2016年初ブログがこんなタイミングですみません…。3月って…。笑
本当ごめんなさい(°_°)
ということで2016年1発目の舞台、ミュージカル「Dance with Devils」ご来場ありがとうございました。
約2年振りに座長というポジションで板の上に立たせていただきました。
大人気アニメが原作なのですが、アニメを見たときは鉤貫レムというキャラクターが高貴だったり、そして楽曲が素敵。素敵だからこそ難しかったりと、「すごく大変そうだな」というのが感想でした。
ですが、アニメをそこまで見てこなかった(ハマらなかった)僕がダンデビの世界にのめり込み気付けば放送がある毎週水曜日をすごく楽しみにしていた自分がいました。
こんなに素敵な作品の素敵なキャラクターを演じさせてもらえるのか^^とワクワクしていた自分がすごく意外でした。笑
そして始まった稽古。
座長としてしっかり引っ張っていけるかな?どうすればいいカンパニーになるのかな?とかいろいろ思いました。
元々口で言うタイプではないし、だったら背中で引っ張っていけるようにがんばろう!と決めました。
実際始まってみるとそんなに気負う必要がなくて、元々共演していたキャストが多かったということ、キャストが男だけのカンパニーというのもあって、イメージでいうと男子校のような楽しい時間を過ごさせていただきました。
ミュージカルとしては稽古期間は短くて毎日が追い込まれたような日々だったけど、それでもその1日の瞬間瞬間を張り詰めた空気ではなく、柔らかい空気にしてくださった演出の三浦香さん。あれは魔法です。笑
本当に優しくてキャストのことを第一に考えてくださる素敵な方でした。
香さんについていってよかったなと、心から思います。
カンパニー一丸となってハードな稽古に立ち向かい、毎日のように遅くまで残り、たくさん汗をかいて頑張っていたアンサンブルのみんな。何度も何度もダメ出しをされ、みんなから見えないところで涙を流しながらも芝居と向き合った伊崎ホランドなどそれぞれがたくさん汁を出して、少しでもデビミュがいい作品になるよう頑張っている姿はいい意味で男臭くて最高でした。
やれることはやってきて迎えた初日。
初日からたくさんのお客さんが来てくださって、不安を感じながらものびのびとやらせていただき幕が閉まったあとのホッとした感情が懐かしく思えます。笑
デビミュに命を懸けて戦ってきたのが報われたのか、それから当日券を求めるお客さんがたくさんいるとお聞きしてとても嬉しかったし、もっとたくさんの方にデビミュを愛していただけるよう頑張りました。
そして迎えた千秋楽。
満員の客席。そしてカーテンコールでのスタンディングオベーション。
報われたな、と。
誰1人欠けることなく最後まで熱量を持ってやりきった結果、応援してきてくださったお客様に最高の景色をプレゼントしていただきました。
今思い出しても震えるし、鳥肌も立つし、ウルっときます。
あぁ…楽しかったな、デビミュ。
本当にいいカンパニーだったな。
またこのメンバーでデビりたい。
スタッフさん、キャストの皆さん誰1人変わることなくデビりたい。
座長としてなにもできなかったし、たくさん迷惑もかけちゃったけど、いろんな人に支えられてデビれて楽しかった。
こんなことを思える作品に出会えて幸せでした。
年末に見たアニメの声優さんたちが出演していたコンサート。
あの日、僕は確かにバトンを受け取った気がしました。「次はお前らだぞ」と。
無事次に渡せたかな?
アニメ→ミュージカル→ゲーム
ってリレーできたかな?できていたらいいな。
2016年、最高のスタートが切れたと思います。
本当に感謝。たくさんの方に感謝。
ありがとうございました。
鉤貫レム役(レム・アーロンド)神永圭佑。
詰みだな。