磁気健康器具の預託商法を展開した「ジャパンライフ」の巨額詐欺事件で、顧客から計約1億6500万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた元会長山口隆祥被告(79)に、東京地裁(浅香竜太裁判長)は28日、懲役8年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。

事件を巡っては、山口被告の娘で元社長ひろみ被告(49)ら同社社員12人も出資法違反罪に問われ、いずれも執行猶予付きの有罪だった。

判決によると、資金繰りに行き詰まっていたのに、ジャパンライフの業績が好調であるように偽装。元本保証でいつでも解約できるなどとうそを言い、2017年8~12月、20人の顧客から計約1億6500万円を詐取した。(共同)