(旧)本気禁止制限決闘   作:阿音

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そういえば今更ながら1つ。
決闘《デュエル》等と、《》で書かれている部分について。
これは、以前の投稿場所では 漢字《○○》 と書けば振仮名が振れるようになっていたのですが、こちらではこれでは振仮名は振れません。
そしてこれは以前のものをコピーし、修正しないで投稿しているのでそのまま書かれているのです。
正直、数が多くて見逃しも多くなりそうなので修正はしないつもりです。
少々鬱陶しいでしょうが、ご了承ください。


12話【制裁タッグ決闘? 瑞貴編】

 視点 瑞貴

 

 

うんうん、良い感じに怒ってくれているな

頑張って挑発した甲斐が有ったというもの

それにしても記憶が間違ってなくてよかったよ。

 

迷宮兄弟と俺、お互いに決闘場《デュエルフィールド》に立ち、今まさに始めようとした時

大声でそれを遮られた。

 

「その決闘《デュエル》、ちょっと待ってください!」

 

全員がその声の主の方を振り返る

俺は声で誰かが分かったので頭を抱えてしまった

明日香だけでは終わらず、お前らまで俺の邪魔をする気なのか!?

 

「突然なんなんでスーの、ペペロンチーノ」

 

「すみません、この決闘《デュエル》、私達にあの堅守瑞貴の相手をさせてもらえませんか!」

 

「お願いします!」

 

そう言って現れたのは明日香の取り巻きその1とその2

名前はまた忘れた。

 

「おやおや、君達、名前は?」

 

「あ、はい校長先生

私はオベリスクブルー1年の枕田ジュンコです」

 

「同じく浜口ももえです」

 

ふむ、わかった、忘れておこう

記憶抹消の速攻魔法を使いたいと思うんだけど、どう思う?

 

「それで、君達は何故彼と決闘《デュエル》を?」

 

それは俺も思うし、多分この場の誰もが思ってるはずだ

俺からすれば答えなんてどうでもいいからこの茶番を早く終わらせてほしいね

俺は早く迷宮兄弟に嫌がらせがしたいんだよ!

 

そう思って楽しみにしており、全く話を聞いてなかった

普段からどうでも良い事と思っている事はすぐに意識の外に行ってしまう

集中している時はそれでもいいが、今回に限っては大きな過ちだった。

 

「ふむ、そうですか……堅守君」

 

「……ん?

あぁ、何ですか?」

 

「今回の決闘《デュエル》は彼女達が担当になりました

後はお願いしますね」

 

「…………はぁ?」

 

俺が理解できていない間にその1、その2が決闘場《デュエルフィールド》に上がって準備している

迷宮兄弟は口惜しそうにしていたが雇い主という理由で我慢しているのだろう

クロノスはオベリスクブルーだし大丈夫とでも思ってるのかそれなりに余裕そうだ。

 

「お前ら、校長に何て言って説得した?」

 

「聞いてなかったの?

この前負けたからリベンジがしたいって言っただけよ

校長先生も迷宮兄弟の決闘《デュエル》には満足したみたいだし

そういう訳で私達が相手をしても良いって許可をくれたのよ」

 

「そういう訳ですわ

さぁ、お覚悟を!」

 

構え始めるその1とその2

以前の俺よ、何故こいつらと関わってしまったんだ?

金は搾り取れたからよかったけど、これじゃ割に合わんな。

 

「お金は返してもらうわよ!」「あの時のでお洋服が買えなくなってしまったんですのよ!」

 

それを一番怨んでるのかよ!

お前も同意しただろうが!

今更それは無いだろ!

 

しかしこのデッキどうしよう?

せっかく嫌がらせの為に頑張って作ったデッキなのに

こいつらじゃ嫌がらせも半減程度にしかなりそうにない

デッキを変えるか? でもせっかくここに迷宮兄弟が居るんだしなぁ

どうせだ、苦手なタイプデッキだが構わん、嫌がらせの為になるんだからな!

 

「まぁいい、とりあえず受けてやる

だけどやる気が失せていくなぁ……校長、俺転校でもいいからこれ棄権してもいい?」

 

「はっはっは、駄目です」

 

「ですよねー……はぁ、めんどい」

 

仕方無しに俺も構える

油断はしてやるし、手加減もしてやるよ!

 

「行くぞ、明日香の取り巻きその1とその2!」

 

「ジュンコよ!」「ももえですわ!」

 

「「「決闘《デュエル》!」」」

 

あー……やっぱやる気でねぇ。

 

 

 

 視点 十代

 

 

俺達は迷宮兄弟との決闘《デュエル》後、少し離れた場所で瑞貴の決闘《デュエル》を見ていた

対戦相手は明日香と一緒に居る事の多かったオベリスクブルーの女子2人

確かに瑞貴は明日香戦の時も、タイタン戦の時も強かった

だけどオベリスクブルー生徒2人相手に……勝てるか?

