「胸大きいねぇ」とか言わないで――たったひと言に傷つく、女性たちの終わらぬ日常
自分の身体的な特徴を人から言及されたとき、あなたはどのような感情を抱きますか? たとえ褒め言葉のつもりで言った場合でも、当人にとっては不快なケースがあります。胸の大きい女性たちも、それを言われることに傷いているとライターの鳴海汐さんは指摘します。
世界的にも特異な日本の現状
さて、海外ではこのような風潮があるのでしょうか。
数か月前の話ですが、胸が大きい30代の台湾人と20代のチリ人の女性とそれぞれ1対1で話しているとき、「日本では胸が大きい女性に対し、面と向かって『胸が大きいね』と言うことがある。しかも男性が言ったりする」と話しました。このふたりにも似たような経験があったか尋ねたかったからです。
すると、どちらの女性もものすごく驚いていたのでした。
チリ人は「本当に!? 信じられない!」と言い、台湾人は「ウソでしょ!? 日本人、真面目に見えて、そんなこと言うなんて……」といった反応でした。もちろん、自国で胸が大きいと直接言われた経験が無いのでしょう。
たまたま話をした2国の女性が驚く様子を見て、やはり日本人の感覚は特異であり、セクシュアリティー後進国なのだと、とても恥ずかしくなったのでした。
人の身体的特徴を指摘しない
実際、背が高い女性を見て「高い!」と感じたり、背が低い男性を見て「低い!」と感じたりすること自体は自然な反応です。しかし、それを頭の中で思うのと口に出して言うのとでは、全く意味合いが異なります。
筆者の知る限り、南米の中でもチリ人はとてもポジティブで自己肯定感が高いです。
たとえば先ほど紹介した胸が大きいチリ人は、日本人の感覚からすると、かなりがっちりしていて太っていると感じられる体型で、それを本人も自覚しています。しかしこの20代の女性は自分のことが大好きといい、自分を表す形容詞に「Confident(自信がある)」を挙げていました。
また、背がとても低くて細くて子どものような体型の30代女性が、「以前は気になるところもあったけれど、今は自分の体をとても美しいと思っている」と言っていました。
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