東京のコロナ死亡データに衝撃の事実が
筆者がそういうデータはないものかといろいろ探した結果、東京都議会議員の尾島紘平氏が「東京で2回接種済みでコロナに感染し亡くなられた方」の累積人数を不定期にツイッターに掲載していました。このデータ発表は8月から11月はじめまで行われています。尾島紘平氏は都民ファーストの会の議員であり、都議会では与党議員です。また与党議員として普通にワクチンを推奨しています。なので、おそらく正確な数値を発表されているはずです。この尾島紘平氏が発表した2回接種済の人のコロナ死亡データをもとに、未接種の人のコロナ死者との比較をしてみました。
2021年8月の東京の新型コロナ死者
2回接種済み 15人
未接種 435人
合計 450人
2021年9月の東京の新型コロナ死者
2回接種済み 48人
未接種者 253人
合計 301人
2021年10月の東京の新型コロナ死者
2回接種済み 29人
未接種者 28人
合計 57人
東京のコロナ死亡者に占める2回接種済みの割合
2021年8月 3%
2021年9月 16%
2021年10月 51%
このデータを見ると、8月の時点ではさすがに死亡者は未接種の方が圧倒的に多いですが、9月以降は2回接種済みの人が激増します。そして10月には、なんと未接種の人よりも2回接種済みの人の方が死亡者は多くなっているのです。10月というと、東京のワクチン2回接種率がようやく60%を超えたくらいの時期です。60%の人がワクチンを2回接種しているのに、コロナ死亡者の中で2回接種の人の割合が50%以上になっているということは、ワクチンの効果はほとんどないといえます。
尾島紘平氏が発表している2回接種済みのコロナ死亡者のデータというのは「ワクチン2回接種がきちんと確認されている人」だけの数値であり死亡者の中にはワクチン接種歴がわからない人もいるのです。
また10月に2回接種で死亡した方というのは、ワクチンを接種してすぐに新型コロナに感染し、死亡したということになります。こんな短期間に、新型コロナに感染するのだから、むしろ、ワクチンを接種すれば感染しやすいのではないか、重症化しやすいのではないか、という疑いさえ生じるはずです。
11月以降は東京の新型コロナの死亡者は急減し、尾島紘平氏の「2回接種済みの死亡者」の発表も11月6日以降は行われていません。だから11月以降との比較はできません。
が、2回接種済みの人の死亡割合は10月までに急増しておりもし11月以降も感染者の死亡増加が続いていれば、2回接種済みの人の割合はさらに高くなっていたことが予想されます。
尾島氏は月ごとに集計して発表しているわけではなく、不定期に発表される累計値を筆者が拾って月ごとに集計しているので、小さい差異があるかもしれません。が、尾島氏の発表が真実であれば、おおよその数値は間違っていないはずです。