 

「翔、隼人、お前らはどっちが勝つと思う?」

 

「僕はわかんない

明日香さんと戦った時は強かったけど2回ともデッキが違ったし

タイタンの時もデッキが変わってんだもん」

 

「俺はまだ1回しか見てないからわかんないんだな

でも、オベリスクブルーに勝てるとはあんまり思えないんだな」

 

確かに、瑞貴の戦いは3回見た

最初は女子寮での明日香戦、その時は戦士族を中心にしてたと思う

次も明日香戦、その時はまさかのエクゾディアデッキだった

3回目はタイタンの時のデッキ、あの時はコスモクイーンを中心にした魔法使い族デッキ

1戦目は守りを中心としていたがパワーデッキ、2戦目はテクニック、3戦目は純粋に力押しだった。

 

どれもデッキタイプが違っていてどれが瑞貴の本当のデッキなのかわからない

性格から予想するに1戦目か2戦目だと思うんだが……悩むな。

 

「お疲れ様十代、翔君

よくあのゲート・ガーディアンを倒せたわね」

 

「あ、明日香さん」

 

「お、明日香じゃん

でも意外だったぜ、瑞貴だったらお前をタッグパートナーにすると思ったんだけどな」

 

なんだかんだいってもこいつら仲が良いし

きっと瑞貴は明日香と組むとばかり思ってたんだけど……

 

「むしろ私からタッグパートナーにしてくれって頼みに行ったぐらいよ

断られちゃったけどね」

 

「えぇ!? 瑞貴君自分から断っちゃったんスか!?」

 

「あいつ……一体何を考えてるんだな?」

 

明日香が瑞貴に負けたから足手まといに思ったのかな?

だけど瑞貴はそんな奴じゃないと思うし、何でなんだ?

 

「あれは私が悪いの、だからあまり気にしないで

それよりもジュンコとももえが相手か……今回はどうなるかしらね?」

 

「あん? それってどういう意味だ?」

 

「実は瑞貴ね、以前もあのタッグチーム相手に戦った事が有るのよ

今回みたいに1対2でね、勝ったのは瑞貴だったわ」

 

「じゃああの人達にとって今回はリベンジマッチって事ッスか?」

 

「そうなるわ」

 

もう1回勝ってるなら楽勝かと思ったけど明日香の顔が険しいな

どうかしたのか?

 

「どうしたんだよ明日香、顔が怖いぜ?」

 

「……あの時の事を思い出してただけよ

あの時、ジュンコとももえは瑞貴に1ポイントもダメージを与えられなかった

私だって1対1だけど1ポイントもダメージを与えてないし……瑞貴は守りがとんでもなく上手いのよ」

 

「マジか!?」「「えぇ!?」」

 

「マジよ、少しだけ教えてあげるけど

1回目の私の戦い、タイタン戦、どちらも瑞貴は苦手なデッキだったのよ?

(1回目は終焉のカウントダウンを使わなかっただけだったけど)」

 

「に、苦手なデッキってどういう意味だ!?」

 

あんなに強かったのに苦手なデッキを使ってたってのか!?

そんなの反則じゃねぇか!

 

「……瑞貴は攻めを中心にするデッキが苦手なの

守りつつ、相手の隙を窺う戦いを得意としているわ

(本当は特殊勝利条件デッキが一番得意らしいんだけどね

自分の好みにも合うし、終焉のカウントダウンとかウィジャ盤とか大好きみたいだし)」

 

「じゃああの時僕達が勝てたのって……」

 

「どうかしらね?

もし瑞貴の本気デッキだったら勝てなかったかもしれないわ

(負ける気満々だったらしいけど)」

 

翔と隼人が悪寒に震える

俺だってかなり驚いた、あの強さで苦手なデッキだなんて……

 

「そろそろ始まるわね、どっちか勝つ事やら……」

 

明日香の声に心配の感情を感じる

どっちを心配してるんだ?

 

「「「決闘《デュエル》!」」」

 

初期ライフは俺達の時と同じ共通で8000

瑞貴は1人だけどそれは変わらないみたいだな。

 

「先攻は俺が貰う、ドロー

俺は手札から魔法カード、苦渋の選択を発動

このカードはデッキからカードを5枚選択し、相手に公開する

相手はそのカードの中から1枚だけ選択

俺はその選択されたカードを手札に加え、残りは全て墓地に送る」

 

なんだぁ? 4枚は必ず墓地に落ちるなんて使えねぇカードだな

増援とかの方が絶対便利だって!

 

でも明日香が険しい顔をしていた、どうかしたのか?

 

「明日香、どうしてそんなに怖い顔してるんだよ?」

 

「貴方にはわからないんでしょうね

あの苦渋の選択の怖さが……」

 

「そんなに怖いカードッスか?

4枚も墓地に落っこちて、しかも1枚は相手に選ばせるんでしょ?」

 

「分からないの?

苦渋の選択の怖さ、それは墓地に存在するからこそ意味のあるカードを墓地に送れる事よ

例えるなら十代の使ってたネクロダークマン、他にもネクロガードナーや堕天使マリーとかね」

 

なるほど、そういう意味を持ったカードなのか

全部墓地に送って効果を発揮するカードなら有利にしかならないという訳か。

 

「俺の選択するカード……それは

雷魔神-サンガ、風魔神-ヒューガ、水魔神-スーガ、ゾンビキャリア、馬頭鬼」

 

「「「3魔神!?」」」

 

「(やっぱり嫌がらせのデッキだったのね……しかも迷宮兄弟用の

でもどうやって相手が迷宮兄弟だって知ったのかしら?

まぁ瑞貴の事だからクロノス教諭辺りでも脅したんでしょ)」

 

瑞貴が選んだモンスターは先ほど迷宮兄弟が使っていた3魔神だった!

しかし何故こいつらを墓地に送ったんだ?

