昨日はぞろ目なし
ラスレス
>無題Nameとしあき 22/02/02(水)01:30:07No.16935360+
>ラスレスならレオ閣下の衣装がスケスケネグリジェになる

こんばんわ部長

>ラスレスならレオ閣下の衣装がスケスケネグリジェになる
こいつ…二人目作る気だ！？

フーカの繰り出す一撃は正に渾身の一撃
この試合で全てを出し切る覚悟を込めた一撃
故にフーカは最初から全力で戦っていた
それは力を温存して勝てる相手ではないという思いの裏返しかもしれない
　（ｻﾞｯ...ｻﾞｯ...ｻﾞｯ...）
　「前にも言ったよね…フーちゃんには何も分からない
　　私の事も家族の事も私がどんな思いでやってきたのかも
　　フーちゃんだけじゃない！他の誰にも分からない！」
吹っ飛ばされた建物の中から這い出てきたリンネは淡々と告げる
その言葉に込められた感情はとても冷淡なもの
　「分からんのはお前が伝えようとせんからじゃろうがぁ！」
一方でフーカも感情を爆発させている
これが公式の場ではないからこそなのだろう

エリオと思いと殴り合い＜リンネの過去＞

　　「本音隠して内に籠って自分の不運を嘆いとるだけで
　　　周りが分かってくれると思うなよ！」
その言葉が出た直後リンネは距離を詰めた
フーカに向かって放つ拳は強く握りしめられている
食らえば間違いなく必殺の一撃
しかしフーカはそれをしっかりと防ぐ
お返しとばかりにフーカがリンネに一撃を放つ
殴打の押収だが両者共に防御を徹底している為決定打にはならない
そんな中フーカはカルナージに向かう少し前の事を思い出していた
試合中であるにも関わらずその内容を思い出さずにはいられない
リンネの辛い過去の事を
　00『フーカ、お前リンネが何故あんなに変わってしまったのかと言ってたな？
　　　その理由を俺なりに調べてみたんだが……』
少し気まずい様子ではあるが意を決してアツェレイはフーカに話を続ける
　00『リンネの奴はな…通っていた学校で酷いいじめを受けていたんだ』

アツェレイから告げられたのは衝撃の内容だった
だが同時にフーカは納得してしまう気持ちも少しあったのだ
幼い頃からリンネは泣き虫でいじめっ子によくいじめられていた
それをフーカが身を挺して守っていたのだから
　00『ベルリネッタ家に引き取られた後に学校に通う様になったんだが
　　　そこで3人のクラスメイトに陰湿な虐めを受けていた
　　　ひと目につかない場所で暴行なんてのはまだ優しい方でな
　　　時にはリンネの大事な私物を盗んで壊して捨てるなんて事もやったらしい』
フーカの胸中に複雑な思いが渦巻いている
リンネがそんな目に会っていたとは思わなかった
だがアツェレイの話は更にフーカの想像を超える事になる
　00『ある日3人がリンネに殴る蹴るの暴行を加えて病院送りにした事がある
　　　その時…丁度リンネの義理の祖父…リンネを引き取った人物なんだが
　　　その人は病に臥せていて危篤な状態だった
　　　リンネが意識を取り戻して自宅に戻ると…祖父はもう亡くなっていたそうだ』

　00『大好きな祖父が病で苦しんでいる時に傍にいてあげられなかった
　　　最期のその時まで傍にいてあげられなかった
　　　その事がリンネの心に酷い傷として残ったんだろうな
　　　次の日…リンネは朝登校してきた3人を待ち構えて報復した
　　　丹念に顔を潰し、手足の骨を折り、意識不明の重体にさせたんだ
　　　その日からリンネは人が変わったかの様に強さに固執する様になった
　　　ジルと出会いフロンティアジムに入ったのがその時期だな』
フーカは言葉が出なかった
幼馴染がどんな辛い目に会ったのかを初めて知ったからというのもあるが
リンネが味わった悲しみや苦しみはフーカが想像出来るものではない
　　「コーチもジムの先輩達も！
　　　お前の才能を認め期待してたんじゃろが！
　　　それをたった1度の敗北で全部なかった事にすんなや！」
　　「競技も格闘技も好きでやってた訳じゃない！
　　　強くなれれば！強くなったと思えれば！それで良かったんだから！」

