。
特に、ユーザー体験を著しく損なう「インタースティシャル広告」は掲載順位を下げる直接的な要因になるからやめておこう。
実は私たちの事例でも、ユーザー体験を損ねる広告を掲載した直後にアクセスが1/3程度に下がったケースがある。広告掲載を取りやめた直後に元に戻ったものの、目に見えてサイトの成果に影響するから避けるべきだ。
とにかく、コンテンツに集中できるストレスのないwebページにすることが大切だ。
6−6.リンク先のページはリンク切れが起きないようにする
リンク切れを起こしているページがあると、ユーザーの利便性を損ねる可能性がある。もし、あなたのサイトにリンク切れが発生するのであればすぐに対処すべきだ。
なお、Google公式のヘルプフォーラムによると「リンク切れそのものはGoogleにとって問題ではない」とされている。つまり、検索エンジンには直接的な影響を及ぼすことはないと考えることができるだろう。
ただし、ユーザビリティという観点ではリンク切れを起こさない対処をすべきだ。定期的に「Broken Link Checker」などを使って、リンク切れがないか確認しよう。リンク切れをなくし、ユーザーの利便性を高めることは、SEO効果を高めることに必ず繋がっていく。
事前に404エラーページをカスタマイズすることで、ユーザーの利便性を向上させることができる。
404エラーページとは、「サイト上に存在しないURLにユーザーがアクセスしようとした時に表示されるページ」のことだ。今後リンク切れが発生した時のためにカスタマイズしておくことをおすすめする。
カスタマイズの方法は「SEO効果を最大化するための404エラーページのカスタマイズ方法」で紹介しているのでぜひ確認しよう。
SEO対策に関するよくある質問とその回答
いくらユーザーのことを考えようと言っても、なかなかその基準がわからずに右往左往してしまう担当者が多いように感じる。
そこで、ここでは弊社によく寄せられるSEOに関する質問とその回答を紹介する。
どれくらいの記事本数を公開すべきでしょうか
月に15〜20記事を目標に公開していこう。チームの体制にもよるが、高品質な記事をコンスタントに作成するにはこれくらいの数が現実的な範囲だと感じている。
また、記事本数を優先することによってコンテンツの質が下がってしまうこともある。数も大事だが、もっと大事なのはコンテンツの質だ。
その場合は目標の数に到達しなくても良いので、高品質なコンテンツだけを公開するようにしよう。それが結果的に素晴らしい成果に繋がる。
記事を外注しようと思っているのですがどう思いますか
弊社では基本的には記事の外注をおすすめしていない。
第一に考えるべきは、社内のメンバーでコンテンツを作成することだ。本当に価値あるコンテンツを作成するためには、時間や労力を惜しまず全ての力を注ぐ必要がある。それだけの想いをもったメンバーは社内にしかいないだろう。
仮に外注するにしても、すべてを投げっぱなしにすることは絶対に避けるべきだ。必ず社内のメンバーが指揮をとって、チームをまとめなければいけない。本当に良いコンテンツを作成するためには、自分たちで手を動かすことが欠かせない。
私たちは、それだけの時間と労力をかけて努力を重ねたチームのほとんどが成功していった事実をたくさん知っている。
注意
世の中には、本当にユーザーのことを真剣に考えてコンテンツを作成してくれる優秀なライターがいるのも事実だ。最大限、社内のメンバーで記事作成の体制を作ることを目指していただきたいが、どうしても外注せざるを得ない場合はユーザーのことを真剣に考えてくれるライターをなんとしてでも探し出そう。
リライトすべきタイミングはいつでしょうか
リライトすべきタイミングは、公開から1、2ヶ月経っても検索上位に表示されない場合だ。また、掲載順位の推移が、右肩上がりの傾向を示していない場合は積極的にリライトをすべきだろう。