 

「どうせ何を選んでも同じようにしてるんでしょ?

だったら何でもいいわ! サンガを手札に加えなさい!」

 

「わかった、俺はサンガを手札に加え、残りのカードを墓地に送る

モンスターをセットしてカードを2枚伏せ、ターンエンドだ」

 

苦渋の選択を使った事以外は普通だ

あの伏せカードが気になるが……大丈夫か?

 

「私のターン、ドロー!

魔法カード、テラ・フォーミングを発動!

デッキからフィールド魔法を手札に加えるわ!

私はデッキから伝説の都 アトランティスを手札に加え、発動!

このカードの効果で手札の水属性のモンスターはLVが1下がるわ!

私はLVが下がり、LV4になったジェノサイドキングサーモンを召喚するわ!

最後にカードを1枚伏せ、ターンエンドよ」

 

さすがオベリスクブルー、最初のターンから攻撃力2600のモンスターを出してくるなんてな

アトランティスという事は水属性デッキを使うのか?

 

「私のターン、ドロー!

私は魔法カード、デビルズ・サンクチュアリを発動!

この効果でメタルデビル・トークンを特殊召喚しますわ!

トークンが受ける戦闘ダメージを相手に与える効果ですが関係有りません!

私はこのメタルデビル・トークンを生け贄に、マテリアルドラゴンを召喚!

カードを1枚伏せ、ターンエンドですわ!」

 

すげぇ……こっちも1ターンで上級モンスターを召喚した

こっちも攻撃力2400と高い

瑞貴は既に上級モンスターは墓地に行ってるし、大丈夫なのか?

 

「俺のターン、ドロー

俺はフィールド魔法、アンデットワールドを発動!

このカードの効果でフィールド、墓地のモンスターは全てアンデット族として扱われる

そして新たなフィールド魔法が発動された事によってアトランティスは破壊される」

 

「なぁ!? きゃあ!」

 

ジュンコのアトランティスが破壊され、ジェノサイドキングサーモンの攻撃力が2400にダウンする

それでも十分強力なモンスターだ。

 

それにしてもあんなフィールドカードが有るなんてな

全部アンデット族って凄いけど役に立つのか?

 

「次に、手札を1枚デッキの一番上に戻し、ゾンビキャリアの効果を発動

墓地からこのモンスターを特殊召喚する

更に魔法カード、モンスターゲートを発動

モンスター1体を生け贄に、デッキからモンスターが出るまでカードを引く

それが通常召喚可能なモンスターだった場合、特殊召喚できる」

 

あれ? それってさっきゾンビキャリアで戻したカードだよな?

という事はあのカードって……まさか!

 

「ゾンビキャリアを生け贄に……ゾンビキャリアは自身の効果で特殊召喚した場合除外される

俺のデッキの一番上のカード、それはさっき、ゾンビキャリアの効果でデッキの上に置いたカード

そのカードは……雷魔神-サンガだ」

 

瑞貴の場にさっき迷宮兄弟が見せた雷魔神の姿が

こんな簡単に……しかも迷宮兄弟よりも更に速く出すなんて!

 

「そして俺は永続魔法、生還の宝札を発動する

自分か相手の墓地からモンスターが特殊召喚された時、デッキからカードを3枚ドローする」

 

「「3枚も!?」」

 

さ、3枚ドローかよ……めっちゃ鬼畜なカードだな

でも墓地蘇生のカードなんてそんなに無いぞ?

 

「欠点はこのドロー効果は強制効果、もしデッキが無い状態で蘇生が発生したら俺の負けだ」

 

それは弱点じゃないんじゃ……

というか、そんなに蘇生できるのか?

 

「更に墓地の馬頭鬼の効果を発動

墓地のこのカードを除外する事で、墓地のアンデット族を特殊召喚できる

俺はこの効果で馬頭鬼を除外、現れろ! 水魔神-スーガ!」

 

次に現れる水魔神

だが風魔神はまだ現れてないぞ!

 

「生還の宝札で3枚ドロー、速攻魔法発動、異次元からの埋葬

除外されているカードを3枚まで墓地に戻す

俺はこの効果でゾンビキャリアと馬頭鬼を墓地に戻す

馬頭鬼の効果を使用し、ゲームから除外、風魔神-ヒューガを特殊召喚!

そして生還の宝札で3枚ドロー」

 

すっげぇ……まだ2ターン目なのに最上級モンスターが3体

しかも手札がまだ6枚も持ってる

更に、まだ通常召喚もしてないんだぜ。

 

「3体の魔神を生け贄に、ゲート・ガーディアンを特殊召喚!」

 

マジか……動きが速すぎる!

ジュンコ達のフィールドには伏せカードが2枚

大丈夫だとは思うけど。

 

「まだ終わらないぞ?

魔法カード、魂の解放を発動、お互いの墓地から計5枚まで除外する事ができる

この効果により、雷魔神、風魔神、水魔神、アトランティス、デビルズ・サンクチュアリを除外

そして魔法カード、次元融合を発動、ライフを2000払い、お互いに除外されているモンスターを特殊召喚する

そちらには除外されているカードが無いので関係無いがな

俺は3体の魔神を特殊召喚!」

 

再び現れる魔神達……こんなに簡単に出せるモンスターだったっけ?

 

「セットモンスターを反転召喚、魂を削る死霊

バトルフェイズだ!

