接客業に「名札」は必要? 身バレ・住所特定・SNSストーカーの可能性、被害懸念の声も
コンビニやスーパーなどの店員が必ず身に着けている「名札」。利用客に親しみや信頼感を抱いてもらうためといった効果がありますが、一方で珍しい名字の場合は自宅住所や出身地、SNSなどの特定につながってしまう恐れもあります。仕事で本名を名乗る必要はあるのか? ライターの鳴海汐さんが課題点と解決策を探ります。
珍しい名字はアドバンテージなのか
一般的なビジネスのセオリーからすると、珍しい名字は相手に一発で覚えてもらえることが多く、営業職などでは強みになると考えられています。
覚えられる前のステップでは、名字を口頭で伝えれば聞き返されることが多く、また文字として見せたときに字面が珍しければ読み方を質問されます。珍しい名字というのは、その両方である場合が往々にしてあります。
そういったコミュニケーションが盛り上がることもあり、より名前を覚えてもらいやすいのですが、毎回あって面倒なのもたしか。
珍しい名字を持つ人のさらなる悩みは、身元が割れやすい、いわゆる“身バレ”しやすいことでしょう。場合によっては家族や親せきと結び付けられてしまうこともあります。
東京という都会に暮らしていても、「地域 × 名字」の情報を組み合わせると、一軒家の場合は表札で家まで分かってしまうことは、あり得ること(今の時代、表札が必要なのかも筆者は疑問に思っています)。これはそこまで珍しい名字でなくても当てはまります。
家が特定されないにしても、名字で住んでいる地域が分かってしまうこともあります。首都圏といえども代々住み続けている古くからの土地には頻出の名字があり、名字でどの辺りに住んでいると察しがつくこともあるのです。
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