東京・新宿歌舞伎町で若者らが居場所を求めて集まるいわゆる「トー横界隈」で「トー横の王」と呼ばれる男が、女子中学生とみだらな行為をしたとして、警視庁に逮捕されました。

東京都の青少年健全育成条例違反の疑いで警視庁に逮捕されたのは、住居不定・無職の水野泰宏容疑者（２４）です。水野容疑者は先月１９日と今月２日の２回にわたり、歌舞伎町のホテルの部屋でＳＮＳを通じて知り合った中学１年生の少女（１３）が１８歳未満であることを知りながら、みだらな行為をした疑いがもたれています。

警視庁によりますと、水野容疑者は２０１８年ごろから歌舞伎町に出入りし、若者らが居場所を求めて集まる「トー横界隈」で「トー横の王」と呼ばれ、少女たちから人気があったということです。水野容疑者は取り調べに対し、「自分のＳＮＳをフォローしている女は自分に好意があると思った」と容疑を認めているということで、警視庁は余罪があるとみて調べています。

関東地方に住んでいた少女は水野容疑者に誘われて歌舞伎町に来たということで、「アイドルと同じ感覚であこがれた」「好きになり、なんでもいうことを聞くようになった」「他の男性と会うなど、気に食わないことがあると罰金を払わされた」と話しているということです。