サンガでマテリアルドラゴンに攻撃!

スーガでジェノサイドキングサーモンに攻撃だ!」

 

サンガの雷撃がももえのドラゴンに

スーガの水流がジュンコの骨のような魚に当たる

両方破壊され、ダメージは合計300だな。

 

「ヒューガ、魂を削る死霊で直接攻撃《ダイレクトアタック》

更に魂を削る死霊の効果を発動、このモンスターが直接攻撃《ダイレクトアタック》によりダメージを与えた時

相手の手札を1枚ランダムに捨てさせる効果を持つ」

 

攻撃力はたったの300しか無いけど効果が強い!

瑞貴はこの効果でももえの手札を捨てさせた。

 

合計ダメージは3000だから残りライフは5000

それに対し、瑞貴はライフを払ってもまだ6000残ってる

そしてまだ、場にはゲート・ガーディアンが残ってる!

 

「ゲート・ガーディアンで直接攻撃《ダイレクトアタック》だ!」

 

「いい加減にしなさい!

罠カード発動! ドレインシールド!

攻撃を無効にし、相手モンスターの攻撃力分だけライフを回復する!」

 

「そうはさせん、手札から速攻魔法発動、神秘の中華鍋!

自分のモンスターを生け贄にし、その攻撃力か守備力分ライフを回復する

俺はその効果によりゲート・ガーディアンを生け贄にして攻撃力分回復する!」

 

「回復はさせませんわ!

永続罠、シモッチによる副作用を発動!

この効果により相手がライフを回復する時、ダメージに変化させますわ!」

 

「まだまだ甘い! リバースカードオープン!

速攻魔法発動、サイクロン! この効果によりシモッチによる副作用を破壊する!」

 

めまぐるしくお互いのカードが動きまくる

順番に説明する。

 

最初にジュンコのドレインシールドでゲート・ガーディアンの攻撃を防ぎ、ライフを回復しようとする

しかし瑞貴が神秘の中華鍋でゲート・ガーディアンを生け贄にし、逆に自分のライフを回復しようとした

だがももえがシモッチによる副作用で回復をダメージと入れ替えようとする

最後に瑞貴がサイクロンでシモッチによる副作用を破壊して無力化、最終的に瑞貴のライフが回復した。

 

結局ジュンコ・ももえチームのライフは5000

瑞貴のライフは9750になった。

 

「バトルフェイズの終了

俺は墓地のゾンビキャリアの効果を発動

手札1枚をデッキの上に戻し、ゾンビキャリアを特殊召喚!

そして墓地から特殊召喚に成功したので生還の宝札で3枚ドロー

魂を削る死霊、ゾンビキャリアを生け贄に……

心の闇より生まれし者、今、魂と引き換えに降臨するがいい! 脈動せよ、ブラッド・メフィスト!」

 

瑞貴の場に紳士のような男が現れる

手にはステッキを持ち、足は無くて幽霊のような奴だった。

 

そういえばロード・ウォリアーってモンスターの時も思ったんだが

瑞貴って一部のモンスターの召喚の時に口上を述べるのか?

 

「このモンスターは闇属性を除外してのみ特殊召喚できる

通常召喚も可能だがそれでも闇属性が必要だ

こいつは1ターンに1度、相手フィールド上に存在するカードの枚数×300ポイントのダメージを与える

更にこのカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り

相手が魔法・罠カードをセットした瞬間、相手に300ポイントのダメージを与える」

 

攻撃力2800で守備力が1300のモンスター……

しかもバーン効果を備えているのは強いな

戦う時は注意した方がよさそうだ。

 

「残念ながら今はお前らの場にカードが無いな

俺は死者転生を発動、手札を1枚捨ててゲート・ガーディアンを手札に加える

そして3体の魔神を生け贄にし、ゲート・ガーディアンを特殊召喚!

俺はこれでターンエンドだ」

 

また現れるゲート・ガーディアン

あの召喚の難しいゲート・ガーディアンを1ターンに2回も出すってめちゃくちゃ凄いぜ!

 

「ジュンコとももえが以前の瑞貴との戦いでしっかり成長してるわね

だけど、それでも瑞貴にはまだ届いてない……しかもあの召喚の難しいゲート・ガーディアン

あのモンスターを何度も出すなんて普通じゃないわ

ゲート・ガーディアンだけの、ゲート・ガーディアンによる、ゲート・ガーディアンの為だけのデッキね

凄まじいまでのファンデッキだわ」

 

「あれをファンデッキで済ませたら駄目な気がするッス」

 

「同感なんだな」

 

ファンデッキでも強かったら何でもいいぜ!

ク~~~、早く瑞貴と普通に戦ってみてぇなぁ!

 

「わ、私のターン、ドロー!

私は海神の巫女を守備表示で召喚!

このモンスターが存在している限り、フィールドは海として扱われるわ!」

 

「無理だアホ

そいつはフィールド魔法の発動中には効果は適用されん

だから海の効果は全く無いし、アンデットワールドにも影響は皆無だ」

 

「う……か、カードを2枚伏せてターンエンドよ!」

 

ありゃりゃ、プレイミスか

時々有るし、ドンマイ!

 

「この瞬間、ブラッド・メフィストの効果発動

魔法・罠がセットされた瞬間に300ダメージを与える

2枚セットされたから600ダメージだ」

 

伏せカードは同時にセットしたみたいに思えるけど

実は1枚ずつセットされているから300×2だな。

 

「私のターン、ドロー!

