「胸大きいねぇ」とか言わないで――たったひと言に傷つく、女性たちの終わらぬ日常
自分の身体的な特徴を人から言及されたとき、あなたはどのような感情を抱きますか? たとえ褒め言葉のつもりで言った場合でも、当人にとっては不快なケースがあります。胸の大きい女性たちも、それを言われることに傷いているとライターの鳴海汐さんは指摘します。
東京には胸の大きい人向けブランドも
近頃、外見いじりにまつわる議論がメディアでよく採り上げられています。女性の芸人に対するいわゆる“ブスいじり”など、外見をネタに笑いを取ることがタブーとされつつあります。
そんな中、タレント渡辺直美さんの体型を侮辱するような発言をした東京五輪・開閉会式の演出責任者が辞任という流れになったのも、世論の力でしょう。
日常生活においても、外見いじりはまだ珍しくなく、太っている、すごく痩せている、すごく背が高い、すごく背が低い、顔立ちが特徴的である、髪の毛が少ない、など取り沙汰されます。
そして、からかわれる側の悩みを解消するような「コンプレックス商材」と呼ばれるビジネスが広く展開されているわけです。
外見いじりはタブーになりつつある
女性の胸もそのひとつで、胸が大きいことをコンプレックスと考える女性は少なくありません。
胸を小さく見せるブラジャーがあるのはご存知でしょう。ファッションを楽しむ上でも、「胸に持ち上げられた服でウエストまで出ているように見える=太って見える」、「シャツを着るとすき間が見えてしまう」といった悩みがよく聞かれます。
東京では、そういったトラブルを解消する、良さを生かして美しく見せるといったコンセプトのファッションが充実し始めています。
たとえば、オンラインでの販売を中心に、銀座に試着専用サロンを持つ「overE(オーバーイー)」や、西武池袋の一角に出品している「HEART CLOSET(ハートクローゼット)」があります。
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