航空自衛隊小松基地に所属する飛行教導群のF-15DJが訓練飛行中に日本海へ墜落した可能性が高く、現在まで搭乗していた2人の自衛隊員は見つかっていない。

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周辺海域では機体の一部や救命装備品が見つかっているため日本海に当該機が墜落したのは確実

航空自衛隊小松基地に所属する飛行教導群のF-15DJ（機番32-8083）が訓練飛行中に消息を絶ち、自衛隊や海上保安庁による懸命の捜索が続いているが周辺海域では機体の一部や救命装備品が見つかっているため日本海に当該機が墜落したのは確実で、現在までF-15DJに搭乗していた2人の自衛隊員は見つかっていない。

北國新聞は「乗員が緊急脱出する際に発信される救難信号は確認されていない」と報じているため、これが事実なら当該機は乗員を乗せたまま真冬の日本海（事故当時の外気温は3.4度）に墜落したことになり、事故発生から12時間以上も経過していることを考えると最悪の結果が予想される。

因みに空自の墜落事故としては2019年4月に三沢基地所属のF-35Aが太平洋に墜落して以来で、F-15J/DJの墜落事故（計11件）としては2011年7月に那覇基地所属機が東シナ海に墜落して以来のケースとなるが、運用開始から約40年経過（最後に取得した機体でも20年以上は経過）しているF-15J/DJは設計上の寿命（構造的な耐用年数）は残っているものの各コンポーネントやエンジンの状態は不明で、近年はエンジンや機体トラブルで緊急着陸するケースも目立っている。

果たして今回の事故原因は何なのかにも注目が集まるが、まずは乗員の安否が早く確認されることを願うしかない。

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※アイキャッチ画像の出典：航空自衛隊