永続魔法、黒蛇病を発動しますわ!

更にデス・ウォンバットを守備表示で召喚ですわ!

更に装備魔法、ミスト・ボディをデス・ウォンバットに装備!

このカードの効果でデス・ウォンバットは戦闘では破壊されませんわ!

これでターンエンドですわ!」

 

黒蛇病の効果でお互いに200ダメージから倍になっていく

それをデス・ウォンバットで無効化するのか

しかも破壊されないようにミスト・ボディを使う

考えられてるな!

 

「この前、ももえは最初にデス・ウォンバットを破壊されたしね

だから今度は真面目に守りを固めたんでしょ

これなら瑞貴は貫通モンスターを使わない限り時間差で負けるわ」

 

前の時も使ったのか

でもさっきから効果ダメージのカードが多いな

あいつってバーンデッキの使い手なのか?

 

「俺のターン、ドロー

魔法カード、死者蘇生を発動

墓地より死者転生で捨てたファントム・オブ・カオスを特殊召喚

墓地からモンスターが蘇生されたのでカードを3枚ドロー

だがその前にチェーンして速攻魔法、地獄の暴走召喚を発動

自分の場に攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚された時にのみ発動可能

相手は自分のモンスター1体を選択し、俺は特殊召喚したモンスターが選択される

選択されたモンスターをデッキ、手札、墓地から特殊召喚するんだ

さぁ、お前らの場のモンスターを1体選択しな

そしてそいつを特殊召喚しろ、俺もファントム・オブ・カオスを2体特殊召喚する」

 

地獄の暴走召喚の効果で瑞貴は黒い渦のようなモンスターをデッキから2体

ももえもデッキからデス・ウォンバット1体を守備表示で特殊召喚した。

 

「次に生還の宝札の効果で3枚ドロー

そしてファントム・オブ・カオスの効果を発動する

墓地のモンスターを除外してそのモンスターの名前、攻撃力、効果をコピーする

俺は墓地のサンガ、ヒューガ、スーガを除外してそれぞれの名前を持たせる」

 

ちょっと待て!

それってまさかとは思うけど!

 

「そして3体のファントム・オブ・カオスを生け贄に、現れろ、ゲート・ガーディアン!」

 

2、2体目のゲート・ガーディアンだってぇ!?

どんだけ重いデッキなんだよ! 何で事故を起こさないんだ!?

 

「更にブラッド・メフィストを生け贄に捧げ

地に堕ちし竜よ、今、屍と化そうとも姿を現せ! 甦れ、デスカイザー・ドラゴン!」

 

死体となり、朽ち果てた姿のヘルカイザー・ドラゴン……

そのおぞましい姿には吐き気すら催しそうだぜ。

 

「デスカイザー・ドラゴンはアンデット族を生け贄にしなければ召喚できない

そしてデスカイザー・ドラゴンの効果発動!

あらゆる召喚に成功した時、相手の墓地からアンデット族を一体自分フィールド上に特殊召喚できる

来い、マテリアルドラゴン!」

 

「「そんな!?」」

 

瑞貴の場にマテリアルドラゴンが姿を現した

マテリアルドラゴンの効果は効果ダメージを反転させる効果

黒蛇病の効果は逆に瑞貴に対して有利に働く事になってしまう!

 

「蘇生に成功したので生還の宝札の効果で3枚ドロー

速攻魔法、魔法効果の矢を発動!

相手の場の魔法カードを全て破壊する

そしてその枚数×500ダメージだが、デス・ウォンバットの効果で無効になる

とりあえずミスト・ボディと黒蛇病を破壊する」

 

これで戦闘耐性が無くなった

ジュンコ・ももえの場にはモンスターが3体

これで耐えきれるか?

 

「バトルだ、デスカイザー・ドラゴンで海神の巫女を攻撃

マテリアルドラゴンとゲート・ガーディアン1体で守備表示のデス・ウォンバットに攻撃する」

 

瑞貴のモンスターの総攻撃で場のモンスターは0

残ってるのは伏せカードが2枚だけだ。

 

「ゲート・ガーディアンでプレイヤーに直接攻撃《ダイレクトアタック》だ」

 

「そうはさせないわ!

永続罠、忘却の海底神殿を発動!

そして更に永続罠、竜巻海流壁《トルネードウォール》を発動!

忘却の海底神殿は海として扱う、これならさっきの海神の巫女のみたいにはならないわ!

そして竜巻海流壁《トルネードウォール》の効果は海が存在している時、攻撃モンスターからの自分へのダメージを0にする!」

 

おぉ! これならダメージを受けずに耐えられるな!

しかも永続罠だから破壊しない限りずっと効果が続くぜ!

 

「予想はしてたがやっぱりか……

チッ、明日香にはお仕置きが必要だな」

 

「明日香、お前瑞貴に何かしたのか?」

 

なんか明日香に怒ってるぞ

しかもかなり。

 

「実は……瑞貴から何度かカードを買わせてもらってるのよ

忘却の海底神殿はジュンコが使えそうだからって思ってね

私以外には使わせるなって言われてたから多分その事を怒ってるんだと思うわ」

 

「でも買ったカードはもう明日香さんのカードなんだから

別にどう使ったって文句は言えないはずじゃないんスか?」

 

「そうなんだけど、一応そういう約束で買ってるから

1枚ぐらいいいかなー……って思っちゃってつい渡しちゃったの

約束を破った私が悪いんだけど、まさか瑞貴の前で使うなんて思わなかったわ

瑞貴に怒られる、そう考えたら頭が痛いわ」

 

頭を抱えて凹む明日香

怒った瑞貴ってそんなに怖いのか?

