大ヒットミステリー映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』において、少し疑問に思うことがあります。それは、
- なぜ里香は殺されたのか
 - 里香は最期に口パクで何と言ったのか
 
ということです。
かなりネタバレですが、そもそも今回の殺人犯のルールは、家族などの身近な人に殺害現場を目撃させて生かしておくという風に説明されていました。結局それは、曾根崎たちがこれまでの事件の共通点として挙げていただけで、真犯人の仙堂の言葉ではないのですが、
それにしても、里香だけが殺されるのはどうも他の事件とは異なる違和感があるのです。
しかも、里香は最期にかなり長いセリフを言っているはずなのですが、動画では音声がなく、なんと言っているかはっきりとわかりませんでしたね。
里香にまつわる疑問点を洗い出しましたよ!早速見ていきましょう!
里香は最後に何と言ったのか?
実は、里香が殺された理由を考察するためには、まず里香が口パクで何て言っていたのかを知る必要があります。というのも、里香の最後の言葉が、仙堂が里香を殺すきっかけになっているからです。
里香の最後の言葉は、映画では真犯人の仙堂が次のように明かしていました。
あの女が殺される前、最後に何を言ったかを教えてやろう。
「震災で亡くなった人たちと一緒に死ぬべきだった。
私ひとり幸せになる資格はない」
そういって死を望んだんだ。
冷めるよな、いやあ、冷めたよ。
初めから生きる気力のない人間を殺しても、何も救われない。
映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』
里香が明確にその言葉を発したかどうかは定かではありませんが、伝えた言葉としては、「震災で亡くなった人たちと一緒に死ぬべきだった」
ということですね。
里香はもともと阪神淡路大震災を生き延びたことに対して罪悪感を持っていたのでした。そもそも、生きる気力がなく、死への抵抗もそれほどなかったということですね。
里香はなぜ殺されたのか?
仙堂は里香に何を見たのか?
結論から申し上げれば、
仙堂は、里香を通して自分を見たから殺した
ということが言えます。
というのも、仙堂がはっきりと仙堂に復讐しようとする曾根崎にこう言っていましたね。
本当なら、あの日死んでいたはずなんだよ。
待っていたんだよ。
お前のあの無気力な恋人と同じようにな。
引用元:映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』
仙堂のトラウマは、戦場で友人を目の前で殺されたことでした。それ以来、事件を起こして殺害を繰り返しましたが、仙堂の心の闇としては、「自分もあのときに友人と一緒に死ぬべきだった」と思っていることです。
自分が体験したことを再現し、体験させることで、自分自身の抱えきれないトラウマを他者に投影していました。そのことによって、仙堂はいくらか救われるような気がしていたのでしょうね。かなり倒錯していてよくわかりませんが…。
仙堂の意図
ただし、里香には自分自身を重ね合わせたのでしょう。ほかの人とは違って、自分と同じように「自分も死ぬべきだった」と思って生きる気力を失っている人物です。
自分自身を殺すように里香を殺した
ものの、楽になりたかったはずなのに、それでは何も救われなかったのですね。共感しきれない複雑な心情が描かれています。
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まとめ
『22年目の告白-私が殺人犯です-』の里香について調べてきました。
- 仙堂は里香に自分自身を見たから殺した
 - 里香は「震災のときに死ぬべきだった」と言っていた
 
とうことがわかりましたね!