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アンチエイジングの新常識 毛細血管ケアSP
健康

アンチエイジングの新常識 毛細血管ケアSP

2016年7月13日(水)午後7時30分
2016年7月19日(火)午前0時20分

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若さと健康の大きなカギ「毛細血管」。 実は毛細血管は、年齢と共に減ってゆくため、肌など体中の細胞が酸素&栄養不足になってしまい大問題となります。 もちろん肌だけではありません。肺や肝臓などの臓器、そして脳にまで影響して、肝臓病や認知症など、様々な症状の引き金になると考えられているのです。

そこで今、大きく注目され始めたのが「毛細血管ケア」という新発想です。 毛細血管を若い状態でキープすることで老いや病を防ぎ、アンチエイジングの切り札とするものです。

カギとなる「血流アップの極意」や「注目の食材」など、 ガッテンならではの徹底した大実験と実証を行いました!「血管ケア」で老いと病気を食い止めましょう!

今回のお役立ち情報
01

体の老化=毛細血管の劣化?!

最新研究で分かってきた驚きの新事実。それは“毛細血管は年齢と共に減っていく”ということです。毛細血管は全身の血管の99%を占め、酸素と栄養を体のすみずみまで送り届ける大切な働きをもっています。ところが、皮膚の毛細血管を調査した研究では、60~70代の人は20代に比べて、毛細血管が4割も減少していました。

皮膚に酸素や栄養が届かなければ、シミ・シワなどお肌のトラブルの一因になります。また、肝臓や肺など、臓器の毛細血管が減れば、様々な機能低下や病気が起こる可能性もあります。年をとるほどお酒が弱くなったりするのは、毛細血管の減少が要因のひとつと考えられるようになっています。毛細血管の劣化、侮ってはいけません!

02

“血流UP”が毛細血管ケアのカギ!

毛細血管の減少や劣化を防ぎたい!なんとか復活させたい!そんな願いにこたえるカギは『血流UP』です。実は毛細血管は、年とともに、細胞同士の「接着」が甘くなってしまいます。すると血液が途中で漏れ出してしまい、毛細血管の劣化を引きおこします。しかし日ごろから十分な血流があると、細胞がお互いにくっつきあって、血液の漏れを防ぎ、健康な毛細血管を生み出してくれるのです。

いつでもどこでもラクチンに血流を上げられガッテン流は、『その場スキップ』です。ポイントは、第2の心臓と言われる『ふくらはぎ』のポンプ機能。スキップすることでふくらはぎのポンプ機能を強め、足の下の方から血液を戻す力を高める効果が期待出来ます。

やり方は、両手と両足をしっかりと上げるスキップを20回、それを朝・昼・晩の3回行います。現代人はデスクワークなどで、昼間は座り続けている人が多いので、特に午後や夕方は血液が下の方にたまりがち。そこで、3回に分けてスキップを行う事で血流の良い状態をキープします。

※無理に行うと転倒やケガの原因となります。決して無理をしないでください。

■スキップが難しい人は…
体力的にスキップが難しかったり、マンションなので下の人に迷惑になってしまう…そんな場合は『かかとの上げ下げ』もおすすめです!これも20~30回、朝・昼・晩に行うのがベター。電車の待ち時間、歯磨きの間…など、ちょっとした空き時間やながら作業中に出来るので、普段の生活の中にさりげなく取り入れてみては?!

※運動をやってみて痛みが出た場合は、中止してください。
※転倒には十分ご注意ください

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追跡!糖質制限ダイエットの落とし穴
健康

追跡!糖質制限ダイエットの落とし穴

2016年7月6日(水)午後7時30分
2016年7月12日(火)午前0時10分

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最近、何かと話題の糖質制限ダイエット。簡単に体重が落ちる!という評判も聞きますが、中には体調を崩してしまう人も。いったい健康にいいのでしょうか?悪いのでしょうか?

