「胸大きいねぇ」とか言わないで――たったひと言に傷つく、女性たちの終わらぬ日常
自分の身体的な特徴を人から言及されたとき、あなたはどのような感情を抱きますか? たとえ褒め言葉のつもりで言った場合でも、当人にとっては不快なケースがあります。胸の大きい女性たちも、それを言われることに傷いているとライターの鳴海汐さんは指摘します。
ある女性から、「皆様にお願い」
そんななか2021年3月下旬、胸の大きな女性たちの思いを代弁するようなツイッターの投稿が注目と共感を集め、約8000件のリツイートと2万以上の「いいね」が付きました。
その投稿や、投稿に対するリプライ(返信)では、他人から「胸が大きいね」「セクシーだね」などと言われて傷ついた経験や、自ら進んでアピールしているわけではないプライベートな身体パーツに言及されることへの嫌悪感、また「胸のことを言わないでほしい」といった訴えが次々とつづられました。
「胸が大きい」は褒め言葉ではない
女性の胸は、非常に「プライベートなパーツ」にも関わらず、服の上からその大きさが容易に見て取れる点で、大小問わず女性を悩ませてきました。
意外に感じる人もいるかもしれませんが、先述のツイートで見られた通り、「胸が大きい」を褒め言葉だとは感じない女性は多くいます。
胸が大きい女性は、思春期の頃から、胸が注目されています。胸が大きいのを少しでも隠したくて、猫背で思春期を過ごす女性は数知れず。
単なる通りすがりの男性から「胸が大きい」と言われることさえあります。恋人でもない、見ず知らずの男性のぶしつけな視線を浴びます。不快感や恥ずかしさだけでなく、男性が寄ってくるのはもしかして胸だけなのかと自分に対する無価値観や絶望感を味わう女性もいます。
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