ただし、サイトの公開日からどれくらい経過しているかによって対応が異なる。例えば、サイト公開から3ヶ月も経っていないのにリライトしてもあまり効果的ではない。
まだクローラーの回遊が不十分である可能性が高いからだ。本当は素晴らしいコンテンツなのに、コンテンツがまだ適切に評価されていないだけかもしれない。
また、サイト立ち上げ初期の頃は、リライトよりもどんどん新規コンテンツを作成することに力を注いだ方が良い。
いち早く200記事のコンテンツが公開されている状態を目指し、ベースとなる集客量を増やすことに専念しよう。リライトすべきかすべきでないかの判断はそれからでも遅くはない。
ドメイン年齢はSEOの効果に影響を及ぼしますか
ドメイン年齢はSEOの効果に影響を及ぼすと考えて良いだろう。Googleもドメイン年齢がSEOのランキング要素の一部であることを認めている。
では、ドメインは古ければ古い方が良いのかと聞かれたら答えはNOだ。あくまでもドメイン年齢はあらゆるランキング要因の中でもたった一部でしかない。Googleもコンテンツやリンクの構築の方がよっぽど重要だと語っているし、私たちもそう考えている。
「ドメイン年齢3年目の低品質なサイト」よりも、「ドメイン年齢1年目の高品質なサイト」の方がSEOで素晴らしい成果をあげることができる。これは紛れもない事実であり、ドメイン年齢に振り回されるくらいなら徹底的にコンテンツの質を追求することに時間を割くべきだ。
参考:
ここまでが私たちが実践しているSEO対策の進め方だ。もし細かい部分でわからないことがあれば「SEO順位に影響を与える全65項目のチェックリスト」を確認してほしい。SEOに影響を及ぼすあらゆる項目について、簡単にチェックできるようにまとめている。
まとめ〜ユーザーに焦点を合わせることが何よりも大切〜
SEO対策で最も大切な考え方を改めてお伝えしよう。それは「何よりもユーザーに焦点を合わせること」だ。
効果が出るかどうか判断がつかない施策と出会った時に、以下のように自問自答してほしい。
「この施策はユーザーにとって本当に価値があることだろうか?」
ユーザーにとっての価値を徹底的に追求するのがSEOだ。ユーザーが「出会えてよかった」「助かった」「役に立った」と感じてくれるページこそ、検索エンジンで上位表示されるべきだ。
私たちは検索エンジンを利用するユーザーにとって、本当に価値あるwebページやwebサイトを作成し、正しいSEOを通じて確実にユーザーに届けなければいけない。
自分の都合を優先させてはいけない。とにかくユーザーに焦点を当て続けることが大切だ。その姿勢を徹底して貫くことができれば、おのずと成果はついてくるはずだ。
すごくしっかり記述された記事で感心しました。
とても参考になりました。ありがとうございました。内容のしっかりした記事を心がけていきたいと感じました。参考にしながら実践してみます。
菅野様。コメントを頂きありがとうございます。今後も、お役に立てる記事を更新して行きますので、よろしくお願いいたします。
めちゃくちゃ参考になっています。
いろんなお考えがあるかもしれませんが、今後もぜひ続けて下さい!
楽しみにしております。
鈴木さん。とても、嬉しいお言葉を頂きありがとうございます。
現在、クライアントワークが詰まっており、なかなか記事の更新ができておりませんが、今後、今までよりも、もっともっとよい記事、もっともっとお役に立てていただける具体的なノウハウや情報をお届けしていくつもりです。お待たせしておりますが、どうぞよろしくお願いいたします!
そうなんですね!
このサイトは本当に価値のあるサイトですので応援しています!お体もご自愛下さい。
ところで、一つだけ質問させて下さい。
バズ部にはブログランキングのバナーはないようですがこの辺はどのようにお考えでしょうか?
合わせて、数あるソーシャルブックマークへの登録はどのようにお考えでしょうか?
