とっとり地酒大使を創設 地酒PRしている永井里香さん 県酒造組合
石川和彦
鳥取県酒造組合の「とっとり地酒大使」に、鳥取の地酒をSNSで発信している永井里香(りこ)さん(31)=米子市=が任命された。任期は今月から1年間(協議のうえ自動継続)。永井さんは鳥取の地酒や食、文化などをPRし、組合や加盟する蔵元のイベントに協力する。
永井さんは米子市出身。東京の大学に進学し、アルバイト先の居酒屋で日本酒に目覚めた。帰郷後、鳥取の地酒の良さに気づき、一般社団法人ミス日本酒(東京)が主催する「2020 Miss SAKE Japan」に応募。鳥取代表として最終選考に残り、1年間日本酒や和文化をPRする活動をした。臨床心理士で、米子市の産婦人科クリニックに勤めている。
永井さんがツイッターやインスタグラムで鳥取の地酒を発信していることから、組合は、永井さんの活動を支援し、鳥取の地酒をPRしてもらおうと考え、地酒大使を創設した。
21日に倉吉市の倉吉商工会議所であった任命授与式で、組合の田村源太郎副会長が「地酒愛、鳥取愛が強い。より一層活動していただきたい」とあいさつし、永井さんに大使の委嘱状を手渡した。永井さんは「鳥取の地酒は冷酒はもちろん、燗(かん)にして飲むのもおいしい。食事に合い、常温で保管できるのが多い。そういう強みを発信していけたら」と抱負を語った。(石川和彦)