昔、教科書で習ったミトコンドリアって覚えてますか?実は細胞の中のミトコンドリアが脂肪をエネルギーに変えてくれるため、糖質を制限すると自然とやせていくのです。1年で10㌔以上やせた!なんていう人も少なくありません。

でも、このダイエット法には落とし穴も・・。体重が減るからと、安易に糖質を制限し過ぎてしまうと、あっという間に筋肉が落ち、体調不良になる可能性があります。糖質を減らした分はタンパク質や脂質で補い、必要なカロリーは確保しなければなりません。

どのような食事をすればいいのか?専門家お薦めのメニューもご紹介します!

今回のお役立ち情報
01

安全な糖質制限ダイエットのポイント

■ポイント1
ご飯やパン、麺類などの主食を減らすめやすは普段の半分ほどまで。

これは番組で紹介した「ケトン体」を出しすぎないためです。「ケトン体」は糖質の量を普段の3分の1以下にしたあたりから 体内で増え始めます。
(1日の糖質摂取量を日本人平均の270gほどとした場合の計算です。)

「ケトン体」はその安全性について、まだはっきりとはわかっていないため、番組では「ケトン体」が出るような急激な糖質制限はおすすめしません。

■ポイント2
糖質を減らした分、タンパク質、脂質をしっかりと食べること

日本人はカロリー摂取の大半(およそ60%)を糖質に頼っています。そのため、糖質を減らすと、摂取カロリーも大きく減ってしまいます。そこで、タンパク質、脂質をしっかり食べ、カロリーが減りすぎないよう にしましょう。
タンパク質と脂質は、肉・魚・大豆などをバランス良く食べることで、 摂取することができます。 タンパク質、脂質は満腹感を感じるまで食べて大丈夫だと考える研究者もいます。 (タンパク質・脂質は満腹中枢を刺激する物質を分泌するので、 食べすぎになりにくいという研究があります)

■ポイント3
食物繊維をしっかりと食べること

米などの炭水化物は食物繊維を多く含むため、制限すると食物繊維が不足しがちです。そこで、緑黄色野菜やきのこ、海藻類など食物繊維を多く含む食品を 意識的に摂取するようにしましょう。

■ポイント4
3食バランス良く糖質を減らす

例えば朝は全く食べないで、昼は普通に食べるというような極端な方法でも 1日のトータルでの糖質量を減らせばダイエット効果はあります。しかし、3食バランス良く減らすほうが、血糖値の上下動を抑えることができるので安全だと考えられています。

02

ガッテンおすすめ!糖質制限ダイエット メニュー例

今回紹介した 1日の糖質制限ダイエットメニューの一例を紹介します。あくまでも、糖質、脂質、タンパク質の割合の大まかなめやすとしてご覧下さい。(味付けの調味料等は省略しています。お好みでご使用ください)

【朝食】

  • パン…食パン8枚切1枚、無塩バター8g 
  • ソーセージのスープ煮…ソーセージ40g、たまねぎ30g、エリンギ50g、キャベツ100g 
  • 牛乳…普通牛乳200g

【昼食】

  • ご飯…白米70g (※茶わん1杯が150g)
  • 豚もも肉のソテー…豚もも肉90g、キャベツ50g、トマト50g、クレソン10g
  • マグロのチーズ焼き…マグロ100g、チーズ15g、たまねぎ30g、赤青ピーマン10g
  • きゅうりのごま酢あえ…きゅうり100g、もやし50g、ごま5g

【夕食】

  • ご飯…白米70g (※茶わん1杯が150g)
  • 鶏胸肉の薬味ソースかけ…鶏胸肉80g、薬味ソース30g
  • 高野豆腐の煮物…凍り豆腐9g、さやえんどう6g、板こんにゃく40g、かつお昆布だし100g
  • 白いんげん豆のサラダ…いんげん豆35g、セロリー30g、トマト15g、パセリ1g

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