磁気治療器のオーナー商法などを展開していたジャパンライフの巨額詐欺事件の裁判で、東京地裁は元会長の男に懲役8年の実刑判決を言い渡しました。

磁気治療器のオーナー商法などを展開していたジャパンライフの元会長、山口隆祥被告は、配当の支払いなどの見込みがないのに業績が好調だと装って顧客を勧誘し、およそ1億6500万円をだまし取ったとして詐欺の罪に問われています。

28日の判決で、東京地裁はジャパンライフは山口被告のワンマン体制で、「犯行は被告の指示によるものでその責任を一手に担うべき」などとし、山口被告に懲役8年の実刑判決を言い渡しました。

また、東京地裁は「被害の合計額は相当高額で老後の蓄えを失った被害者らの処罰感情が厳しいのは当然」と指摘しました。