ブログランキングやソーシャルブックマークにに登録したら人工的な被リンクになってしまうのじゃ無いかという懸念がありますが、全く登録しないで新規サイトのアクセスを集めるのも無理があるのかなと思っています。
新規サイトはプラグインのシェアバーだけで抑えておいたほうが良いのかどうか、ぜひお伺いしてみたいです。
今私が作成しているサイトには、顧客のリスト獲得というたった一つ目的があり、それ以外の動線はできるだけ排除するために、余計なものは付けないほうがいいと思っています。
ただ、ブログランキングへの登録によってアクセスが流入するメリットがの期待があったり、逆に流出して、長期的にはリストの獲得率が落ちるんじゃないかと思っていますが、この辺の考え方が難しいです。
また、バナーを貼ってしまうことでサイトの価値がおちてしまうんじゃないのか?という懸念もあり、付けられずにいます。
長文失礼いたしました。
よろしくお願い致します。
鈴木さん。ありがとうございます。
ブログランキングに関しては、以前は日本で効果があったやり方なのですが、今ではFacebook、Twitter、はてぶが国内で最も有効だと思います。あくまでも現時点でなので、将来的には全く別ものになっているかもしれません。しかし、ブログランキングが、また脚光を浴びるという時代はこないのではと思っています。
ソーシャルブックマークは、自分で様々なアカウントを作って、被リンクをつけるというやり方をしてるのなら、googleは、それが人工的被リンクであることを簡単に見抜くことができます。従って、今では逆効果のやり方です。地道にユーザーが喜ぶぐらいに圧倒的に良いコンテンツを作り、最初は友人や同僚や鈴木さんのコンテンツを必要としている知人に話をして、新規サイトに「いいね!」や「ツイート」「はてぶ」などを押して貰うようにして下さい。
それが本当にユーザーが求めているコンテンツであれば、自然と多くの人が集まる記事になります。そして、リスト取得率を高める最大のカギは、まずブログで良いコンテンツを届けるという部分にあります。そして、ブログ以上に良いコンテンツをプレゼントとして用意していれば、自然とリスト取得率は高まります。
繰り返しですが、ユーザーさんが求めているコンテンツをブログやサイトで提供して、ユーザーさんが求めている商品を、その先に提供すれば、自然とお客様から支持されるマーケティングになっていきます。
こうしたWEBマーケティング全体のノウハウも体系化して、バズ部の実例やデータも全て出した上で、記事にしていきたいと思っています。時期が、いつになるかは分かりませんが、そうしたマーケティングのコンテンツをバズ部で届けて行きます。本格的な再開まで、まだ時間がかかってしまいそうで、私ももどかしい気持ちではいるのですが、どうぞ、よろしくお願いします!
また、いつでもご遠慮なくコメント下さい。
YouTubeで配信する動画制作をしていますが、こちらの記事はすごく勉強になります。実は弊社サイトも開設して3ヶ月ほどですが、こちらに書いてある施策を試しつつ来たところ、既に重要キーワードで上位検索されるようになってきました。
河合さん。参考にして頂きありがとうございます。
サイト拝見させて頂きましたが、素晴らしいと思います。
私も動画制作には興味があるので、今後も参考にさせて頂きます!
プロの方々から見ればまだまだではございますが
非常に参考になりました。
可能な限りコツコツと更新できればと思っております。
参考にして頂きありがとうございます。
コツコツと良いコンテンツを更新していれば、自ずと結果はついてきます。ただ漠然とではなく、一つ一つクオリティを上げながらやってみて下さい・
バズ部さんに何度となく訪れ毎回勉強させていただいております。
貴重な情報をいつもありがとうございます。
質問があります。よろしければ教えてください。
バズ部さんで教えていただいた通りコンテンツ重視のサイトを作るということが前提ですが、「ページ数」はやはり大切でしょうか?
また、その場合この「バズ部」のブログは何ページくらい作った時点で爆発し始めたのでしょうか。
ブログの記事数が多いほど各記事の検索順位は上がるものなのでしょうか?
バズ部さんほどのコンテンツを作ろうとするとかなりの時間がかかると考えています。
これから、バズ部さんを参考にしたサイト作りを始めたいのですが、正直なところ無駄な時間を過ごしてしまうのではないかという恐怖心があります。「本当に自作自演の被リンクなしで大丈夫なのか?はじめの内は上位表示しないのにどこからアクセスを集めるの?」など疑問もあります。
是非、ご教授ください!!!
ありがとうございます。
SEOに関して、最近ではページ数はほとんど重要ではなくなってきています。ページ数よりも、そのキーワードで検索した人が圧倒的に満足するようなものを提供しているかどうかでSEOは決まります。
今では、ブログ記事数と各記事の検索順位の相関関係はほぼありません。しかし、良い記事が増えれば増えるほど、より多くのキーワードで対策ができるので、PVはどんどん伸びていきます。
方法論に関してですが、現在新しいEbookを作成中ですので、楽しみにして頂けると幸いです。
勉強させていただき、ありがとうございました。
これから、ユーザーが喜ぶコンテンツを生み出し続けることを常に心がけ、音楽MV鑑賞・壁紙鑑賞や無料ダウンロードサイト(webniwa.com)にて、実践して行きたいと思います。
宜しくお願い致します。
現在一からSEOを勉強していますが、このような良質なページに
出会えたことに満足しています。
一点質問なのですが、本記事にあった対策を行ってから
どれ位の期間で検索順位が上がるのでしょうか?
