鎌倉投信は、日系・外資系の金融機関で長年にわたり資産運用に従事していた者達が創業した独立系の投信委託会社で、次なる二十二世紀(2101年~)につながる価値を多くの人と共に創造することを目指す公募の投資信託「結い2101(ゆい にいいちぜろいち)」の運用と販売をおこなっています。
社長挨拶
会社の設立は、リーマンショック直後、世界経済が混乱する最中の2008年11月でした。その約10か月前、私が「実体としての価値から乖離する金融、自己の利益を優先し、短期的な利益追求に奔走する金融ではなく、本当に社会に貢献する金融の在り方を目指せないか」と、他の創業メンバーに声を掛けたのが、鎌倉投信 設立のきっかけでした。
その後、膝を突き合わせ、時には泊りがけで侃々諤々(かんかんがくがく)の議論の末にたどり着いたのが、
「三つの『わ』が鎌倉投信の信条です。鎌倉投信は個人投資家の皆様の経済的な豊かさと、三つの「わ」(和・話・輪)を育む「場」でありたいと願います」という“会社の志“です。
「投資を通じて、人と人、人と社会、世代と世代がよりよくつながるお金の循環をつくりたい」という想いを、このように表現したのです。
金融は経済や社会に対して非常に大きな影響力を持っています。それゆえに金融に携わる者は、お金を持続的な社会の発展のために活かすというビジョン、それを遂行する使命感、お客様の大切なお金をお預かりする受託者としての倫理観を持たなくてはなりません。
金融とは、持続的な社会の発展に資するための水脈です。そして、その水脈のよどみのなさが、金融機関が最も大切にしなくてはならない「信頼」につながるものでしょう。私達は、信頼こそがお金の本質であり、信頼と信頼の連鎖から生み出される価値の創造こそが金融本来の役割だと考えます。
鎌倉投信は、受益者(投資家)と運用会社、さらには受益者と投資先の会社のお互いの顔が見え、「信頼に根ざした」お金の循環を創ろうと、役職員一同、一所懸命仕事に取り組んでいます。
これからもこうした想いを大切にしながら、受益者の皆様、投資先の“いい会社”の皆様と共に、社会の持続的な発展に貢献してまいります。