　「お前の言う『強さ』ってのは辛い事から逃げ出す言い訳とは違うのか！」
両者殴り合う、蹴り合う、ひたすらに
これは既に競技とは呼べない
ただただお互い自分の内に溜め込んだ思いをぶつけているだけだ
それでも両者の気迫は観戦者達を圧倒する程である
　「私が何をしようと関係ないでしょ！
　　私とフーちゃんは姉妹じゃないし家族でもない！
　　孤児院でたまたま一緒になっただけの人にお説教なんかされたくない！」
リンネの言葉がフーカの心に突き刺さる
それはこの試合中殴られたどんな打撃よりも痛いもの
フーカの心がその言葉を認めるなと叫んでいる
　「確かにワシはお前の姉妹じゃないし家族でもない…
　　世間から見たらワシらはただの赤の他人……けどなぁ！！！
　　ワシはお前の友達じゃ！幼馴染の親友じゃ！！
　　それだけは例えお前にも絶対否定はさせんからのぅ！！！」

　「私は！（ﾄﾞｶﾞｧ!）私の事を『家族』と呼んでくれた人達を裏切った！
　　一番やっちゃいけない形で！（ﾄﾞｺﾞｫ!）一番酷い形で！（ｶﾞｧﾝ!）」
　「（ｶﾞｼｯ!）いじめた相手への報復がそれかぁ！」
リンネが繰り出した拳をフーカは掴む
リンネは必死に振り解こうとするが解けない
尚も力を込めてリンネの拳を握り締めるフーカはリンネの前で叫ぶ
　「それが！どうしたぁ！！！（ｽﾞﾄﾞｫﾝ!）」
　「ガッ！？」
至近距離からボディに一撃、重たいのが入った
目を見開いて激痛に耐えるリンネだがフーカはそれをさせまいと続けてく
　「やられたらやり返せばえぇ！ワシが昔からやっていた様にな！（ﾄﾞｺﾞｫﾝ!）」
　「グッ！？……最初からそれが出来たら！どんなに早かったか！（ﾄﾞｫﾝ!）」
負けじとリンネもフーカのボディに一撃を放つ
さすがのフーカも顔が歪むがそれでもお互いお構いなしだ
　「ただ我慢するだけが！解決に繋がると思うなやぁ！（ﾄﾞｺﾞｫ!）」

　「そうやって何でも黙って耐え抜いて！
　　自分が我慢してればいつか終わるってひたすら我慢して！
　　お前は昔からそうじゃリンネ！何で自分から周りに助けを求めん！
　　家族を心配させたくないから！？違うじゃろが！
　　家族に黙って我慢してる方が家族を余計に心配させると何故気付かんのじゃ！
　　お前がやってた事は結局誰かに心配をかけるだけの事だったんじゃ！」
　「だから私は……もう誰も心配させない為に……
　　見下されない為に……強くなるって決めたんだ！」
　「それは…違うじゃろがぁ！！！（ﾄﾞｯ!...ﾊﾞｧｧｧｧｧｧ!）」
フーカの一撃がリンネの身体を吹っ飛ばした
　「お前はただ逃げているだけじゃ！
　　周りを見ようともせず目を逸らし、後ろばかりを気にしている
　　一番大事なものが何なのか、分かっていないお前に！ワシは負けん！！！

NEXT：『思いを込めて打ち抜く一撃＜ストライク＞』

ぞろ目だったらユーノとエリオとトーマをトリプルギロチンコ！

ぞろ目なら明日のエリオのおっぱい枕はミルヒっぱい

ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してクランの家に放置する

ラスレスなら番長の衣装がチャイナドレスになる