磁気治療器のオーナー商法を展開し、多額の負債を抱えて破綻した「ジャパンライフ」の巨額詐欺事件の裁判で、東京地裁は、元会長の男に懲役8年の実刑判決を言い渡した。

「ジャパンライフ」の元会長・山口隆祥被告(79)は、磁気治療器のオーナー商法をめぐり、資金繰りが逼迫(ひっぱく)していたにもかかわらず、顧客からあわせておよそ1億6,500万円をだまし取った罪に問われている。

東京地裁は、「顧客の大切な財産をないがしろにしてでも、ジャパンライフの延命を図るために犯行に及んだ。刑事責任は重大」と指摘し、山口被告に懲役8年の実刑判決を言い渡した。