というか、面倒とかって言ってるのは何度か聞いてるけど

怒ってるのってあんまり見てない気がするな。

 

「だがそう簡単に事を運ばせるわけにはいかないな

罠カード発動、罠移し

このカードの効果により、お前の発動した罠を1枚俺の場で発動させ直す

俺が奪うのは竜巻海流壁《トルネードウォール》だ!」

 

「嘘ぉ!? そんなカード反則よ!」

 

「さて、竜巻海流壁《トルネードウォール》が俺の場に存在している

よってゲート・ガーディアンの攻撃を遮る物は無い

ゲート・ガーディアンの直接攻撃《ダイレクトアタック》は通る!」

 

「「きゃぁぁぁ!」」

 

うわっちゃぁ、あんなカード確かに反則だぜ

残りライフは4400だったから850だな、かなりやべぇな。

 

「俺は最後にカードを2枚伏せ、ターンエンドだ」

 

「うぅ、まだよ、まだ負けないわ!

私のターン、ドロー! 魔法カード、強欲な壺!

デッキからカードを2枚ドロー!

前回もだけど、いつまでも良い気になってんじゃないわよ!

弓を引くマーメイドを召喚! 更に生け贄人形(ドール)を発動!

この効果により、海竜《リバイアドラゴン》-ダイダロスを特殊召喚!

更に海として扱われる忘却の海底神殿を墓地に送り、ダイダロスの効果を発動!

このカードを除いた場のカードを全て破壊するわ!」

 

「だがマテリアルドラゴンの効果を忘れたわけじゃないんだろ?

手札を1枚捨て、その効果を無効化し、破壊」

 

「でも海は消えるわ!

これであんたが奪った竜巻海流壁《トルネードウォール》は破壊される!

私はこれでターンエンドよ!」

 

なるほど、これで戦闘ダメージを与えられるようになったな

だけど手札0じゃこの先きつくないか?

 

「私のターン、ドロー!

私も強欲な壺を発動し、デッキからカードを2枚ドローしますわ!

モンスターをセットし、カードを1枚セットしてターンエンドですわ!」

 

これでこっちも手札0

瑞貴も今は1枚だけど生還の宝札が有るからどうなるか……

 

「俺のターン、ドロー

魔法カード、生者の書-禁断の呪術-を発動

この効果で墓地からアンデット族を特殊召喚し、相手の墓地からモンスターを除外する

先ほどマテリアルドラゴンの効果で捨てた2枚目のゾンビキャリアを蘇生させ、相手のダイダロスを除外

生還の宝札で3枚ドローし、ゾンビキャリアを生け贄に……

命腐りし悪魔、地獄すら超える闇すら取り込みて、今黄泉還りし悪夢と成れ! 咆吼せよ、アンデット・スカル・デーモン!」

 

今度はアンデットになったデーモンの召喚?

でもこれはまた別のデーモンだな。

 

「アンデット・スカル・デーモンはゾンビキャリアを生け贄にしなければ召喚できない

かなり制限された召喚方法だが、その効果は強力だぞ?

このカードが存在する限り、自分のアンデット族モンスターはカードの効果では破壊されない

つまり、例えばミラーフォースを使っても破壊できないという事だ」

 

「アンデット族専用の耐性付属効果モンスター!?」「アンデット族を破壊できない!?」

 

ここまでやるか?

どう頑張っても勝てないだろ。

 

「マテリアルドラゴンで守備モンスターに攻撃!」

 

「まだですわ!

守備モンスターはマシュマロン、戦闘では破壊されません!」

 

「セット状態で攻撃された時に1000ダメージだが

俺の場にはマテリアルドラゴンが存在している

よって俺のライフは1000回復する

しかしまた面倒なモンスターを……俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

さすがの瑞貴も戦闘耐性を持ってる奴は厄介そうだな

このまま耐えればあいつらにも勝機が?

 

「私のターン、ドロー!

私は墓地の弓を引くマーメイドを除外し、水の精霊・アクエリアを守備表示特殊召喚

これでターンエンドよ」

 

「私のターン、ドロー!

魂を削る死霊を守備表示でターンエンドですわ!」

 

守備モンスターが多い

瑞貴はこれを突破できるか?

 

「俺のターン、ドロー

強欲な壺を発動し、デッキから2枚ドロー……チッ

天使の施しを発動、デッキから3枚ドローし、2枚捨てる

大嵐を発動、場の魔法・罠を全て破壊する」

 

「自分のカードも巻き込むわよ、それでもいいのかしら?」

 

「構わん、逆に邪魔だ

が、それでは終わらない、大嵐にチェーンして罠カード、メテオレインを発動

自分の場のモンスターは全て貫通効果を得る」

 

「「そんな!?」」

 

瑞貴は自らのカードも一緒に全ての魔法・罠を破壊した

ももえの伏せていたカードは攻撃の無力化

これでジュンコとももえは終わりだ。

 

「ま、メテオレインなんて無駄なカードさ

俺はフィールド上の闇属性モンスター、アンデット・スカル・デーモンを生け贄に

現れろ! 堕天使ゼラート!」

 

現れる漆黒の翼を持った大天使

瑞貴の奴、こんなカードまで使うのか!

