「初の実刑、妥当」と評価=ジャパンライフ被害弁護団が会見

「初の実刑、妥当」と評価=ジャパンライフ被害弁護団が会見

ジャパンライフ元会長の山口隆祥被告の判決後、記者会見する被害弁護団連絡会代表の石戸谷豊弁護士(右)=28日午後、東京都千代田区

 東京地裁がジャパンライフ元会長山口隆祥被告(79)を懲役8年としたことを受け、被害弁護団連絡会が28日、東京都内で記者会見した。代表の石戸谷豊弁護士は「(一連の事件で)初めての実刑で、妥当な判決だ」と評価した。

 石戸谷弁護士は「被害者からすると、(山口被告に)だまされたという気持ちだ。少しは胸が晴れるのではないか」と話す一方、「実体のない取引をやり続けたことに関しては会社ぐるみだったのが疑いない事実だ」と述べ、組織的な犯罪行為だったとの認識を示した。

 事務局長の大迫恵美子弁護士も「(他の被告の判決は)執行猶予ばかりで、被害者はがっかりしていた」と強調。「やっと聞きたかったことを言ってもらえた。被害者の気持ちが慰められるといい」と語った。 【時事通信社】

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