東京で消えた駅の「伝言板」ロンドンでいまだ健在? 恋愛の告白がズラリと

東京の大きな街で待ち合わせをするとき、ひと昔前まで人々の頼みの綱となったのは駅に設置された「伝言板」でした。携帯電話が普及して今ではすっかり見掛けなくなりましたが、イギリスでは同じような機能を担ったアナログな伝言板が今も健在。ライターの鳴海汐さんが現地の様子をリポートします。

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日本人が大好きなあのSNSを使ったら……

 イギリスのMETROは皆が見るようなメジャーな媒体だから成り立っているような気はします。メッセージを送られている側の人が、たとえそのコーナーの熱心な読者でなくても目にする可能性が高いというのは、やはり紙面ならではのメリットでしょうか。

 しかしアメリカでは、地域別の不動産や求人の情報が掲載された「craigslist(クレイグスリスト)」というウェブサイトがあり、その一角にこのコーナーがあって人気とも聞きました。

 ネットだと、どこに住んでいても見られるというメリットがあります。思い当たることがなければ見に行かないというデメリットはありますが。

 いろいろ考えると、東京で一番実現がしやすそうなのは、ツイッターのハッシュタグを作って幅広く利用してもらえるよう知名度を上げることかもしれません。

イギリスで人気の日刊フリーペーパー「METRO」(画像:鳴海汐)

 なぜなら日本人はツイッターの利用頻度が世界的にも高いうえ、街で出会った名前も尋ねていないような人の善行を報告するつぶやきが投稿されて、何万件もの「いいね!」がつくなど拡散されることがよくあるからです。

 もしハッシュタグ(路線や都道府県入り)が普及すれば、軽い気持ちで使われるようになります。そして投稿内容が人の心を打つ内容であれば、リツイートされ、拡散されていきます。

 そうすると、本人がツイッターをやっていなくて気づかなくても、同僚など周囲の人が気づいて教えてくれるなんてこともあるかもしれません。

デジタル全盛の今、アナログが持つ面白み

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【画像】イギリスで健在、恋愛向けの「伝言板」を見る(3枚)

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