 

「このモンスターは墓地に闇属性モンスターが4種類以上存在している時

生け贄を1体で召喚できる

俺の墓地にはゾンビキャリア、ファントム・オブ・カオス、ブラッド・メフィスト

最後にさっきの天使の施しで捨てた3枚目のゲート・ガーディアンの4種類だ

更にこのモンスターは手札の闇属性モンスターを1枚捨てる事で効果を発動

相手の場のモンスターを全て破壊する」

 

「闇属性限定とはいえ、手札1枚でモンスター全滅効果ですって!?」

 

「しかもその効果を持って攻撃力2800ってなんなんですの!?」

 

まったく同意だ!

めちゃくちゃなカードじゃねぇか!

 

「……これでもまだマシなモンスターなんだけどな

ま、こいつは効果を使用したターンのエンドフェイズ時に自壊してしまう

十分に勝てるけどね」

 

「「あ」」

 

「ゲート・ガーディアン2体、デスカイザー・ドラゴン、マテリアルドラゴン、堕天使ゼラート

全てのモンスターでプレイヤーに直接攻撃《ダイレクトアタック》!」

 

ゲート・ガーディアンの魔神衝撃波が2連続

デスカイザー・ドラゴンのはき出す爆炎

マテリアルドラゴンのはき出す光線

堕天使ゼラートの持つ剣から出す暗黒

その全てがジュンコとももえに直撃した。

 

「「きゃあああぁぁぁぁ!!!」」

 

しかしアレだな、うん。

 

「オーバーキル過ぎるだろ

与えたダメージの合計が15100とか反則だろ、絶対」

 

「多分、あの子達の突然の乱入で瑞貴が不機嫌になったんじゃない?

迷宮兄弟の為に考えてきた嫌がらせのデッキを違う相手に披露する事になったんだし

ついでにデッキ枚数も残り1枚だったからこれで遊んだら自分が負けちゃうわ」

 

「えぇ!? 残りデッキ枚数が1枚!?」

 

「ドローしすぎなんだな」

 

アンデット族って凶悪なんだな、展開力がすげぇ

でも純粋なアンデットってあんまり無かったよな?

アンデットワールド頼りか?

それってあんまり安定しない気がするが……

 

「それにしても相変わらず瑞貴のデッキ構成は怖いわね

あんなファンデッキを使って、しかも苦手な戦法で戦う

それでもコスト以外でライフが減ってないんですもの」

 

「あんな攻撃力の高いモンスターを並べられたら

誰だって攻撃を戸惑うと思うッス」

 

「それに、例え倒してもすぐに復活されそうで気が滅入るんだな」

 

「その復活ってのがアンデットの怖さだろ

戦ってみたいけど慎重に動かないとすぐに負けそうだぜ」

 

「あら、十代はあのデッキと戦ってみたいの?」

 

「そりゃそうさ、強い奴と戦う

それを楽しみにしないで決闘者《デュエリスト》を名乗れるかって!」

 

あー、楽しみだ!

そうだ! この後で時間が空いてるなら決闘《デュエル》しよう!

当然相手は瑞貴だ!

 

「盛り上がってる所を悪いけど十代

あのデッキと戦うのは止めた方がいいわよ?」

 

「なんでだよ、楽しそうじゃん」

 

俺の言葉に明日香は困った顔をする

そんなに変な事言ったっけな?

 

「残念だけどあのデッキは瑞貴のお遊び用のデッキよ

迷宮兄弟に対しての嫌がらせ以上の意味は無いわ」

 

「「「……は?」」」

 

え? あれでお遊び?

しかも嫌がらせ用? どういう意味だ?

 

「瑞貴は迷宮兄弟に自分の方がゲート・ガーディアンを上手く扱う事ができると言いたかったのよ

それを見せつける為にあのデッキを使用した、あのデッキにそれ以上の理由は無いわ

多分この後、適当に崩すかまた別の形のゲート・ガーディアンデッキにするんじゃない?」

 

「見せつける為だけにあのデッキを作ったんスか!?」

 

「退学が懸かってる決闘《デュエル》にお遊びのデッキを使うなんて信じられないんだな」

 

「俺と翔が真面目に頑張って倒したゲート・ガーディアンがお遊びかよ……

は、ははは、逆に燃えてきたぜ!!!」

 

「「十代?」」「アニキ?」

 

だってそうだろ!

あんなに強いデッキを遊びで組めるぐらい強いんだぜ!

本気になったらどれだけ強いか見当も付かない!

絶対に瑞貴と決闘《デュエル》してやるぜ!

 

で、当の瑞貴なんだが……

 

「校長、殆ど徹夜でデッキ組んだんで帰って寝ます

構いませんよね?」

 

「構いませんよ

ゆっくりと休みなさい」

 

「へーい、ほら、明日香の取り巻きその1とその2

俺に負けたのが悲しいからって座ってると蹴るぞ」

 

「ジュンコよ……」「ももえですわ……」

 

「ジュもえでいいだろ

動けないなら抱っこしてやろうか? ん?」

 

「い、いらないわよ!

1人で動ける! 余計なお世話よ!」

 

「そ、そうですわ!

