【搭乗ルポ】羽田発「国際線」 コロナ禍で乗客まばら、機内は厳戒態勢……と思いきや実態は?
新型コロナウイルスの感染拡大により、国内旅行にも慎重な人が少なくない現状、海外へと飛ぶ空の便はどうなっているのでしょうか。2020年8月に仕事で羽田空港から渡英したライターの鳴海汐さんが、機内での様子などをリポートします。
サージカルマスク使用を徹底
驚いたのは、機内では3列席の真ん中、いわゆるミドルシートの1席分だけ間をおいて、席が埋まったことでした。通路を隔てたすぐ隣にも人がいます。 筆者は、機内では乗客がとびとびに座る程度の搭乗率をイメージしていたので、こんなに多いものかと思いました。
フライトアテンダントは防護服を着ているイメージでしたが、普段の制服にサージカルマスクをするのみでした。
このマスク装着に関してトルコ人スタッフは厳しく、布のマスクをしている人には、サージカルマスクに交換するよう個別に呼びかけがありました。マスクを顎にずらして寝ている人の肩をたたいて起こし、マスクのずれを直させるほど。
これは、日本人の感覚ではなかなかできないことではないでしょうか。
カタログや機内誌がないのがいつもと違いますが、子どもの声がするせいもあって、結構和やかな雰囲気です。もっと緊張感があるものかと思っていた予想が裏切られました。
機内食は、温かいメニューは一切なく、水、ジュース、そしてビニール袋に入ったサンドイッチとマフィン。直接手に触れることなく、ビニール袋ごしに持てる仕様でした。
乗ったときとは反対に、降りるときは皆出口に急ぎ、かなり「密」になっていたのが、ある意味いつも通りでした。
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