例えばSEOコピーライテングで記事を書き換える⇒google検索に引っかかりやすいコードをしようしている⇒即効果反映
という短期的なスパンで望める効果はあるのでしょうか。
それとも、記事の質向上をし、自然と人を惹きつけるページにし、参照者が増えて初めて上位になるという長期的なスパンのみでしか効果は望めないのでしょうか。
効果が表れるまで要する期間を対策別に(SEOコピーライテイング、記事質向上、SNSなど)具体的な日数など教えて頂けたら幸いです。
ジャッカルさん。
ご質問ありがとうございます。Googleで表示されるようになるスピードは、ここ数ヶ月で、非常に早くなりました。
弊社のクライアント様サイトでは、新規ドメインでサイトを立ち上げると、大体2ヶ月程度で、ビッグキーワードでベスト3以内に入っています。
今では、検索上位に表示されるためには、被リンクはほとんど意味がないですし、ソーシャルでのシェア数さえもさほど問題ではありません。大切なのは、あるキーワードで検索する人向けに記事を書いたとして、その記事が検索ユーザーを120%満足させるものだった場合、確実に検索上位に表示されます。
そして、そうしたコンテンツを作ったとして、どれぐらいのスピードで上位に表示されるかは、現在のサイトへのクロウラー巡回頻度に大きく依存します。
長くなりましたが、現在の弊社のデータでは、必要なことを全てやって、サイトの下地が出来ていれば、ある一つのコンテンツを作って、それが上位に表示されるまでには1〜2週間ほどという感じです。
いつも貴重な記事をありがとうございます。SEOを高める為にも、Yahoo!カテゴリへの登録はした方がよろしいでしょうか?
ネットショップに関するブログサイトを立ち上げて1か月半経ちましたが、ページランクもまだつかずアクセスが全くありません。検索エンジンからの流入を早める為にも登録しておいた方がいいと思われますか?
アドバイスいただければ助かります。
くんたさん。
記事をご覧頂きありがとうございます。最近、Googleの検索エンジンが”humming bird”に変わってから、被リンクはほとんど意味がなくなってきました。今では、ほぼコンテンツの質のみを見ています。
従って、Yahoo!カテゴリだとしても、被リンクを集めようとしてもたいした意味はありません。被リンクをつけようとするよりも、くんたさんのサイトのコンテンツがGoogleに正確に評価されるように、クロウラーが一日に何度も巡回するようにすることが大切です。クロウラーが回るようにするには、ソーシャルメディアをうまく使うことが必要です。
最初はコツコツと、どこよりも良い記事を、できるだけ高い頻度で更新して、ソーシャルメディアでできるだけ多くの人に更新情報を発信して下さい。
そうすれば、必ず結果はついてきます。
ご返信頂きありがとうございます!アドバイス頂いたとおりに、記事の質を高めてやっていきたいと思います。
ありがとうございました!
はじめまして、管理人さま。
よろしければ、教えていただけないでしょうか?
2年以上前に作った10記事前後のライブドアブログがあります。そして、半年前に、更新してみようと思い、その10記事の内容をより濃くした(特に記事の数は増やしていません)ら、ある1枚の記事が、以下のように、上位表示されるようになりました。
「キーワードA」で5位
「キーワードA、キーワードB」で1、2位
「キーワードA、キーワードC」で、1、2位
他の記事も、結構上位になり、この状態が2,3ヶ月ぐらい続いてうれしかったのですが、1週間ぐらい特に更新せず、ほったらかしにしておいたら、だんだん順位が下がりはじめ、
最近では、「キーワードA」で圏外
「キーワードA、キーワードB」で圏外
「キーワードA、キーワードC」で、1、2位
となってしまいました。同様に、他の記事も検索順位がかなり下がってしまいました。考えられる原因はなんだと思いますか?グーグルハネムーンが終わっただけなのか、それとも何か悪いことをしてしまったのでしょうか?