それに殿方が女性の肌を無闇矢鱈に触れるのは感心しませんわよ!」

 

「はいはい、じゃあ行こうか

ちなみに、お前らが負けたから金は返さない

そもそも明日香が警告したのに無視したお前らが悪い

自業自得だろう」

 

「あんなに高いとは思わなかったのよ!

おかげで私達までここ最近何日も1食抜きよ! どうしてくれるのよ!?」

 

「お腹空いたままの午後の授業がどれだけ辛いか

貴方には分かりますか!?」

 

「俺は元々普段から2食が多いからあまり気にならん

色んな事をしてると時間が無くなって食い忘れるんだよな……」

 

「なんか腹立つ! 腹立つわ!」「決闘《デュエル》には負けるし、この怒りをどこにぶつけろって言うんですの!!」

 

……荒れてるなぁ

怖いから近づかないでさっさと帰った方がよさそうだ。

 

「はぁ、相変わらず仲が悪いわね

私はちょっと仲裁してくるわ

貴方達は先に帰りなさい、レポート30枚も有るんでしょ?」

 

うぐぅ! 忘れてた!

急いで帰らないと!

 

俺は翔と隼人を連れて急いでレッド寮に帰った

レポート? 徹夜でも終わらなかったぜ……




※旧後書き
まさかのジュンコ&ももえ!
実はとんでもなく悩みました
瑞貴と組む相手も実はかなり悩んでいました
瑞貴と組む相手は本命が明日香、対抗でジュンコかももえ、大穴で万丈目でした
万丈目はネタではなくマジで考えていましたが、無理でした
最終的に誰とも組まないとなりました、話の流れだったので仕方有りません
敵は迷宮兄弟と戦わせないと最初から決めてました
でも相手を誰にしようとなると悩みます
虫野郎! と恐竜マニアの癖に何故かドラゴンが切り札の関西弁のタッグも考えましたが却下しました
昆虫はさておき、恐竜は後々剣山が出るのでそっちにお願いしようと思いました
光と闇の仮面も考えましたが、犯罪者を連れてくるほど馬鹿じゃないだろうと却下
他のタッグが思い浮かばず、最悪十代&翔タッグと戦わせようかとまで思いました
最終的にジュンコ&ももえチームになりましたが、この件だけで3日以上悩んだぐらい悩みました。

お金って何?
8話参照。

明日香の内心が、本音が!
そこら辺は瑞貴に口止めされているので
最初は言わせようかと思いましたが、瑞貴が怒ると思って止めました。

最初から禁止カード!?
こっちにはあまり禁止カードがありません
9割以上の人がビート使いなので直接ダメージを与えるカードが禁止です
更にスタンダートビートが多すぎるので墓地アドとか知らない人が多いんです
よって別に禁止でもなんでもありません。

瑞貴の使用デッキは?
アンデット族に変えて馬頭鬼や生者の書、そして除外を使用して3魔神を揃える事です
最大の目的は勝つ事ではなく、ゲート・ガーディアン祭りをする事です
本音を言えばゲート・ガーディアンを何度破壊されても復活させたかったですね。

ももえがマテリアルドラゴン?
瑞貴との決闘《デュエル》でマテリアルドラゴンとシモッチによる副作用のコンボを覚えました
しかも採用し、着々とロックバーンからキュアバーンに変化していってたり……
今回はまだ未完成らしいのであまりできませんでした。

デスカイザー・ドラゴンとアンデット・スカル・デーモンの口上は?
考えた時間30秒ほど、自分で直感で考えました。

残りデッキ枚数が1枚!?
実際に40枚のカードを並べて実験しながら書きました
そしたら残り枚数が1枚に……

明日香は瑞貴にお仕置きされたの?
一部のカード整理をさせられました
トランク3個ほど……1週間ほど掛かったそうです。

明日香はどうやってあの場を鎮めたの?
とりあえず瑞貴を帰してジュンコ達と話しました
最終的に怒りで悲しみを忘れたは前回と同じだったり……

迷宮兄弟は!?
瑞貴のゲート・ガーディアンの使い方に落ち込んで帰りました
後に、彼らは更に強力のタッグチームになったとかならなかったとか……


以下、原作効果やアニメオリジナルカードなどの解説

生還の宝札の効果は?
言わずと知れたマリクの無限ループ!
原作効果では3枚ドローです。

ブラッド・メフィストの効果は?
最近アニメで登場したシンクロモンスター、口上はアニメの物を採用
1ターンに1度、相手の場に存在するカードの枚数×300ダメージを与える
このカードが表側表示で存在する限り、相手が魔法・罠をセットした瞬間、相手に300ダメージを与える。

罠移しの効果は?
相手が発動した罠を自分の場で発動し直す効果です。


✩感想
旧作の方では瑞貴にダメージを与えられない事が多かったんですよね。
新しい方ではそんな事は無いのですが、継続するべきだったかな?
まぁ、毎回ノーダメージというのはアレだと思ったのでダメージは受けるようにしたというのもありましたが……
それにしても、原作効果の生還の宝札の効果はマジでヤバイですね。

★反省
もう少し決闘前の話を膨らませればよかったですね。
それに、対迷宮兄弟の為のデッキなのだから、彼らとも決闘すればと……
そういえば当時、何故ブラッド・メフィストを選んだのか全くわからない……
蘇りし魔王 ハ・デス辺りを使えばよかったのに……本当に何故?


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