情報持ち出し、二審も実刑判決 京都、上場企業の元社員

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 東証1部上場の京都市の印刷会社NISSHA(旧日本写真印刷)から営業秘密の技術情報を不正に持ち出したとして、不正競争防止法違反の罪に問われた元社員の寺谷和臣被告(46)の控訴審判決で、大阪高裁(西田真基裁判長)は27日、懲役2年、罰金200万円とした一審京都地裁判決(昨年3月)を支持、被告側の控訴を棄却した。

 西田裁判長は、被告が競合他社への転職を控えていたとして「地位や評価の向上を目的に犯行に及んだ」と指摘。重要情報と理解しながら複製、開示したのは軽視できないとした一審判断を追認した。

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