ペナルティーを受けたなら、記事自体一位になることはありませんよね。「キーワードA」で圏外
「キーワードA、キーワードB」で圏外になったのに、「キーワードA、キーワードC」は、まだ一位なのも理解できません・・・。
返信が遅れてすいません。
考えられる原因としては、ライブドアブログ全体が何らかのペナルティを受けたということでしょうか、、、。
ただ、ブログサービスに依存していると、そのような事態はどうしても起こりえます。
そのようなコントロールできないリスクが多いので、出来れば、独自ドメインでのブログやサイト運用をおすすめします。
ただただ、素晴らしい内容で今まで何をしてたのか?と言う思いです。
ご質問させて下さい。
楽天ストアやヤフーストアでのSEOには効果がないのでしょうか?
今までSEO業者に頼んでたのですが、効果がないのでやめました。
アドバイスいただけると嬉しいのですが、よろしくお願い致します。
いやぁ、すごく勉強になりました。
アクセス対策にSEO対策は必須ですねー( ゚Д゚)
ありがとうございます!
SEO対策というよりも、まずは良いコンテンツを作ることが先決ですね。
こんにちは。すごくためになる記事をありがとうございます。
質問させていただいてよろしいでしょうか?
「良いコンテンツを作ることが先決ですね」と森山様はおっしゃっておりますが、ウエブサイトを上位に上げるために良いコンテンツを提供する、やウエブサイト内のテキストとキーワード含むコンテンツを増やすべきという記事を最近目にします。私はウエブサイトを上位にランクされるようにしたいのですが、この場合のコンテンツを増やすとは、そのウエブサイト内にリンクしたブログを更新していく、という解釈でよいのでしょうか?
宜しくお願い致します。
その場合は、メインサイトを○○○.comのようにトップドメインで運用し、ブログを、○○○.com/blog/のようなサブディレクトリに設置するのが効果的です。
被リンクに頼ったSEOに頼っていたので、
SEOが変わりすぎて、なかなか大変です。
こういった情報を載せていただいてるブログを巡りながら情報を探しています。
とても助かりました!
嬉しいご感想ありがとうございます!
今、もっと役立つコンテンツを準備しているので、ぜひ楽しみにしていて下さい!
はい、良質なコンテンツを作ることが何よりも大切です。良質なコンテンツを作れば、自然と被リンクが集まるようになっていきます。
とても参考になりました!!
初心者なのでこういう記事があると
本当に嬉しいです!!
助かりました!!
ありがとうございます。
私もそう言って頂いて嬉しいです。今は、難しい内容の記事が多いですが、これから、初心者向けのものも増やして行きたいと思っていますので、楽しみにしていて下さいね。
初めてご連絡させて頂きます。
記事を拝見させて頂き、大変有力な情報で感動致しました。
実は、サイトの事で一つ悩みがございまして何かアドバイス頂けないかと思い、ご連絡させて頂きました。
一昨年のアップデートの関係で、10月に検索順位が大幅にダウンし、SEO会社などを使い対策を行ってまいりましたが、思う様な成果が出ず、結果思わしくない被リンクばかりが増え、状況としてはかえって最悪になってしまいました。良くない被リンクを削除するにも、複数のSEO会社を介していたため、削除もできず足踏み状態でしたので、思い切って昨年の10月にURLの変更を行ってみました。
以前のURL http://trinityspice.com/
新URL http://trinity-spice.com/
しかしあれから半年、いまだ会社名で検索をかけると、前のURLが中身がない状態であるにも関わらず、上位に表示されているしまつ、当然希望のキーワードでは圏外がつづいています。
URLの変更をおこなったさい、特にグーグルよりペナルティーをの報告を受けていたわけではありませんでしたので、今一度元のURLに戻すべきか検討しております。
上記の内容をご確認頂いた上で、森山様のご意見を聞かせて頂ければと思っております。
お忙しい時期に、このようなご連絡を差し上げてしまい、大変恐縮なのですが宜しくお願い致します。
丹村様
サイトのドメイン移転の場合は、ウェブマスターツールを使ってGoogleにドメインを移転したことを伝える必要があります。下記のリンクを参考にしてみて下さい。
https://support.google.com/webmasters/answer/83106?hl=ja
ただ、以前のURLが悪質なリンクばかりの場合は、ドメイン移転を通知しても、以前のURLのリンクのマイナス効果が新しいドメインにも移転してしまいます。対策としては、辛抱強く、以前のSEO会社にリンクを外してもらうように働きかけた後に、Googleのリンクの否認ツールを使って、外しきれなかったリンクを否認して、ドメインをまっさらな状態に戻すのが最も確実です。
参考になりました。SEOはとても難しいですね・・・。
質問です。
2-2.それぞれのキーワードで書かれた記事を調べるの中の
「そして、実際にコンテンツ(記事)にアクセスして、その中でも、最も広くソーシャルメディアでシェアされているものの上位3つを先ほどのエクセルシートの列に記録していこう。」
の文面についてです。
例えば、あるキーワードを
Googleブログ検索でサイトがいくつか表示されたときに
①上位3つのサイトの記事を見ていくのか
②最上位のサイトの中身だけをみてその中にある記事3つをクリックして
見ていくのか?
