東京で消えた駅の「伝言板」ロンドンでいまだ健在? 恋愛の告白がズラリと
東京の大きな街で待ち合わせをするとき、ひと昔前まで人々の頼みの綱となったのは駅に設置された「伝言板」でした。携帯電話が普及して今ではすっかり見掛けなくなりましたが、イギリスでは同じような機能を担ったアナログな伝言板が今も健在。ライターの鳴海汐さんが現地の様子をリポートします。
伝言板からゴールインしたカップルも
イギリス人がこのコーナーをどう扱っているかというと、朝のオフィスで読み上げる人がいて、同僚たちがそれを聞いて盛り上がるというシーンが繰り広げられているところもあると聞きました。
どの程度の人々がMETRO紙のこの恋愛伝言板を通じてデートに漕ぎつけたかは不明ですが、ゴールインしたカップルは、2020年3月の時点で3組います。
そのうちの1組は、メッセージの掲載から5か月で婚約した32歳の「長い茶色の巻き毛の赤いドレスを着た美しい女性」と33歳の「背の高いラグビープレーヤー」。きっかけを作った彼は、プロポーズでもこの紙面を活用しました。
東京に「伝言板」を復活させるとしたら?
いかがでしょうか。今どき珍しいオールドファッションな仕組みに驚くかと思いますが、なかなか素敵だと思いませんか?
いつも同じ通勤電車で見かける人ならまだしも、たまたま乗り合わせた人に恋してしまったら、その後再会するのはかなり難しいこと。
東京にもこんなシステムがあったら、少しは通勤が楽しくなるかもしれません。幻になりかけた恋が実現する可能性ができますし、部外者である一般の読者も、ときめいたり、心が温まったりするよい企画です。
東京に取り入れるには、いったいどうしたらよいのでしょうか。
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