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ウイルス&細菌を撃退!「口内フローラ」新健康術SP
健康

ウイルス&細菌を撃退!「口内フローラ」新健康術SP

2016年11月30日(水)午後7時30分
2016年12月6日(火)午前0時10分

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「フローラ」というと、まず「腸内フローラ」を連想する人が多いと思いますが、 お口の中の細菌「口内フローラ」も健康にはとても重要です。最近の研究から、 「善玉菌と悪玉菌のバランス」が大切だということが分かってきました!

今回のお役立ち情報
01

善玉と悪玉のバランスが大事!

口内フローラの割合は、善玉菌9割、悪玉菌1割ていどが理想的なバランスと言われています。
「でももし悪玉菌が増えても、虫歯や歯周病になるだけでは?」と思ったらとんでもない!最近の研究から分かってきたのは、悪玉菌、特に歯周病菌が口の中で増殖すると、 歯周病菌が血管に入り込んで全身で恐ろしい病気を引き起こす可能性があることです。心筋梗塞・脳梗塞そして認知症、がん、関節リウマチなどなど・・・メカニズムは詳しくは分かっていませんが、これらの病気に大きく関与していることが分かってきたのです。
何よりも大切なことは、歯ぐきの血管から歯周病菌を体内に侵入させないこと!歯みがきの際に毎回出血するような方は注意が必要です。

02

ほんのひと手間が命を分ける!

対策としてやはり大切なことは、正しい歯磨きで、歯周病菌を減らすこと!
でも歯周病菌は空気が嫌いな性質のため、歯と歯ぐきの間や、歯と歯の間などに潜んでいて、通常の歯みがきでは、きちんと取り除くことができません。
そんな時に役立つのが、歯間ブラシや糸ようじです。 わずかな隙間にも入るので、歯周病菌を物理的にかき出すことができます。

毎日の歯みがきの後に行うのがベストですが、1週間に1回でも良いので しっかりと歯周病菌退治をすることをおすすめします。

03

口内フローラを改善!緑茶パワー

緑茶などに含まれるカテキンは、歯周病菌のような悪玉菌の繁殖を抑える働きを持っていると考えられています。そこで番組では、「最近口臭が気になる」「歯みがきで出血する」というお悩みをお持ちの方に、「緑茶うがい」をご紹介しました。
作り方はかんたんです。

まず粉末の緑茶を用意して下さい。この際に「粉砕緑茶」を選んだ方が、カテキンの成分を効率よく利用することができます。

  1. 100ミリリットルの水かぬるま湯に、ティースプーン山盛り一杯程度の粉末緑茶を加えてよくかき混ぜます。
  2. しっかりと「お口クチュクチュうがい」をして下さい。
    ※うがいをした後は口をすすがないでください! カテキンをなるべく口の中に留めておくためです。
    ※夜、歯をみがいた後、寝る前に行うと効果的です。

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NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術
健康

NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術

2016年11月16日(水)午後7時30分
2016年11月22日(火)午前0時10分

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NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

いつまでも若々しくいたい。それは私たちがずーっと願い続けてきた夢。そんな夢がいま、叶うかもしれません!

研究を進めているのは・・・あのNASA。実はNASAの一大研究テーマは、ずばり人体!きたるべき人類の宇宙進出のために、 さまざまな実験を重ねてきました。そしてついにこのほど、老化を遅らせる「老化スイッチ」を体のある部分に発見したというのです。そのスイッチを刺激してあげれば、ハードな運動をしなくても脂肪を減らして筋肉を増やすだけでなく、様々な病気のリスクを減らせる可能性がでてきたのです。

運動嫌いでもOK!若返りの秘策の最新情報をお伝えいたします!

今回のお役立ち情報
01

NASAが大注目!「老化スイッチ」

実は宇宙では地上の10倍老化が進むと言われています。宇宙に半年いると筋力は半分になり、骨密度の低下は、老人の1年分の変化がわずか1カ月間で起こってしまいます。そのほかにも認知機能の低下や脂質・糖などの代謝異常、循環機能の低下などなど・・・様々な悪影響が起こることが知られています。
その理由は、まだ分かっていない部分もありますが、最大の原因は「無重力」にあります。しかも無重力状態では運動をしていてもこれらの異常が起こってしまうのです。一体なぜなのか。実はその犯人は「耳」にありました。耳の中の内耳という場所にある“耳石”という器官が影響していたのです。

耳石はいわば「重力を感知する装置」。
体が傾くと耳石が重力に引っ張られることで、その信号が脳に送られ、体の傾きを知ることができる、という仕組みです。この耳石こそが体の老化のスピードを左右する原因の1つであることが最近の研究でわかってきました。

02

検証!座るだけで老化が進む?

実は近年、無重力と同じような悪影響を体に及ぼす「ある習慣」が明らかになってきました。それは「座り続けること」。なんと、1時間座ると22分寿命が縮むという研究結果もあります。ほかにも、がんのリスクが上がったり、骨密度の低下、代謝異常、認知機能の低下、循環機能の低下・・・などなど、様々な悪影響があることが明らかになってきました。まさに無重力と一緒です。いったいなぜこのようなことが起こるのでしょうか。
実はこれも耳石に大きな原因があると考えられています。無重力状態では、耳石は浮かんだような状態で動きません。一方、座り続けているときも耳石はあまり動きません。実はこの「耳石が活発に動かないこと」が大問題なのです!

耳石は全身の筋肉や自律神経(内臓や血管をコントロール)とつながっています。そのため、耳石が活発に働くと、筋肉の活動がよくなるだけでなく、心臓などの働きも良くなって血流が活発化。コレステロールや糖の代謝もよくなります。
一方、耳石があまり動かないと・・・全身の筋肉や自律神経の働きもおとえろえ、筋力の低下や循環機能低下、代謝の異常など様々な悪影響が起こると考えられています。

03

運動嫌いでもOK!若返りの秘策

NASAの研究によってわかった、若返りの秘策。それは“30分に1度立ち上がる”だけ。実は「立ちあがる」という動作は、頭が前後左右上下に動くため、耳石を効率的に動かすことができるのです。

座っている時間が長い方は、ぜひ30分に1度は中断して立ちあがってみてください!
※体が不自由な方など、立つのが難しい場合は、頭を左右に振るだけでも耳石を動かすことにつながります。

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