頭が弱いので良く理解ができませんでした。
詳しく教えていただけたらと思います。
ご質問ありがとうございます。
①上位3つのサイトの記事を見て行く
がより正確ですね。
ポイントは、既に上位表示されているページよりも圧倒的に良質なコンテンツを作ることです。あくまでも、そのためのリサーチだということを忘れないようにして下さい。
こんにちは。
とても丁寧に書かれていて参考になりました。
私のサイトでは、TOPの下層に、上で書かれておられる様な良いコンテンツをWPの固定ページで作成し、静的URLに変えてそれらを更にツリー構造で下層コンテンツをいくつか置き、SEO対策をしようとしています。
あるコンサルが言うには、「構造が3階層目に存在するページをURL上で2階層目に見せても意味はなくグーグルとしては、そういう事はやめて欲しいと公式発表している」との事だったのですが、
WPの固定ページ(5-7の静的な記事URLを設定して)と、cmsを利用せずhtmlで組んだ静的ページとではSEOへの影響に差は出るのでしょうか?
私は、サイトマップを自動生成するプラグインと、静的なURLと、リンク構造をしっかりつけておけば、影響は無いと思ったのですが、
そうで無ければ、世の中のCMSで作られたコンテンツ全ての評価が下がる事になるでしょうし、そんな事googleも望んでいないのでは?と思うのです。
この辺りが引っ掛かって色々調べても結論が出せずにいます。
nirai 様
コメントを頂きありがとうございます。もちろんGoogleのガイドラインを全て満たす構造が最も良いのでしょうが、そうなると、コンテンツを作成する人すべてに最低限HTMLとCSSの高度な技術が必要になってしまいます。そう考えると、本当に素晴らしい経験や技術、知識を持っている人が、手軽にコンテンツを作ることができないような世界をGoogleが目指すとは考えにくいでしょう。
結局のところ、あまり技術面を気にしすぎずに、ユーザビリティの高いサイトになるように、内部リンクを整えておくことが重要だと思います。
SEO対策ってむつかしいですね。先日、ホームページつくってみたらいきなり電話でseo対策をしないとダメですよと言われ、何か良くわからので勉強して見ようと思い検索したら、すごく丁寧に書かれていて、助かりました。もう少し勉強して、ホームページ作り直してみたいと思います。もう少しで変な営業にはまるとこでした。
コメント頂きありがとうございます。
本来はSEOというのはとてもシンプルで、あるキーワードで検索した時に、断トツで役に立つコンテンツであれば、勝手に上位表示されるようになっていきます。それさえあれば、他の部分はそこまで重要ではありません。またSEOに限らず、営業攻勢を仕掛けてくるコンサルティング会社は、例え、大きな会社でも信用しない方が無難ですよね。私も、そういう会社で本当に良いサービスを提供しているところは見たことがありません。(汗
興味深く拝見いたしました。
アフィリエイターとして活動していますが、独自ドメインで一からサイトを育てるのは
初めてでしたので、参考になりました。
入っている塾と同じ様な事をおっしゃっていたので「やっている事に間違いないんだな。」と、
確認にもなりました。
今後の参考にさせて頂きます。